フィットネスインストラクターの穂積典子です
久しぶりの投稿は、手術の報告です
と言っても、日帰りの外来での手術です
半年ほど前に白内障と診断され、進行を抑えるための点眼薬を処方されて様子を見ていました
診断後に作った眼鏡も、かけるのは運転の時だけで、それほど日常生活に不便は感じず、来年の運転免許証の更新までに手術すればいいと思っていました
ところが、先月あたりから日没が早くなると、どうしても日没前後に運転せざるを得なくなり、西日に向かって走っているときや、対向車のライトが非常にまぶしく、運転しづらさを感じるようになりました
レッスン中も、広いスタジオでレッスンしていると、端の方の会員さんがどなたかは認識できても、表情までは分からなくなってしまいました
これはなるべく早く手術した方がいいと考え、かかりつけの眼科で相談して、手術を決めました
手術はたんぱく質の変性によって濁ってしまった水晶体を取り除き、そこに人工のレンズを挿入するというもの
その人工のレンズにはピントを調節する機能がないので、患者のライフスタイルに合わせた視力になるよう調整したものを挿入します
私の場合は運転時に道路標識や地名の文字などが読みやすくなることを重視し、やや遠距離に焦点を合わせたレンズにすることに
すでに40代後半で老眼となり、近くの文字などは老眼鏡をかけるのが当たり前になっていたというのもあります
さてその手術当日は、2時間前から30分おきに3種類の点眼薬を点すという準備があり、しかもそれぞれの薬の投薬は最低5分は空けなければならないというもので、タイマーとにらめっこでした

予約の時間に眼科に行くと、私の他にも5.6人の方が手術を受けるようでした
待合室で看護師さんが次々と検温、血圧測定、麻酔用の点眼薬の投与と、手際よく行って様子は、なんだか想像していた手術とは違う感じ
でもこれだけたくさんの患者の手術をこなしているのなら、経験豊富で腕も確かなんだろうと、ちょっと安心もしました
そしていよいよ私の番
手術室の全室で看護師さんから受けた説明では、瞳を開いたままの手術で多くの方が不安を覚える、目の前にメスが接近して見えるようなことはなく、痛みもあるとすれば下瞼に麻酔の注射をするときくらいとのこと
それを聞いてちょっと安心しました
それでも一応手術ですから、腕には血圧計、胸には心電図の電極、人差し指には動脈血酸素飽和度のセンサーをつけて全身状態をちゃんとモニターしながらでした
手術中私の目に見えていたものは、青く光る丸いライトの光だけで、先生曰くミッキーマウス
そのミッキーの顔の部分をずっと見ているよう言われました
途中水のようなものが流れてきてミッキーが見えなくなった時はちょっと焦りましたが、とにかく目線を動かさないことだけに全神経を集中させました
その青いライトの光がにじんだり、揺らめいたりする様子は、まるで青い万華鏡を覗いている感じ
しかも手術室にはマライアキャリーの『All I Want for Christmas Is You』や山下達郎の『クリスマスイブ』が流れていて。なんだかイルミネーションを見ている気分でした
手術が終わった後、おもわず看護師さんに
とてもきれいなものを見させていただきました
と言ってしまいました(笑)

今日一日は左目はすっぽりと眼帯で覆われ、明日の朝の診察で経過がよければ、今度はこの保護メガネに

数日は目をこすったり、目に水が入るようなことは避けなければならず、運動もNGです
一週間ほどはレッスンをお休みさせていただきます
代行を引き受けてくださったインストラクターの皆さんには感謝です