別れは突然に

フィットネスインストラクターの穂積典子です

 

次の車、マーチの納車まであと少し、それまで元気に走ってくれると思っていた愛車ウイングロード

 

 

一昨日日曜は、午前中は千葉県四街道、夕方は茨城県龍ヶ崎でレッスンと、一週間の中で最も移動距離の長い日です

 

龍ヶ崎でのレッスンを二本終えて駐車場に戻り、きっとここにこの車で来るのも最後だからと、誰もいない駐車場で写真を撮りまくり、さあ帰ろうとエンジンをかけようとすると、キュンともスンともいいません

数回トライしても反応なし

バッテリー上がりとは違うと確信し、閉店間際のいつもお世話になっている日産の販売店に電話して状況を伝えると、場所も場所だし、ロードサービスの救援要請を勧められました

閉店間際にもかかわらず、そして50㎞近く離れた場所からの搬送であるにもかかわらず、搬送先をその販売店にしてよいとのこと

すぐにJAFのアプリから救援要請を送信

連絡を待っている間にダメもとで再始動を試みたら、なんとエンジンがかかりました

救援要請をすぐにキャンセルし、販売店にもこのままとりあえずは帰れそうと伝え、明日朝見てもらうことにして、龍ヶ崎を出発しました

途中でエンジン切ったら絶対ダメと思い、いつもならコンビニに寄ったり、夕食をテイクアウトしたりと、たいてい寄り道しながら帰るのですが、今日はどこへもよらずに家に直帰

何とか無事帰宅できました

翌朝、もしかしたら、このまま入庫してさよならかもしれないと思い、積んであった仕事の荷物を下し、シートカバー、ドリンクホルダーなどをすべて外しまっさらの状態にしました

あとはエンジンさえかかればと、祈る思いでスターターのつまみを回すと

一回目は反応なし

深呼吸してもう一度

すぐにはかからなかったけど、回したつまみをすぐに戻さずにそのまま我慢していたら、

キュン、キュン

と子犬の鳴き声のような頼りないセルモーターの始動音のあと、エンジンが回りだしました

その感触から、

ああ、もう家には戻ってこれないな

と思いました

自宅から販売店まで15分ほどの道のりが、最後のちょっと悲しいドライブとなってしまいました

診断結果はセルモーターの寿命

セルモーターって?という方はこちらをご参照ください

https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-starter-motor/

 

 

30万キロに到達するまでの14年半、無交換でここまできていましたが、最後の最後に力尽きました

でも、一台の車を最後の最後まで使い切れたと思うと、思い残すことはありません

これで何の未練もなく、新しいマーチを迎えられそうです