習い事の先にあるものは?
習い事の先にあるものは?
こんにちは!
人生100年時代に新しい健康維持法をお伝えする、都平えりです。
今日は、子どもたちの体操のコーチという目線でブログを書きたいと思います。
世の保護者さまに問いたい…
なぜその体操教室に?
体操教室で、子どもたちに習得してほしいことってどんなことですか?
逆上がり?
逆立ち?
仲間とのかかわりあい?
運動センスを磨くため…?
様々なキッカケがあると思います。
もちろんその体操教室それぞれに推している効果もあるでしょう。
私が10数年、子どもたちの運動教室でコーチをしてきてたどり着いた答えはここでした。
私にとっての習い事は、自身のアイスバーグを育てること
それ以上でも、それ以下でもないのです。
人間としての基盤を運動を通して作っていく。
仲間と協力することもしかり、ちょっと合わない子とどう折り合いをつけていくかもしかり。
何かを達成するために考える力をつけることや、自分への自己肯定感を育てることもしかり。
そのすべては自分自信のアイスバーグを育てること以外にない。
アイスバーグとは、そのひとの根底の部分。
見えている表面の部分ではなく、逆上がりがたんにできるということでもなく
その根底の部分の成長こそ習い事で得られるものだと私は感じます。
ダンサーの品格
私はたまたま体操教室、運動教室のコーチでしたので体育を基準に述べてきました。
もちろん、ある程度、その道の技術を身につけるのも大切でしょう。
前転、でんぐり返しは受け身の基本にもなる。
子どもたちの身を守るうえで必要な能力だと思います。
きっと足が速くなるクッキーと、足が遅くなるクッキーがあればほとんどの子どもたちが足が速くなるクッキーを選ぶでしょう。
ただ、私は結果と合わせ、そこに到達するまでの過程もとても大切だと感じています。
ここでひとつ私の実体験から考えてみてほしいことがあります。
先日、とあるダンスの発表会にいきました。
それぞれのチームに、それぞれの良さがあり総合的にはとてもよかったのですが…
気になったのは、ダンサーの品格です。
あるチームに、観客の目を奪う素晴らしい表現力の男の子がふたりいました。
のびのび踊るだけじゃなく、まわりとコミュニケーションをとり、まわりとの調和を感じながら踊っている姿はとても素敵でした。
私だけではなく、一緒に観に行った方も数名いましたがあの子たちいいね!とどちらともなく話題にでるほど印象強かったんです。
すぐに気づきましたが、その子たちは、観客が入場してきたタイミングで受付の手伝いをしたり、元気よくTシャツ販売をしていた子でした。
ちなみに…正直いうと、見ていて飽きてしまったチームもありました。
ただ踊っているだけ、、、楽しいのは自分たちだけ、、、(それも大事ですけど)
表現したい世界観もイマイチ伝わってこず。
うーん、なんとも薄っぺらく見えてしまったんですよね。。。
その子たちは、観客が入場しているにも関わらずロビーのソファーで寝っ転がってスマホをいじっていた子たちでした。
ソファは座る場所だぞー、楽屋もあるでしょーに…なぜそこで演者がたむろする?
と、小姑みたいな、😂
なんとも言えない気持ちになったのを鮮明に覚えています。
でも!!!
どちらもダンスは、とても上手でした。
さあ、ここまで読んで…どう思いますか?
今回、たまたまダンスで記事を書きましたが体操も同じです。
逆立ちできる、前転できる、逆上がりできる…
その方法だけを伝える指導者の体操教室…
私は少し?がでます。
習い事の先にあるものは?
最初に述べた通り、その道の技術「だけ」に特化していくことも悪いことではありません。
これからは得に多様化の時代。
働き方も、稼ぎ方も、生き方も、今までの歴史からは考えられないほど幅が広がっていくでしょう。
その多様化の時代で。
多様性を身に付けるためには?
人間としての根底を育てる第三の場
それが習い事
まずは習い事を選定する保護者さまが、習い事をこどもたちにとってどんな位置づけにするのか。
その根底が大切なのだと思います。
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