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緩和ケア病棟から見える景色

こんばんは。

広島でフィットネスインストラクター&臨床心理士として活動しているたくわん系インストラクター岸本さおりです。

今日もブログを読んで下さり、ありがとうございます!

どーーーーん!

↑いい具合に崩壊した顔面がお気にいり中( ^∀^)

ほいっ。

そんな顔面崩壊写真ばかりだとアレなんで盛れた写真も張り付けさせてくださいね(笑)

はい、お前誰だよ、ですね。

わかってますよ、わかってます。

実物がこれの何倍も敷地面積が広いどこまでも続くよカントリーロード顔面で、歌舞伎役者にしたら素晴らしいであろう余白の多いビッグフェイスだってことは!

誰よりもわかってます。わたくし、顔がうりのアイドル系インストラクターの対極にいますもん(笑)

ええ、はい、ゴキブリもオオクワガタに変身できちゃうのがアプリ。

文明の利器に感謝です。いぇい。

はい、そんなことはどうでもよくて。

そうです。

そうなんです!

写真の通り、令和から岸本、

STEPレギュラースタートします。

キャー( ☆∀☆)

チャレンジー!!!

しかも50分クラスだよっ!

(*ノ゚Д゚)八(*゚Д゚*)八(゚Д゚*)ノィェーィ!

チャレンジ!!

というのも、私は一度競技エアロで膝を故障していますし、

STEP台から盛大に落ちて足の骨が外れ3ヶ月以上ギブス生活という失態を犯しています。

STEP台が怖くて怖くて、

「私が2度とSTEP台にのぼることはありますまい」

と心に刻み付けていました。

うん。有酸素ならエアロでいいし、最近のSTEPがダンス要素多かったり、フロア沢山使うならなおさら私はエアロでいいや、って思っていました。

(↑間違った認識)

と、ころが、ですね。

とある先生のレッスンに出させて貰ったり、友達(イントラ)と話してるうちにSTEPレッスンにはSTEPレッスンにしかない良さ、エアロビクスレッスンにはエアロビクスレッスンにしかない良さがあるんだってことに気付きまして。

そこから、STEP修行にいそしむようになりました。

代行でSTEPレッスンをさせて貰えばもらうほど、私も、STEPのクラスの楽しさを伝えたいなと思うようになり。

ご縁があって5月からSTEP50と連続してマットクラスを担当させて頂くことになりました。

m(_ _)m

新しく入らせて頂く施設さん。

まだ見ぬ人との出会い。

期待と不安が入り交じってはいますが、

STEPからの怪我の経験から、

「とにもかくにも安全第一」

でレッスンさせて頂こうと思っています。

難度は低めです。

でも、素晴らしいレッスンをされる先生のクラスって、難度が高いから素晴らしいんじゃなくて、

その空間にいるだけでワクワクしたり、マインドフルになれたり、

自然と体が健康に導かれるようなクラスだと思うので、

私も、少しでもそんなクラスづくりができるように努力したいと思っています。

********

↑はい、ここまでが前置き(笑)

なげぇよって話ですみません。

実は、私は今、実家、鳥取に帰ってきています。

私の父は癌の末期で闘病中にありました。

少し前から、病状が悪化し、緩和ケア病棟に入院となりました。実質、治療は終了。あとは、やがてくるその時までできるだけ痛みを取り除く、という状態です。

ここ最近はいつ、最後のお別れがくるかもしれない、という気持ちからできるだけ毎日電話やメールをしていました。

けれど、声をだすのも辛い父に電話をしてもいいものか、どうなのか…。

薬で眠っている時に起こしたらいけないよな、などと悩みの多い今日この頃でした。

仕事の調整もして、「もしかすると明日、葬式などの連絡が入り急な代行をたてないといけない時がくるかもしれない」と覚悟をしていました。

この前実家に帰ったのが最後で、父にはもう会えないかもしれない。

そう、思っていました。

私は今のところ「休日」がないので、

実家に移動して戻ってくるのも不可能です。

ところが、幸せなことに、この大型連休があり、また、「最後の一時はちゃんと父の側にいてあげなさい」と言ってくださる先輩のインストラクターの先生に力をかりることができ、お休みを頂き実家に帰ることができました。

本当に、本当に、代行を引き受けて下さった先生には感謝の気持ちでいっぱいです。この状態をサポートしてくださる会社にも、深く感謝しています。

そんなこんなで、

色々な方のご協力のもと、実家に帰ってきました。

戻ってきて、今、 ずっと父の側にいることができています。

本日も父の病棟にこもりっきりの一日でした。
といっても、父はほぼ横になって寝て過ごしています。

実家にかえるまでは、少しは話せるかな?とか少しは笑顔が見れるかなと思っていたのですが、やっぱりそれも難しくて。

返事もするのが苦痛みたいで、横になって静かに過ごしています。

ご飯も、腫れている肝臓が圧迫してくるので、一口食べれば吐いてしまう状態。

点滴でなんとか生命を維持しています。

当たり前のことが、当たり前にできなくなっている父。

見ているだけで、苦しそうで、痛そうで、辛そうで、

なんというか、「側にいるのに何もしてあげられない」という状態はなかなか厳しいものがあります。

毎日毎日、苦しそうですが、でも、母も私ももう少し生きていてほしいと願ってしまいます。

横になって目をつむっている父のまわりでくだらない話をする私と母。

もしかしたら、これが父に会える最後で、父に語りかけることができる最後かもしれない、と思ったら「もっとちゃんとした話をしないと」と想うんですけど、

言葉がでてこなくて、

「そういや、ちびまるこの声優って変わったのかなぁ?」とか、

「この前イノシシみたんよ」とか、

「このランチ680円なんだけど安くない?」とか、

「ゴディバのデザート買っちゃった。」

とか、そんな、ことばかり。

病室で話しているのはびっくりするぐらいウッスイ内容の会話で(笑)

なんか、ちゃんとしたこと話さなきゃと思うと頭がフリーズしちゃうんですよね。

願うのは、父ができるだけ苦しまずに生きられること。

そして、もう少しでいいから生きていてくれること。

今の状態が、どうか、どうか、できるだけ長く続きますように。

今の願いはそれだけです。

うん。

でも、本当に、父の病気発覚で私の人生も大きく変わりました。

明日私にも、何が起こるかわからないし、いつ死ぬかもしれないと思ったら、やっぱり諦めきれなかったリトモスのOTにチャレンジしました。

(学生の頃(リトモスがリトミクスだった頃)、ダンスもエアロも大好きだったのでOTさんに相談したことがあったのですが、研修でいきなり曲にあわせて創作ダンスをするという話にびびってしまいました。)

リトモスをとりたいと思っても

「批判されるかな」

「お前なんかがリトモスレッスンするな、とか言われるかな」

新人OTさんへのバッシングを色々きいてきていたので、びびってみたり、

他の先生に比べられることに対してとってもないのに胃を痛めてました。

でも、父のことが後押しして、

やらずに後悔するより、やって後悔と思って申し込みました。

そして、リトモスOTになり、

色々レギュラーももつようになり、

一年がたちました。

とる前に予想もしていなかったバッシングを受けたり、裏切られたり、色々びっくりするようなこともありましたが、

後悔はしていません。

私も、明日、もしかしたら死んでしまうかもしれない。

「今日が最後の日かもしれない」

その気持ちがあるので、強くなれた気がします。

これからもそう思いながら精一杯生きたいと思っています。

そう、いつか死ぬんだと思ったら、

それは、明日かもしれないと思ったら、

下らない僻みとか、下らないあげ足取りとか、
妬みから発生する他人のマイナスの感情や批判なんてとるにたらないことって思えました。

だって、所詮他人だもの。

私の人生に関係ない人。

悪意をもって批判してくる人なんかに、自分の貴重な時間や労力をさく必要なんてなし。

自分が何をしたいか。

今、寿命がつきて、後悔しないか。

限りある命をどう生きたいか。

それだけ。

大事なものは何?

やりたいことは何?
大切にしたい人は誰?

会いたい人は誰?

自分を勇気づけてくれる人や、
自分の心がうきうきする空間や、

自分を必要としてくれる人に

時間をさいたり近づこうって思えました。

父との時間。

自分の仕事。

自分が憧れているもの。

自分がやり遂げたいこと。

やって良かった。

続けて良かった。

そう思えることや人との関係性を大事にして、

新しくくる「令和」も生き抜きます。

これを読んでくれている人も。

人前に立てば何か批判されたり、非難されたり。

何か頑張ればいわれのない悪口を言われることもあるかもしれないけれど。

そうやって悪口を言われるっていうのは、その人が誰かに+の影響を与えてるって証拠。

誰かに+の影響を与えたり、自分にないものを持っていたり、

羨ましくて仕方ない人がゴチャゴチャ批判をしてくることはあるかもしれませんが。

でも、そんな人の刃物のような声よりも、

自分のことを好きだといってくれる人の声を大事にしましょ。

だって、全ての人が貴重で大切で、かけがえない「たったひとつのその人の人生」を生きてるんだもの。

外野の戯言なんて捨ててよし。

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もうすぐ新しい時代の幕あけ。

限りある命を大切にしながら、令和は「チャレンジ」をテーマにお仕事頑張ります。