高齢者に「働き損」はあるか?
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11月26日(火)の中日新聞の第一面です。
厚生労働省は、
働いて一定の収入がある高齢者の
厚生年金を減らす
「在職老齢年金制度」の適用基準額
(賃金と年金の合計)を現在の
月50万円から62万円へ引き上げる
方向で調整に入った。
満額支給となる対象を拡大する。
「働き損」を解消して高齢者の就労を促し、
人手不足対策につなげるのが狙い。
関係者が25日、明らかにした、
とする記事です。
「在職老齢年金は、
賃金と厚生年金
(基礎年金部分除く)の合計が
基準額を上回った
分の半額を減らす仕組み。
部会では基準額を
①62万円に引き上げ
(満額受給の高齢者20万人増)
②71万円に引き上げ
(同27万人増)
③制度廃止
(同50万人増)
の3案を提示した。
厚労省は、このうち
62万円への引き上げで
満額受給の人数増加に伴う
年金財政の悪化を最小限
にしたい考えとみられる。」
厚生年金を仮に本来20万円
受給する高齢者が現行の50万円に
なるためには、月30万円の
収入が必要になります。時給1500円で働いている場合、
月に200時間働く必要があります。
1日8時間で25日間、
月の休日は5~6日。私たち一般市民の
65歳以上の高齢者を対象とした
制度ではないと
私は想いました。
「生活に余裕のある高齢者
のために在職老齢年金を
急いで見直す必要
があるのかどうか疑問だ。
政府案では、
所得の高い会社員の
厚生年金保険料が増える。
現役世代の理解や納得
を得られるまで
議論が深まっているのだろうか。」
このご意見に同じ想いです。
現役で働く
生活に余裕のある高齢者の皆さまは
年金受給を延長して、一般市民よりさらに高額になる年金を
受給するように変えられてきました。さらに、優遇する対策に見えるのは
私だけでしょうか。65歳以上で高額な収入を
得続ける方には、将来にわたって
年金を返上する仕組みがあっても
良いと想いました。
コメント ( 2 )
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私は、高収入でないので該当しませんが、高収入者優遇措置と考えてもおかしくない制度変更。また個人事業主は高収入でも、上限ないときいています。いかがでしょうか。
仲野さま
いつもコメントをありがとうございます。
ご指摘の通りです。上限があって減らされるのは「厚生年金」なので、
個人事業主は該当しません。
「起業・団体献金」でゆがめられた制度かもしれません。