数日前に体験した、不思議な現象です
その日はダンナが早出で、まだ私が寝ている時間に出て行きました
たぶん、その物音で眠りが浅くなっていたのだと思います
ウトウトとしていた時、突然左腕を誰かにつかまれたような感覚を覚え、ハッと目が覚めました
すると再び左の前腕部に人の指が触れるような感覚が
ひぃ〜💦
と思った瞬間、それが自分の右手の仕業であることに気づきました
両手をバンザイしたような変な姿勢で寝ていた私の右腕は、おそらく前腕部を支配する神経が圧迫され、一時的に感覚が麻痺してしまっていたのです
その、全く触覚を感じなくなっていた右腕に、何かの拍子に左の腕が触れたため、まるで他人の手に触られたような異様な感覚を覚えたのでした(笑)
ここで、しびれの生理学的な小話を(笑)
人の神経には大きく分けると4種類あり、筋収縮を起こす運動神経、筋肉や皮膚の様々な感覚を伝える感覚神経、血管や汗腺などの働きを調節する遠心性自律神経、そして内臓などから様々な感覚を伝える求心性自律神経です
これらの異なる役割を持つ神経が1つの束になっているのが神経束と言われ、坐骨神経などは異なる役割を持つたくさんの神経が束になっている、神経束と言われるものです
正座などで体の一部が長時間にわたって圧迫されると、その部位を通る神経束も圧迫され、麻痺が生じます
その際に、圧迫の影響を受けやすいのが、運動神経や触覚を伝える感覚神経で、最も影響を受けにくいのが痛覚だと言われています
だから、痺れるとうまく動かせないし触られても感覚が麻痺しているのに、ピリピリとした嫌な感覚だけは感じるのです
そういえば、昨年夏、右肘関節を脱臼、靱帯断裂した時も、受傷直後は右前腕の感覚が全くなくなっていたのに、痛みだけはしっかり感じていましたね
あの時は、しびれとは異なりますが、肘関節に受けた強い衝撃で、一時的に感覚神経麻痺が生じていたのだと思います
あれからもうすぐ10か月になります
今も通院リハビリは続いていて、完治までには想定外に時間がかかっていますが、頑張ります💪