さて、40代を象徴する3つ目のキーワードはと言うと、
研究です
実は私の研究歴は長く、大学院時代に運動生理の研究室にいた時に始まり、なんと、大学院修了後もお世話になっていた医大の先生のもとで、専攻生という立場で十数年間研究させていただきました
もちろん、インストラクターの仕事をしながらです
運動生理学の中でも、生活習慣病予防などをテーマとした研究を行う研究室だったので、私の仕事にもつながりが深く、運動指導と研究を両立させることは決して難しくはありませんでした
その間に、学会発表や論文投稿の機会などを与えていただきました
ただ、だんだん研究内容が動物実験中心になってくるにつれ、自分が指導しているエクササイズからは乖離してくるように思え、40歳を前に大学から籍を外しました
それからしばらくは、インストラクターとしての運動指導に専念したのですが、やはりどこかに研究者としての好奇心、探究心が残っていたのでしょうね
ちょうどその頃声をかけてくださった、東京電機大学の木村憲先生との、エアロビクスと認知機能をテーマとした研究をきっかけに、再び研究者魂に火がつきました
木村先生との研究では、当時勤めていた東急フィットネスクラブAXIA取手のスタジオで、高齢者の方々を募っての介入研究をやりました
その結果は、日本トレーニング指導者学会や日本体力医学会大会で発表させていただきました

これを機に、フィットネスの指導現場の中で感じた疑問や問題意識をテーマとした、プレコリオに関するインストラクターの考え方や、ステップエクササイズ中の転倒事故の発生状況などを、アンケート調査を行うことでまとめたものを、一昨年、昨年と、日本体育学会大会で発表しました。

そして、今年は日本健康体力づくり事業財団から助成金をいただき、ステップエクササイズがロコモティブシンドロームの予防に有効かどうかを検証する、介入研究を実施しました
https://yumeblo.jp/norimon/2018/archives/1859
昨年アンケート調査でわかった、ステップエクササイズ中の転倒事故が他のレッスンに比べて群を抜いて多いことからは矛盾するようですが、ステップは高齢者にとっても安全性と効果に優れたエクササイズであることを立証したい、との思いで考えたプロジェクトです
ついこの前、その運動教室が終わったばかりで、これからデータ集計、報告書作成と、忙しくなります
レッスンをやりながらの研究は大変
ではなく、レッスンをやっているからできる研究なのです
これからも、感じた疑問、わき上がる好奇心をエネルギーに、現役インストラクターだからできる研究を手がけていきたいです