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温度差

フィットネスインストラクターの穂積典子です

 

コロナ第7波はピークを越えたようですが、まだまだ東京都では連日1万人弱の新規感染者が報告されています

今年の春先あたりの6波に比べたら,ピーク時にはその倍近い感染者数が報告されていますから、いつ誰が感染してもおかしくない状況のはず

ですが、不思議と第7波と言われるこの夏以降、あまり身近なところで感染したという話を聞きません

第6波のときは、仕事先のクラブのスタッフやインストラクターなどにも感染者が出て,連日代行依頼の連絡が絶えない状態でした

私自身も、自分は感染を逃れたものの、2月の後半にはダンナが陽性となり,2週間近くレッスンをお休みせざるを得ませんでした

あの頃は本当に感染が身近なところに迫ってきているのが肌で感じられ、嫌な緊張感のある毎日を過ごしていました

あの時に比べたら,今は数値上はそれを上回る感染状況なのに、不思議と周りに感染したという話をほとんど聞きません

第6波の時のように、インストラクターの陽性が判明して急遽代行要請、という連絡もほとんどありません

そんな中、最近気になるのが、感染予防のためお店の入り口などに置かれた手指の消毒剤です

ちゃんと手指を消毒して入店する人が減ったような気がします

コンビニの入り口やスーパーなどに置かれたものは,おそらく半数以上はスルー、そのまま消毒もせずに入店していますね

コンビニのトイレから出てきたと思ったら、そのまま手も洗わずに店内に向かう人を何人も目撃しました

お店の人もそれに気づいても見て見ぬ振り

明らかに社会全体の感染に対する危機意識が薄れているのを感じます

その一方で、私たちが働くフィットネスクラブはというと、入館時の検温と手指消毒、さらにはスタジオ入場時にも消毒、そしてマシンやスタジオで使用したステップ台やマットなどの消毒が徹底されています

スタッフや私たちインストラクターはもちろん,お客さまである会員さんの皆さんが、少しの不満も漏らすことなくご自身で率先してやってくださっています

その感染対策に対する意識は、おそらく2年前の緊急事態宣言による休業が解除されて以来、全く変わらないか、むしろ高まっているかもしれません

だから、私の周りにはほとんど感染者がいないのだと思います

クラブの内外での温度差を感じてしまいます

感染の収束を政府先導のワクチン接種や新薬開発に頼るばかりで、個人でできる感染対策がおろそかになっていては、収束はまだまだ先になりそうな気がします


食品トレンド2022

フィットネスインストラクターの穂積典子です

 

コロナの影響でフィットネスの仕事が減って以来、続けている食品物流センターのアルバイトも、まさかの3度目の夏を迎えました

一時はフィットネスの仕事でスケジュールがかなり埋まるようになり,月に2、3回しかシフトに入れない時もありましたが,派遣会社がそれでも契約を継続させてくれたので、細々と続けていました

そして第7波によって、今月から再開予定だった東京体育館健康体力相談室の業務は延期,野田市の介護予防運動教室も中止となり,週3日のフィットネスクラブのレッスンとクリニックでの認知症予防教室以外は、空白のスケジュールとなってしまいました

なので、また概ね週2ペースでバイトしています

冷房の効かない倉庫内で、時には20kg近い小麦粉や飲料などの段ボールを運ぶこともある作業は、暑さとの戦いでもありますが,さすがに三回目の夏となると慣れたもので,首掛け扇風機に濡らして首に巻く冷感タオル,30分に一度の水分補給や塩分補給タブレットで、熱中症に倒れることもなく、持ち前の体力を活かして働いています

以前もブログに記しましたが,食品物流の現場は世相を敏感に反映していて、そこからさまざまな推測が広がります

それがまた興味深く、このバイトを続ける原動力にもなっています

食品だけに季節によって出荷量が大きく変化するものがあります

たとえば、冬場は圧倒的な量を占めていた鍋つゆ類は、この時期になると影が薄くなり,その代わりにそうめんやうどんなどにただかけるだけでOKの、具入りの麺用タレが台頭してきます

夏休みのお昼ご飯に食べる人が多いのでしょうか、レトルトカレーも増えますね

そんな中、今年の夏に特に出荷の急増が目立つのが,レトルトなどのお粥です

昨年や一昨年の夏とは比べ物にならないほど,大量に出荷されていきます

これはおそらく,コロナで自宅療養する方々や、万が一自宅療養になった時のための備えとして、購入する方が急増したからだと思います

東京都では、以前は自宅療養になった人は全て無料で、大きな段ボール2つ分の食糧の支給が受けられました

我が家も2月にそれにお世話になりました

その時のお粥がまだ食べずに残っています(笑)

 

ところが今はあまりにも自宅療養者が増えてしまい支給が間に合わず、同居の家族や知人などによる食料調達が可能な人は、対象外となりました

そう言うことも反映してでしょうか、お粥を購入する人が急増していることが窺えます

まあ、メーカーは売上増でうれしい悲鳴でしょうけど、こんな状況が真夏に続くのは、コロナによる異例の事態としか思えません

早く落ち着いてほしいですね

お粥の箱を手に取るたび,自宅療養者の方がこれを食べて早く元気になることを祈るばかりです


3年目の夏を迎えて思うこと

フィットネスインストラクターの穂積典子です

コロナ禍と言われて3年目の夏、感染拡大第7波を迎えたようです
連日報道される感染者数は、前週の倍に上り、このまま指数関数的に増えていくのでは?という不安を感じさせます
そんな中ですが、これ以上感染対策による経済的損失は避けたいという方針か、時短営業や行動自粛の要請はありません
それどころか、いろいろな場面でこれまで制限されていたものが緩和されていくようです

私たちの身近なところでは、レッスン参加人数制限の緩和です
これまでは密を避けるために、コロナ前の定員よりも大幅に制限されていましたが、7月に入ってからその制限が緩和されたクラブが、私がレッスンしている中で複数あります

え、こんなに感染拡大が急速に進んでいるのに?
なぜ今?

と思いましたが、これも感染対策を徹底しながら経済を回す、という政府の方針を受けての緩和なのでしょうね
また、これだけ急速に感染が拡大しているにもかかわらず、私の周りでは感染者が出たという話を全く聞きません
おそらく、今感染が進んでいるのは10代、20代を中心とした若い世代、学校などで集団感染が起きている一方で、中高齢者が多数を占めるフィットネスクラブでは、ワクチン接種済み世代が大多数を占めていて、さらに各施設がFIA(日本フィットネス産業協会)のガイドラインに則って万全の感染対策で営業しているからでしょう
このままクラスターの発生などなく、通常営業を続けながら第7波を乗り越えたいものです

そのためには、これまで続けてきた手洗い消毒マスク着用に、ソーシャルディスタンスの確保、体調管理の徹底などが大切なのでは言うまでもありませんね

そしてもう一つ心かげたいのが、適切な自己判断です

以前のような緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置が出されない限り、今の社会経済活動は継続されます

これだけ感染者が増えていても、飲食店は通常営業、お酒も飲めます
イベントのほとんどが有観客で開催され、人数の制限も条件によっては撤廃されています

ただ、ここで誤解してはならないのは、政府が許可=安全、ではないということです

営業自粛が解かれたからと言って、長時間にわたって居酒屋で飲み続ければ、感染リスクは高まります
大勢の人間が集まるイベントでは、いくらワクチン接種証明や陰性証明を義務付けたところで、本人も自覚しない隠れ陽性者を100%シャットアウトすることは不可能です

営業しているから行っても大丈夫
感染対策しているから大丈夫

と、お店や施設、主催者任せにするのではなく、そこで想定されるリスクを各自が適切に評価し、自分の周りの家族や職場、大切な人を感染リスクに巻き込まないよう行動したいものです


またまた無駄の美学

フィットネスインストラクターの穂積典子です

 

愛車ウイングロードとのお別れから5日後、先週土曜日に新しい相棒、マーチが納車されました

最後に何とか2台並べてツーショットが撮れました

14年半でウイングロードとともに走った距離は302623㎞

お疲れさま

新しい相棒マーチ、正式にはマーチニスモSは、車の電動化が急速に進む中、やや時代遅れな?純ガソリン車です

1500㏄4気筒エンジンがドンと構えるエンジンルームは、これまで乗ってきた車たちと同じ構造で、なんだか安心感があります

おまけに変速はマニュアルトランスミッション

変速機はもちろん、先行車との車間や走行レーンキープ、車庫入れなど、運転操作も自動化が進む中で、あえて手動を選んでしまいました

いろいろなことが自動化されて、人の役割が薄れていくこの時代、ささやかな抵抗なのでしょうか(笑)

いや、ただただ運転操作そのものが楽しいのです

無駄を楽しむ、無駄の美学です


定常状態

フィットネスインストラクター野穂積典子です

 

グループエクササイズの指導を始めて、27年目となりましたが、指導をスタートした頃と変わらず,今もエアロビクスとステップエクササイズを中心に活動しています

どちらも有酸素運動プログラムとして紹介されていますが,それがちゃんと有酸素運動として,適切な運動強度を保てるようプログラムを作成、指導できるかどうかが,私たちインストラクターの腕の見せ所です

特に、基本のステップにいろいろなアレンジを加え、さらにそれらの動きが幾つも組み合わさって構成される、中級以上のコンビネーションでは、動きの学習過程でも極端に運動強度が増減することなくレッスンが進行するのが理想です

中上級クラスのレッスンで、かなり複雑な動きであっても、さまざまなテクニックを駆使し、足の動きを止めることなくコンビネーションを完成させることができるのが,エアロビクスインストラクターならではのスキルだと、誇りに思っています

これは、私が実際にやった45分の初中級エアロでの脈拍数変化です

私自身が指導しながら計測したものなので、必ずしも参加者の方が同じような傾向を示すとは言い切れませんが、全くの初心者で全然ついてこれなかったと言うことがない限り,これに近い変動を示すものと考えられます

はじめの10分くらいで一度大きく脈拍数が上がっていますね

この脈拍計は、腕時計式のものなのですが,手首で脈を取るせいなのか、たまにこのように実際の運動強度よりもかなり高めと思われる数値を示します

ウォーミングアップでは、上肢の関節可動域を広げていくため、挙上したり回したりと、かなり大きな上肢運動が含まれます

これは私の推測ですが,この上肢の動きによってノイズが生じ、実際の脈拍よりも大きな数値が記録されてしまうのではないかと思います

直接胸にセンサーを当てて心拍数を計測する方法よりは、誤差が出やすいのが欠点ですが、腕時計タイプは装着が簡単なので気軽に測定できるのがいいですね

さて、肝心なメインパートでの脈拍変動ですが、大きな山が一つ、それに続いて高さは同じくらいだけど、すそ野の狭い、つまり短時間の山が二つ見られますね

このレッスンでは、32カウントの左右対称なコンビネーションを一つと、16カウントの左右対称なコンビネーションを二つ作って、それぞれを基本動作から段階的に組み立てていき、完成させています

最初の大きく長い山が32カウントのコンビネーションを、そして後半の短い二つの山が16カウントのコンビネーションを組み立てていく過程での脈拍変動を表しています

各コンビネーションともに、比較的シンプルで強度の低い動きから始め、そこに段階的にアレンジを加えて強度や難度を上げていき、さらに異なる動きを複数組み合わせるという過程を踏みますが、いずれも一定上の脈拍数を保っています

①を完成させた後、一度レッスンを中断して水分補給を促していますが、そこでもそれほど大きく脈拍が落ちることはありません

そして、注目してほしいのは、最後の山です

ここでは完成した3つのコンビネーションを①②③の順に繰り返しています

もう少し詳しくいうと、①の右足スタート32カウント、①の左足スタート32カウント、以下同じように②と③を右左左右対称に続けて行うので、一巡するのに128カウント費やします

音楽のスピードが140拍/分だとすると、一巡するのに1分弱ということになります

このレッスンでは、6セットノンストップで繰り返したので、5分半ほどになります

私はこの時間を非常に大切にしています

なぜなら、ここは一番有酸素運動として高い運動効果が期待できるところだからです

グラフを見てわかるように、コンビネーションを組み立てていく過程というのは、ある程度の運動強度は保てているものの、やはり一時的に強度が下がる時間ができてしまいます

出来上がったコンビネーションの繰り返しは、個々の動きを見ればそれぞれ強度の高いものもあればそうでもないものもあり、それらの強度の異なる動きを規則正しい順序で連続的に繰り返してくことは、結果的には一定の運動強度が維持された状態、つまり定常状態を生み出します

ジョギングに例えれば、起伏のないコースを一定のペースで走り続けるような状態です

これが理想的な有酸素運動なのは、言うまでもありませんね

限られた時間のレッスンの中で、どれだけこの定常状態を作り出せるかが、効果的なプログラム提供につながると思います

なので、私はレッスンの最後のこのコンビネーションの反復の時間を一番大切にしています

コンビネーションに凝りすぎて、完成に時間がかかってしまい、予定のコンビネーションが完成したらそれでおしまい

ではもったいないですから