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これもプロの仕事

フィットネスインストラクターの穂積典子です

 

急に気温が下がり、一気に秋が深まりましたね
こういう時は、室内温度と外気温の差や湿度の影響で、スタジオの床が滑りやすくなるものです
そうでなくても、私のようにエアロビクスやステップなどの有酸素運動中心のレッスンでは、季節を問わず汗をかくので、レッスン後のスタジオのフロアのモップかけは欠かせません
これはインストラクターとしてデビューした29年前から、インストラクターである自分がやるのが当然だと思って、レッスン後は次のレッスンで危険や不快な思いをしないよう、フロアの汗を残さず拭き取るようにしてきました

でも、たまにスタッフの方がやってきて、モップかけをしてくれることがあります
そうすると、その間に使ったステップ台やCDを片づけたりできるので、とても助かるのですが、彼(彼女)らの多くはモップの柄を持ってスタジオを駆け抜けること数往復

そうすると、たいてい床にはモップで引き伸ばされただけの水滴が・・・

手伝ってくれたのにこんなことを書くの、申し訳ないんですが、モップをかけるなら、モップの毛足を床に押し付けて水分をしっかり吸収しながら拭いてください
ひと拭きするたびに水滴が残っていないか目で見て確認してください

力も入れずに、床には目もくれずに、ただモップを滑らせても、床に垂れた汗は拭きとれません

ジムでの指導や接客、事務作業などで忙しい合間を縫っての作業なので、手短に済ませたいのはわかります
でも、この作業ひとつにレッスンに参加するお客様の安全がかかっているのです
手を抜いていいことではありません

だから、私たちに任せてください
自分のレッスンで垂らした汗、自分でちゃんと始末します
スタジオの安全管理も、インストラクターの業務の一つだと、私は考えているので


椅子つながりで・・・

フィットネスインストラクターの穂積典子です

 

昨年末、ポストにこれが投かんされていました

”いすに座っておどるバリアフリーダンス”という言葉に興味を覚えました

私自身も、5年前から介護予防の運動指導に関わる機会が増え、椅子に座ったまま行うエクササイズプログラムを数多く考案してきました

開催場所は自宅から歩いて10分もかからないところなので、体験しに行ってきました

参加していたのはほとんどが地元の方々のようで、パッと見は私も含めて中高年の男女半々くらい、車椅子に乗った娘さんとそのお母さんも参加していました

そして、スタジオにはクラリネット奏者の方がスタンバイしていて、今からエクササイズをするという雰囲気は全く感じられませんでした

そして、ダンスと言うとつい私たちは、インストラクターの動きを見本にして動くと思いがちですが、今日のダンスはその大半が目を閉じたまま行われたのです

クラリネットが奏でる柔らかな音色と、ナビゲーターの市川まやさん、長澤あゆみさんの語る言葉だけを頼りに自由に体を動かすのは、『見て真似る』これまでのダンスの常識を覆すものですが、目を閉じているからどう見えるかなんて気にせずに、思いのままに体を動かすのが心地よく、あっというまの一時間でした

どこに効くとか、どの機能が改善するとか、職業柄いつもそういうことばかりが頭をよぎってしまいますが、今日ばかりはエクササイズ理論とは切り離して、身体を動かすことを楽しみました

次回もまた参加したいと思います

いまここダンスの詳細は、こちらからも

https://www.facebook.com/profile.php?id=100093834923156&mibextid=LQQJ4d&rdid=XqltkdHmDUmUqqrD&share_url=https%3A%2F%2Fwww.facebook.com%2Fshare%2F14jrASdYLdv%2F%3Fmibextid%3DLQQJ4d#

 

 


ライブ感

フィットネスインストラクターの穂積典子です

 

今朝、朝一番の中級エアロのレッスン前、スタジオの入り口で参加される方々をお迎えしていると、いつも参加してくださる常連さんのおひとりが、話しかけてきました

最近、このクラスに出ていると、ライブ会場にいるような気分になるんです

 

これまで,レッスンに参加した方からいただいたお褒めの言葉は色々あります

楽しかった

わかりやすかった

汗かけた

 

でも、今日の一言が一番嬉しかったかも

教え方が上手いとか、コンビネーションが面白いとか、運動効果が高いとか、

これらはインストラクターとしてとても大事なスキルであり、そのための努力と工夫は欠かせません

ただ、これらのスキルはやがて人間ではなくAI(人工知能)でも可能になるでしょう

でも、人が同じ空間を共有しながら一緒に動いて汗をかくという、アナログな世界でしか得られないライブ感は、生身の人間にしか作り出せないものです

それが,私のレッスンで感じ取ることができたというのが,どんなお褒めの言葉よりも嬉しかったのです

 

 

 

 

 


ワールド・ウェルネス・ウィークエンド

フィットネスインストラクターの穂積典子です

 

今週末からシルバーウィークが始まりますね

すっかりお馴染みになったシルバーウィークですが,今週末は実は世界レベルの特別な週末なのです

ワールド・ウェルネス・ウィークエンド

https://world-wellness-weekend.org/ja/

まだ日本ではそれほど知名度がないようで,実は私も最近知りました

2017年からスタートした、世界中の人々が健康な生活をし送ることを目的に、様々な活動を行うという大規模イベントで、趣旨に賛同した運動施設や指導者、活動団体が、無料で健康増進プログラムを提供するというものです

今年は140カ国、4500の施設等が参加し,9/16〜18の3日間でさまざまなエクササイズプログラムやセミナーが開催されます

その施設一つに、私が普段レッスンを担当しているVERDI VIALE四街道があり、私もそこでワールド・ウェルネス・ウィークエンドのプログラムを担当させていただきます

9月16日(金)14:55〜15:40

ロコモ予防トレーニング

その名の通り、ロコモティブシンドロームの予防を目的としたエクササイズで、脚筋力強化やバランストレーニング、体幹トレーニングなどを、自体重を負荷にして行います

普段は会員専用の施設ですが,このレッスンは会員以外の方もどなたでも参加いただけます

クラブの詳細はこちら↓

https://verdiviale.com/

フィットネスに馴染みのない方はもちろん,コロナでフィットネスから離れてしまった方にも、もう一度運動の楽しさを思い出していただけたらと思います

ご参加お待ちしております!


夏ソングでフィットネス

フィットネスインストラクターの穂積典子です

 

8月に入り、猛暑がパワーアップしてますね

そんな暑い夏だからこそ似合う音楽というのもあります

今年で5年目となる、毎週水曜につくば市の健康増進センターACTで担当しているフィットネスダンスのクラスでも、毎年8月はみなさんが知っている(はず?)の夏ソングでレッスンをしています

フィットネスダンスとは、私も所属している日本フィットネス協会の顧問であり、東京大学名誉教授 の宮下充正が提唱した、日本の楽曲に健康体力づくりを目的として振り付けをしたダンスエクササイズです

これまでの8月の選曲を振り返ってみると

2018年 真夏の夜の夢 / 松任谷由実(1993)

2019年 君たちキウイパパイヤマンゴーだね / 中原めいこ(1984)

2020年 シーズン・イン・ザ・サン / TUBE(1986)

2021年 さよならのオーシャン / 杉山清貴(1986)

なんか昭和に偏ってますね(笑)

唯一平成に入ってからの曲、「真夏の夜の夢」も、リリースされたのは平成初期の1993年です

まあ、私の年齢からして、10〜20代の頃に流行った曲というのが,馴染み深いというのも理由の一つですが,このクラスではなるべく曲の新旧に偏りが生じないよう、昭和から令和までの各年代、バランスよく選曲するように努めています

たとえば、今年の選曲は

1月 I believe / 華原朋美 1996年

2月 ガッツだぜ / ウルフルズ 1996年

3月 千本桜 / 小林幸子 2015年

4月 浪漫飛行 / 米米CLUB 1990年

5月 Hot Stuff / JUJU 2014年

6月 More Than Word / MAN WITH A MISSION 2022年

7月 君に胸キュン / YMO 1983年

と,昭和から令和まで幅広い年代の曲を使用してきました

その中でやはり昭和ソングを選んだのは先月、なんと39年前の夏にヒットした通称YMO、イエローマジックオーケストラの解散直前の曲のです

なぜか、踊れる夏ソングというと、昭和から平成初期の曲しか頭に思い浮かばず・・・

選曲には一応条件があります

まずは8カウントのリズムの曲であること

これはエアロビクスで用いる音源と同じであることが絶対条件になります

そして、エアロビクスとして踊りやすいのテンポであることです

125~145bpmくらいのテンポの曲だと、±5%程度のスピードコントロールで、ローインパクトのエアロビクスに最適な130台のbpmになります

それから、いわゆるAメロ、Bメロ、サビの楽曲構成がはっきりしていること

各フレーズにそれぞれ振り付けをしていくので、メロディーの違いが明確なフレーズで構成されていると、それぞれのフレーズにその雰囲気に合った振り付けができます

そして、曲の雰囲気や歌詞の内容が前向きで明るいもの、元気になれるもの、エネルギーに満ちているものなどです

これらの条件を満たす夏ソングというと、自然にこういう選曲になりました

そして、今月もこの曲で

https://www.youtube.com/watch?v=x-_yZKI7EhE

プリンセスプリンセスの『世界で一番熱い夏』

昭和62年リリースの、元祖日本のガールロックバンドの大ヒット曲です!