罪名を「不同意性交罪」に変更する
あなたの頼れる御用聞き 北浦一郎です。
公教育、命の大切さ、環境、女性活躍
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3月6日(月)の中日新聞の社説です。
性犯罪の規定を見直す刑法改正案に関し、
政府は従来の方針を転換し、
「強制性交罪」「強制わいせつ罪」
としてきた罪名を
「不同意性交罪」「不同意わいせつ罪」
にそれぞれ変更する。
同意のない性交やわいせつ行為は
処罰の対象になるという
性犯罪の本質を、より明確にする
変更といえる、とする社説です。
2月27日のブログでご紹介した、
2月18日の社説では、
「『不同意性交罪』の創設は見送られた」
とされていましたが、
どの様な背景で方針が変わったのかは
明確ではありません。
被害当事者の声が届いた結果と
受け止めたいと想っています。
響けよ 届け 君の声
「17年の刑法改正後も、
娘に対する性暴力事件で実父が無罪
となった19年春の名古屋地裁岡崎支部判決など
性犯罪を巡る事件で無罪判決が相次ぎ、
性暴力被害者らが沈黙を破る契機
となった。
花を手に性暴力根絶を訴える
『フラワーデモ』が全国に広がり、
今回の刑法改正につながっている。
不同意性交罪の導入は、
被害当事者らには悲願でもあった。」
記事でものべられている通り、
現行法の問題点は「被害者が抵抗できないほどの
暴行や脅迫、抗拒不能
(抵抗や拒絶が著しく困難)な状態、
心神喪失などがあることが罪の成立要件」
として求められるため、
犯罪として成立しないことでした。この刑法改正により
基本的な考え方が変わると
想っています。
「法制審が答申した要綱にも、曲折を経て
『同意しない意思』との文言
は盛り込まれていた。
罪名も変更されれば、
同意のない性交は処罰の対象になる
ことを国民に広く伝える効果がある。
性被害当事者らでつくる一般社団法人も
『性暴力をなくす上で大きな分岐点
になる』と罪名変更を評価している。
政府は刑法改正案などを三月中旬にも提出し、
今国会成立を目指す。
国会では性犯罪を根絶するために、
被害者に寄り添い、
審議を尽くすよう求めたい。」
ご指摘の通りだと想いました。
法改正によって、悲しい思いをする
当事者がいなくなること
を信じています。同意のない性交は処罰の対象
であることをお伝えしていきます。
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