自動車業界では、燃費競争の激化の末の偽装問題が、連日新聞やTVで報道されていますね
エコカー減税や補助金制度が導入されるようになってから、自動車開発の一番の課題は燃費性能の向上と言ってもいいでしょう
それがエスカレートしすぎた結果が、今回の偽装問題だと思います
燃費という数値を追い求めるあまり、やってはいけないことをしてしまった大手自動車メーカー
なぜか私はこれが他人事に思えません
休日の楽しみは洗車、愛読誌はベストカーというくらい、車好きな私ならではの関心事であることは確かですが、それ以上に、私たちの仕事も数値という魔物に振り回されかねないからなのです
集客数という魔物
私の主たる仕事の場であるフィットネスクラブでは、どれだけレッスンに集客できるかということが、施設側から期待されています
また、レッスンに対する顧客満足度を図る客観的指標となり得るのは、集客数しかないと言ってもいいでしょう
そのため、私たちインストラクターは、集客を増やすための努力が欠かせません
そのレッスンに見合った内容を、わかりやすく伝えることで、安全で効果的なエクササイズを体感していただくだけでなく、インストラクター自身のファッションセンスや音楽での演出、参加者とのコミュニケーション、アフターフォローなど、さまざまな努力と工夫を駆使して集客に努めています
もし、レッスンのガイドラインやレベルを逸脱してでも、集客数を稼ごうとしたら、それは自動車メーカーによる燃費不正問題と同じです
ということを、改めて肝に銘じ、明日からのレッスンも頑張ります!