「先生、10分て、何エイト?」
そう質問されたら、インストラクターの方なら、質問の意味はわかりますね
でも、とっさに答が出てきません
もちろん、この質問だけでは、正確な答えは導き出せません
bpmがわかりませんからね
でも、そもそも、考えたことすらなかったかも
この質問は、今日の國學院大学健康スポーツ学科の運動指導法実習という授業で、一人の学生から受けたものです
この授業は、エアロビクスの指導法を学ぶもので、今日のテーマはウォーミオングアップ
グループ課題として、学生たちに、エアロビクスのウォーミングアップに必要な要素を盛り込んだ、約10分のウォーミングアップを考えてもらいました
その時に、音楽は130bpmに設定してあることを伝えました
この授業を履修している学生たちは、すでにエアロビクスの基礎実習と言う授業を履修しており、カウントのついての知識はあり、そこから、このような質問が生まれたようです
ちなみに、彼らと一緒に計算してみたら、約162エイトでした
レッスンは時間配分が大切なのは、周知のこと
そして、エアロビクスの展開に、音楽を構成する8カウントのフレーズの管理は、とても重要なこと
時間とカウント
どちらもものすごく重要なことなのに、自分の中でその二つが全くリンクしていなかったことを思い知りました
レッスンの全体構成を考えるときは、ウォーミングアップに何分、メインパートに何分・・・というように、時間配分に気を配ります
一方、レッスン中は、常にカウントに気を配り、4×8=32カウントに気持ち良く動きがまとまるように展開するよう心がけています
でも、その二つを同時に意識することって無かったかもしれません
学生の何気ない質問から気付かされました