これもプロの仕事

フィットネスインストラクターの穂積典子です

 

急に気温が下がり、一気に秋が深まりましたね
こういう時は、室内温度と外気温の差や湿度の影響で、スタジオの床が滑りやすくなるものです
そうでなくても、私のようにエアロビクスやステップなどの有酸素運動中心のレッスンでは、季節を問わず汗をかくので、レッスン後のスタジオのフロアのモップかけは欠かせません
これはインストラクターとしてデビューした29年前から、インストラクターである自分がやるのが当然だと思って、レッスン後は次のレッスンで危険や不快な思いをしないよう、フロアの汗を残さず拭き取るようにしてきました

でも、たまにスタッフの方がやってきて、モップかけをしてくれることがあります
そうすると、その間に使ったステップ台やCDを片づけたりできるので、とても助かるのですが、彼(彼女)らの多くはモップの柄を持ってスタジオを駆け抜けること数往復

そうすると、たいてい床にはモップで引き伸ばされただけの水滴が・・・

手伝ってくれたのにこんなことを書くの、申し訳ないんですが、モップをかけるなら、モップの毛足を床に押し付けて水分をしっかり吸収しながら拭いてください
ひと拭きするたびに水滴が残っていないか目で見て確認してください

力も入れずに、床には目もくれずに、ただモップを滑らせても、床に垂れた汗は拭きとれません

ジムでの指導や接客、事務作業などで忙しい合間を縫っての作業なので、手短に済ませたいのはわかります
でも、この作業ひとつにレッスンに参加するお客様の安全がかかっているのです
手を抜いていいことではありません

だから、私たちに任せてください
自分のレッスンで垂らした汗、自分でちゃんと始末します
スタジオの安全管理も、インストラクターの業務の一つだと、私は考えているので


季節の変わり目に

フィットネスインストラクターの穂積典子です

 

ついこの前まで、真夏のような暑さだったのがウソのように、朝晩は肌寒さを感じる季節になりました

仕事柄、こんな時期にはレッスンに参加して下さった方々には、季節の変わり目なので体調にご注意くださいなどと、お声掛けしています

でも、本当はもっと注意してほしいことがあります

特に車を運転する方に

タイヤの空気圧は定期的に点検しましょう

などと、タイヤメーカーやカー用品販売店などでは呼びかけていますが、実際に自分でマメに点検する人って、それほどいないでしょうね

タイヤの空気圧は、適正圧に調節しておいても自然に低下していくもので、一般には一ヶ月で1割減少すると言われています

ただ、それ以上に注意したいのが急に気温が下がった時です

空気は温度の変化により体積が変わります

気温の高いときに適正圧に調整したとしても、急に気温が下がると体積が減り、タイヤの空気圧は低下します

つい先日、運転していてなんか普段と違う感触をタイヤに感じました

発進時に、なんかスッと動き出さないような、もたつく感じがしたのです

あ、もしかしたら?

と、翌日の朝出発前に空気圧を測ると、本来の適正圧220kPaから200前後に4輪とも低下していました

ここ数日、朝の気温がグッと下がり、肌寒く感じるようになっていましたが、やはりその影響はタイヤにも出ていました

適正圧まで空気圧を調整すると、本来のしゃきっとした走りが戻ってきました

確か前回空気圧を調整したのは、体力医学会で滋賀に行く直前の、まだ真夏の暑さが続いていた9月の半ばでした

まだ一カ月もたっていませんが、この気温の急激な変化では、タイヤの空気圧にも影響が出ます

空気圧が低いまま走行すれば、私が感じたように転がり抵抗が高まり燃費が悪くなります

それだけでなく、パンクのリスクも高まります

秋の深まりを感じたら、一度タイヤの空気圧も点検してはいかがでしょうか