「考える」カテゴリーアーカイブ

3年目の夏を迎えて思うこと

フィットネスインストラクターの穂積典子です

コロナ禍と言われて3年目の夏、感染拡大第7波を迎えたようです
連日報道される感染者数は、前週の倍に上り、このまま指数関数的に増えていくのでは?という不安を感じさせます
そんな中ですが、これ以上感染対策による経済的損失は避けたいという方針か、時短営業や行動自粛の要請はありません
それどころか、いろいろな場面でこれまで制限されていたものが緩和されていくようです

私たちの身近なところでは、レッスン参加人数制限の緩和です
これまでは密を避けるために、コロナ前の定員よりも大幅に制限されていましたが、7月に入ってからその制限が緩和されたクラブが、私がレッスンしている中で複数あります

え、こんなに感染拡大が急速に進んでいるのに?
なぜ今?

と思いましたが、これも感染対策を徹底しながら経済を回す、という政府の方針を受けての緩和なのでしょうね
また、これだけ急速に感染が拡大しているにもかかわらず、私の周りでは感染者が出たという話を全く聞きません
おそらく、今感染が進んでいるのは10代、20代を中心とした若い世代、学校などで集団感染が起きている一方で、中高齢者が多数を占めるフィットネスクラブでは、ワクチン接種済み世代が大多数を占めていて、さらに各施設がFIA(日本フィットネス産業協会)のガイドラインに則って万全の感染対策で営業しているからでしょう
このままクラスターの発生などなく、通常営業を続けながら第7波を乗り越えたいものです

そのためには、これまで続けてきた手洗い消毒マスク着用に、ソーシャルディスタンスの確保、体調管理の徹底などが大切なのでは言うまでもありませんね

そしてもう一つ心かげたいのが、適切な自己判断です

以前のような緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置が出されない限り、今の社会経済活動は継続されます

これだけ感染者が増えていても、飲食店は通常営業、お酒も飲めます
イベントのほとんどが有観客で開催され、人数の制限も条件によっては撤廃されています

ただ、ここで誤解してはならないのは、政府が許可=安全、ではないということです

営業自粛が解かれたからと言って、長時間にわたって居酒屋で飲み続ければ、感染リスクは高まります
大勢の人間が集まるイベントでは、いくらワクチン接種証明や陰性証明を義務付けたところで、本人も自覚しない隠れ陽性者を100%シャットアウトすることは不可能です

営業しているから行っても大丈夫
感染対策しているから大丈夫

と、お店や施設、主催者任せにするのではなく、そこで想定されるリスクを各自が適切に評価し、自分の周りの家族や職場、大切な人を感染リスクに巻き込まないよう行動したいものです


またまた無駄の美学

フィットネスインストラクターの穂積典子です

 

愛車ウイングロードとのお別れから5日後、先週土曜日に新しい相棒、マーチが納車されました

最後に何とか2台並べてツーショットが撮れました

14年半でウイングロードとともに走った距離は302623㎞

お疲れさま

新しい相棒マーチ、正式にはマーチニスモSは、車の電動化が急速に進む中、やや時代遅れな?純ガソリン車です

1500㏄4気筒エンジンがドンと構えるエンジンルームは、これまで乗ってきた車たちと同じ構造で、なんだか安心感があります

おまけに変速はマニュアルトランスミッション

変速機はもちろん、先行車との車間や走行レーンキープ、車庫入れなど、運転操作も自動化が進む中で、あえて手動を選んでしまいました

いろいろなことが自動化されて、人の役割が薄れていくこの時代、ささやかな抵抗なのでしょうか(笑)

いや、ただただ運転操作そのものが楽しいのです

無駄を楽しむ、無駄の美学です


定常状態

フィットネスインストラクター野穂積典子です

 

グループエクササイズの指導を始めて、27年目となりましたが、指導をスタートした頃と変わらず,今もエアロビクスとステップエクササイズを中心に活動しています

どちらも有酸素運動プログラムとして紹介されていますが,それがちゃんと有酸素運動として,適切な運動強度を保てるようプログラムを作成、指導できるかどうかが,私たちインストラクターの腕の見せ所です

特に、基本のステップにいろいろなアレンジを加え、さらにそれらの動きが幾つも組み合わさって構成される、中級以上のコンビネーションでは、動きの学習過程でも極端に運動強度が増減することなくレッスンが進行するのが理想です

中上級クラスのレッスンで、かなり複雑な動きであっても、さまざまなテクニックを駆使し、足の動きを止めることなくコンビネーションを完成させることができるのが,エアロビクスインストラクターならではのスキルだと、誇りに思っています

これは、私が実際にやった45分の初中級エアロでの脈拍数変化です

私自身が指導しながら計測したものなので、必ずしも参加者の方が同じような傾向を示すとは言い切れませんが、全くの初心者で全然ついてこれなかったと言うことがない限り,これに近い変動を示すものと考えられます

はじめの10分くらいで一度大きく脈拍数が上がっていますね

この脈拍計は、腕時計式のものなのですが,手首で脈を取るせいなのか、たまにこのように実際の運動強度よりもかなり高めと思われる数値を示します

ウォーミングアップでは、上肢の関節可動域を広げていくため、挙上したり回したりと、かなり大きな上肢運動が含まれます

これは私の推測ですが,この上肢の動きによってノイズが生じ、実際の脈拍よりも大きな数値が記録されてしまうのではないかと思います

直接胸にセンサーを当てて心拍数を計測する方法よりは、誤差が出やすいのが欠点ですが、腕時計タイプは装着が簡単なので気軽に測定できるのがいいですね

さて、肝心なメインパートでの脈拍変動ですが、大きな山が一つ、それに続いて高さは同じくらいだけど、すそ野の狭い、つまり短時間の山が二つ見られますね

このレッスンでは、32カウントの左右対称なコンビネーションを一つと、16カウントの左右対称なコンビネーションを二つ作って、それぞれを基本動作から段階的に組み立てていき、完成させています

最初の大きく長い山が32カウントのコンビネーションを、そして後半の短い二つの山が16カウントのコンビネーションを組み立てていく過程での脈拍変動を表しています

各コンビネーションともに、比較的シンプルで強度の低い動きから始め、そこに段階的にアレンジを加えて強度や難度を上げていき、さらに異なる動きを複数組み合わせるという過程を踏みますが、いずれも一定上の脈拍数を保っています

①を完成させた後、一度レッスンを中断して水分補給を促していますが、そこでもそれほど大きく脈拍が落ちることはありません

そして、注目してほしいのは、最後の山です

ここでは完成した3つのコンビネーションを①②③の順に繰り返しています

もう少し詳しくいうと、①の右足スタート32カウント、①の左足スタート32カウント、以下同じように②と③を右左左右対称に続けて行うので、一巡するのに128カウント費やします

音楽のスピードが140拍/分だとすると、一巡するのに1分弱ということになります

このレッスンでは、6セットノンストップで繰り返したので、5分半ほどになります

私はこの時間を非常に大切にしています

なぜなら、ここは一番有酸素運動として高い運動効果が期待できるところだからです

グラフを見てわかるように、コンビネーションを組み立てていく過程というのは、ある程度の運動強度は保てているものの、やはり一時的に強度が下がる時間ができてしまいます

出来上がったコンビネーションの繰り返しは、個々の動きを見ればそれぞれ強度の高いものもあればそうでもないものもあり、それらの強度の異なる動きを規則正しい順序で連続的に繰り返してくことは、結果的には一定の運動強度が維持された状態、つまり定常状態を生み出します

ジョギングに例えれば、起伏のないコースを一定のペースで走り続けるような状態です

これが理想的な有酸素運動なのは、言うまでもありませんね

限られた時間のレッスンの中で、どれだけこの定常状態を作り出せるかが、効果的なプログラム提供につながると思います

なので、私はレッスンの最後のこのコンビネーションの反復の時間を一番大切にしています

コンビネーションに凝りすぎて、完成に時間がかかってしまい、予定のコンビネーションが完成したらそれでおしまい

ではもったいないですから


マイナ効果

フィットネスインストラクターの穂積典子です

 

またまた車ネタです(笑)

いよいよ愛車の乗り換えが一ヶ月後に迫りました

車の買い替えには、行政上の手続きがいろいろと必要で、その多くは自動車販売店が代行してくれるのですが、印鑑証明書と車庫証明だけは、自分で手配しなければなりません

そのために、以前は区役所に足を運んで印鑑証明を発行してもらい、マンションの管理会社に電話で車庫証明に必要な保管場所使用承諾証明書をお願いし、管理人さん経由で書面を受け取っていました

それが

印鑑証明は家のすぐそばのコンビニで

保管場所使用承諾証明書はマンション管理ネットワークサイトからPDFファイルでダウンロード

 

ずいぶん手間が省けました

 

実は昨年マイナンバーカードを作っておいたのです

そのときは、マイナポイント欲しさという不純?!な動機だったのですが、やっぱり作っておくと便利ですね

令和3年分の確定申告も、税務署に足を運ぶことなく、もちろん申告用紙を印刷することもなく、すべてオンラインで完結しました

あとは保管場所使用承諾証明書を印刷して、最寄りの警察署で車庫証明の申請手続きをするだけです

そこでふと考えました

車庫証明の手続きもオンラインでできないかな?

ダメもとで警視庁のホームページを調べましたが、やはり警察署の窓口ではないと、受け付けないようです

しかも、受け付けは平日のみで8:30~16:30、申請から発行までに3~7日かかるとのこと

なんか警察だけ時代の流れから取り残されてる感が(笑)

 

連休前に申請しておきたいですね


節目

フィットネスインストラクターの穂積典子です

 

4月に入り、入学、就職、転居など、人生の節目を迎えた方も少なくない季節ですね

私も一昨日節目を迎えました

正確にいうと、私の愛車、ウイングロードが

新車で乗り始めてから14年4ヶ月、走行距離がついに30万キロに到達しました

その日は朝からつくば市の健康増進センターACTでレッスンで、その通勤途中で大台に達しました

つくばみらい市の田んぼの中でしたね

来月には次の新車への乗り換えが決まっていますが、日々の走りは快調で、本当にこれでよかったのかと考えてしまうこともあります

あらためて、長い年月を一緒に過ごしてきた相棒に目を向けてみると・・・

フットレストの脇の内張が剝がれていました

私の左足にずっとこすられ続けて、剥げてしまったのですね(笑)

ナビの操作パネルのスイッチ類で、よく手に触れるところは、文字が剥げて読めません

エンジンやトランスミッションは交換しているので、走りは快調でも、このように無交換で使い続けている部分は、走行距離や年月相応に劣化しています

このように年季の入ったところに目を向けては、もう十分頑張った、もう十分楽しんだと自分に言い聞かせ、残りの時間を大切に過ごしたいと思う今日この頃です

千葉県我孫子市手賀沼沿いの桜並木と菜の花畑とともに・・・