フィットネスインストラクターの穂積典子です
我が家の掃除機がとうとうサイクロンになりました
実は私,掃除機は紙パック派です
紙屑、埃、ペットの毛はもちろん、ゴキブリの死骸だろうがなんだろうが,どんなものを吸い込んでもそのままポンと捨てられるのが良くて、ずっと紙パックにこだわってきました
ところが、昨年末、愛用していた掃除機の吸い込み口についている,回転式のブラシがなくなっていることに気づきました
家の中でしか使用していないので、我が家のどこかに転がっていることは確かなのですが、探しても見つからず、そのまま使っていました
ただ、やはりゴミを掻き取ることができないので、フローリングはともかく畳の上やキッチンマットなどの汚れは吸引できず、不便を感じていました
そして年が明け、お正月気分も抜けた1月13日、父から急遽肺炎で入院することになったと、LINEが
本人からの連絡だし、母から話を聞けば、体調がすぐれないから、元々通院していた循環器科の病院に外来でかかったところ,入院になったということなので,それほど緊急性の高いものではないと思っていました
その入院中の父から母へ、家の掃除機は重たいから、もっと軽いのに買い替えるよう連絡があったそうです
母はすぐに近所の電器屋で、新しいサイクロン式の軽量のコードレス掃除機を頼んだようです
そしていらなくなったこの掃除機を私がもらってきたのです
父は、入院から1週間も経たないうちにICUに、10日後に84歳で旅立ちました
間質性肺炎でした
あの時病院から母に、父はどんな意図で掃除機を買い替えるよう伝えたのでしょうか
退院後、体力が落ちた状態では、あの古い掃除機をかけるのはしんどいから,退院するまでに買い替えておけ
それとも
母一人で暮らすことになった時、あの重たい掃除機ではしんどいだろうからと、残される母を気遣ったのか
今となっては分かりません
これを重いと感じていた父を
この掃除機をかけるたびに思い出すのでしょうね