同じもの見ても同じように見えている訳ではないのだから
母とちょっと遠方へ出掛ける用事がありまして。
母にとっては究極の「非日常」
何を着たらいいのか。
何を準備すればいいのか。
忘れ物はないか。
当日の段取りは…。
数日前からソワソワソワソワ。
万事準備は整っているから心配無用!と言ったところで
不安は拭えぬらしく、タンスから別の洋服を出しては部屋中散らかしたり
バッグに入れたものを取り出して別のところにしまってしまったり。
その都度私はキーッ💢となってしまう訳でして。
当日もそれはそれはドタバタで。
帰宅後は母も私もグッタリ💦
どこに行って誰と会って何をするのか。
そしてその中で自分はどう振る舞うべきか。
それが分かっていれば経験がなくともイメージができる。
でもそれらが全てわからないとしたら…。
それは大いに不安だろうと想像できる。
この「想像力」こそ忘れていけないものなのだろう。
同じ場にいて、同じ物を見ていても
同じように受けとめ、同じように感じている訳ではないということ。
その意識をなくしてしまうと無意識に人を傷つけかねない。
普段生活を共にしている私でも
外出先での母の様子に「老い」を目の当たりにして愕然とする。
年に一度、元日の数時間、家にいる母としか接しない兄は
今回私以上に感じたのではないかと推測する。
80代も半ばとなるとこんなもんかな?
仕方ないよね、と思ったり。
でも先日新聞で見ましたが、
大村崑さんの奥様は現在87歳だそうですが
カンツォーネを習いに今も毎年イタリアに行かれるとか‼️
年齢で括ってはいけませんね。
好奇心を持ち、行動すること。
久しぶりの母との外出に思い巡る一日でした。
好奇心を忘れない!
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