近況

右肘関節の脱臼、内側側副靱帯断裂から3ヶ月、手術から2ヶ月が経過しました

 

まるまる2ヶ月間はレッスンを休まざるをえませんでしたが、10月からはすべてのレッスンを再開しました

 

でもまだ、完治には程遠い状態です

 

肘関節の可動域は術後からあまり改善せず、どうやらかなりやっかいな術後拘縮に陥っているようです

 

肘が伸びないと、肩にも負担がかかり、肩関節が炎症を起こしてしまい、肩関節の動きも大幅に制限されています

 

レッスンでは、毎回参加者の方々に、「右腕と左腕の長さが違うので、正しい動きは左腕で示しますから、左腕の動きを真似してください」とお伝えしています

 

10年前の私だったら、こんな状態ではとてもレッスンできなかったと思います

 

動作スキルには強いこだわりを持っている私、腕を横に伸ばす時は必ず床と平行で、わずかに高くても低くてもダメ、腕を斜め上に伸ばすVステップでおなじみの動きは、左右の腕の角度が同じでないとダメ、それくらい正確な動きを求めて実演していたのですから、今のような状態でレッスンするなんてとんでもない

 

そんな私がなぜ今レッスンできるかというと

 

レッスンは自分のためにやっているのではない、と割り切れたから

 

自分の高いパフォーマンスを披露する場では、決してないのです

もちろん、正しい動作、安全で効果的な動きをお伝えする必要はあります

 

でも、必ずしもそれを、「実演する」ことによってお伝えする必要はないのでは?と思えるようになりました

 

たとえ、体が十分に動かなくても、言葉や表情で伝えられることはたくさんあります

参加者の皆さんが、私のレッスンに参加することで、効果的な有酸素運動を楽しみながらやっていただけるのなら、インストラクターとして立派に役目を果たしたことになるのではないかと

 

動けないことに対する言い訳に聞こえてしまったとしても、それはそれで構いません

 

ただ、これだけは自信を持って言えます

私はパフォーマーではなく、指導者であること

レッスンは参加者の方々、お客様本意であること

お客様に満足のいく汗をかいていただくことが、私の役割です

 


次なるステージへ

手術から7週間が経過し、先週、この装具から卒業しました

 

 

 

 

 

 

 

 

医師から許可が出たのが、先週の木曜日で、夏のように暑い日でした

その日まではほとんど日中は半袖でOKだったので、この装具も腕に直接つけることができましたが、翌日から気温が急降下

長袖を重ね着した上に、上着も必要な寒さで、もしこの装具をつけなければならないとなると、とっても不便でした

ちょうどいいタイミングで、卒業できました(笑)

 

そして、今日のリハビリで、初めてCKCトレーニングが導入されました

CKCについて、ご存じない方はこちらをご覧ください

http://kokokarada.co.jp/kinnikutore-ningu/6959/

これまでは、理学療法士の方が手で抵抗をかけた状態で、肘関節を伸展屈曲させることが中心でした

これはいわゆるOKCでのトレーニングになります

それに対して、今日は脱臼して以来初めて、肘つきの四つん這い姿勢をとりました

この画像の膝つき版です

 

 

 

 

肘に体重をかけて支持するのが久しぶりなので、最初は怖かったですね

この状態で自分の体重を利用して、肘を90°から少しずつ屈曲させていくのです

これまで、自力で屈曲させようとしても、90°までしか曲がりませんでしたが、このエクササイズをやることで、多少の痛みは伴うものの、100°を超えるようになりました

リハビリが新しいステージに入ったようです

まだまだ完治には数か月を要すると思いますが、少しずつ機能改善しています

 

 


熱力学第二法則

温度差のある物体同士が接したとき、必ず温度の高い方から低い方へと熱エネルギーは移動する

 

こう言うと難しく感じるかもしれませんが、熱いものと冷たいものをくっつけたら、必ず熱いもののほうが冷やされ、冷たいもののほうはぬるくなりますよね 

その逆はあり得ません 

これが『熱力学第2法則』です  

 

人の持つエネルギーも同じかな?と思うこの頃(笑)

 

あ、ここでいう人の持つエネルギーは、体温とか運動エネルギーとか、物理的なものではなく、例えて言えば、『元気』のようなもの 

 

インストラクターの仕事をしていると、よく「元気をもらった」なんて言う言葉をいただくことがあります

 

ただ運動を指導するだけでなく、私たち自身から溢れるエネルギーが参加者の皆さんの心も元気にしているから、こんな言葉をかけていただけるのだと思うと、改めてこの仕事を誇りに思います

 

 

でも、今の私はそのエネルギーレベルが低迷気味 

 

右肘の靭帯断裂から2か月、手術からも6週間たち、今月からレッスンを再開しましたが、まだ関節可動域はわずかしかなく、右腕はほぼ使えない状態

誰の目にも明らかな、「怪我人」の状態でレッスンしています

こんな状態でもレッスンすることを許可してくださった各クラブには、本当に頭が下がります

 

今はどこへ行っても「大丈夫?」「お大事に」という言葉をかけられるばかり

 

そして、そんな不完全な私を温かく見守りながら、レッスンを受けてくださいます

 

なんか、立場が逆転してる

 

エネルギー=元気を与えるのが私たちの役目なのに

 

それを一番強く感じたのが、一昨日の國學院大学での授業でした

後期からエアロを選択する学生ばかりで、ほぼ全員初心者

本来なら正しい見本を示してあげなければいけないのに、それが出来ないため、学生には始めに事情を話しました

そして始めた実技は、最初のうちこそ戸惑いながら動いていた子たちが、いつの間にかイキイキした笑顔で、掛け声まで出して動いているではないですか

 

あ、今この子たちからたくさんエネルギーをもらってる

 

そう思わずにはいられませんでした

 

元気な人たちがたくさんいるフィットネスクラブで、たとえ不完全な体の状態でも、とにかくレッスンをしていたら、高いエネルギーレベルの方々からたくさんのエネルギーをいただいて、完治に向けて頑張れそうな気がします

 

そして、いつかそのエネルギーレベルが逆転した時、また皆さんにエネルギー=元気を与えられるようになります

 

エネルギーは高い方から低い方にしか流れないから(笑)