カリスマ医師にモノ申してもいいですか?

昨日、たまたまテレビをつけたら、こんな特集をやっていました

http://repage365.com/archives/2398

そこでは、芸能人の日常に密着して、一日の中でのストレスの度合いをチェックするというのをやっていました

その際のストレスの指標として用いていたのが、指尖脈波

http://winfrontier.com/lifescorequick.html

簡単に言うと、脈拍の揺らぎから、交感神経と副交感神経のバランスをとらえるという方法です

私たちの体の機能のうち、自分の意志で行う運動機能以外は、すべて自律神経によってコントロールされています

ある器官に対して、交感神経と副交感神経は正反対の作用をします

例えば、交感神経が活発になると心拍数は上がりますが、副交感神経は心拍数を低下させます

両者のバランスによって、内臓の機能が促進されたり抑制されるのです

話を例の番組に戻すと、そこでは、両者の働きが1:1でバランスを保っている状態が理想で、このバランスが崩れて交感神経が優位になる=ストレス状態にある、としていました

そして、日常生活で当たり前のように行っていること、体験することの多くが交感神経の興奮をもたらし、ストレスになっているというのです

番組で例に挙げていたのは、服を選ぶこと、初対面の人に会うこと、車を運転することなどなど・・・

それを聞いて、うーん、と思ってしまいました

私たちの専門である運動なんて、思い切り交感神経を興奮させて心拍数を上げ、呼吸数を増やしていて、ものすごいストレスになってしまうではないですか

そもそも、交感神経も副交感神経も、それぞれ動物に必要な働きであり、どっちがいい悪いというものではありません

交感神経は、身体活動が活発になるときや精神的に集中、興奮するときに活発化します

一方、副交感神経は、休息時や精神的にリラックスしているときに活発化します

運動したり、高度な精神活動を行っているときは、交感神経が優位になるべきなのです

それをすべて『ストレス』と言ってしまうのはいかがなものかと思いました

大切なのは、その時の身体や精神の活動状態に見合った自律神経バランスを保つことではないでしょうか

授業や会議に集中しなければいけない時、車を運転しているときなどに、副交感神経ばかりが優位になったら、絶対居眠りします

こういう状況下では、交感神経がちゃんと働いてくれないとまずいのです

運動時も同様です

交感神経が心拍数や呼吸数を増やし、筋肉内の血管を拡張させるから、たくさんの酸素が筋肉に送られエネルギーを燃やすことができるのです

それを避けていたら、ストレスは軽減できても、世の中メタボとロコモだらけになります(笑)

権威ある医師の方が公共電波に乗せて発言するのですから、もう少し慎重にものを言ってほしいですね