近所のスーパーでキンカン1パック¥198で売っているのを発見
キンカンって、ピンポン玉をさらに一回り小さくしたような、かんきつ類です
旬は冬、それも一番寒い今頃
そのまま食べても美味しいけど、
子供の頃、母はよくキンカンを甘く煮ていました
そして、決まって
「これを食べると風邪をひかない」
と言って、たくさん作っておいたキンカンの甘煮を、一日一粒食べさせてくれました
そんな昔のことをふと思い出し、1パックをレジかごに
待て、特売だし、どうせ作るなら、たっぷり作ろう
と、もう1パック追加
帰宅すると、早速調理開始
と言っても、母からレシピを教わった記憶などなく、自己流です
ただ、なんとなく、最初は水で茹でこぼした方がいい気がして、鍋に洗ったキンカンと浸るくらいの水を入れ、鍋を火にかけました
しばらくすると、かんきつ類のさわやかな香りが漂い始めました
ぐつぐつ煮たつ鍋を開けてみて、ここで一つ失敗に気づきました
ほとんどの実が、皮が破けてしまっていました
そういえば、母は小さなキンカンの実一つ一つに、つまようじで穴を開けていたような・・・
まあ、見れくれだけの問題なので、気にしないことにして、茹ったキンカンをざるにあけ、再び鍋に戻し、砂糖と水を加えて煮ようと砂糖の入ったケースを開けると、そこにはわずかな砂糖しか残っていません
買い置きがあったはず、と流しの下をごそごそ探しても、
ない
その時、頭の中に、
はーちみーつきんかんのどーあめ
のメロディーが流れ、
はちみつでいいじゃん
ということになり、買っておいたはちみつを適当、本当にてきとうにダーっを鍋に加え、水も1カップくらい加えて、弱火で煮ること約15分?
だいぶ煮汁が煮詰まってきていたので、そろそろ終わりにしようか、と思った時、ふと
ラム酒を加えてみよう
と、製菓用のラム酒をドボドボ
さっとアルコールを飛ばして完了
そのまま夜まで放置し味をなじませておき、先程試食
あ、この味だ
懐かしい甘みと、ほのかな皮の苦みが口の中に広がります
たっぷりつくったので、毎日一粒
寒いこの冬を乗り切ります