「考える」カテゴリーアーカイブ

○○感

フィットネスインストラクターの穂積典子です

 

数日前、新聞の折り込み広告の中に、某衣料品チェーン店の広告が入っていました
あまり折り込み広告が入っていることがなかったので、珍しいな、と思いながら見ていると、ふと目に留まった文字が

 

 

 

 

 

 

 

 

表面感?

初めて目にする言葉、表現です

表面とは、ご存知の通り物体の一番外側部分、目で直接とらえることができ、手で触れることのできる部位を示します

その見た目や質感は、ものによってさまざま、ツルツルと滑らかなものもあれば、ざらざらしたもの、ふわふわ柔らかいもの
そう、この「ツルツル」や「ざらざら」や「ふわふわ」が、物体の表面の質感を表してるのであって、そうなると、『表面間』とは何ぞや?と考えてしまいます

結局、この広告のコピーでは、この商品の写真でわかる色や形以外は、何も伝わってこないですね(笑)

ここ数年ですが、○○感という言葉がやたらと使われている気がします

この『表面感』と同じくらい不思議な表現が『空気感』です
今となってはけっこう普通に使われていて、テレビ番組のMCなんかが平気で言ってたりします
なので、違和感を感じている人はほとんどいないでしょう

でも、私は初めてこの『空気感』という言葉を耳にした時、

え、何?『感』はいらないでしょう

と思いました

空気=air

別名大気ですね
私たちの周りを取り巻く気体を表します
これが転じて、その場の雰囲気=空気と表すようになったのは、分かります

空気を読む

と言うのは、この使い方のいい例です

この、空気=雰囲気という場合の本来の使い方は、

「緊迫した空気」

などという表現で、その場の状況を表します
つまり、緊迫感が漂う時、『感』の代わりにこの『空気』が使われるのではないかと思います

感≒空気

と言えるのではないでしょうか

だから、『空気感』というと、意味が二重になってしまい、この『感』は必要ない文字となります

「頭痛が痛い」

と同じですね(笑)

そんな表現が平気で活字や音声になって公の場に現れてくるのが、面白おかしく感じます


休会中の皆様へ

フィットネスインストラクターの穂積典子です

 

今朝の読売新聞一面に、こんな記事が載っていました

 

コロナ関連の記事で、見出しの通り、観光業、飲食業など、それぞれの業態に応じた感染予防について書かれていました

その中に、フィットネスクラブ(本文中ではスポーツジム(笑))での感染予防対策について書かれていました

マーカーで記した部分です

 

 

 

 

 

 

 

 

思えば今から半年前、まだコロナウィルス感染者が国内で出始めたばかりの頃、フィットネスクラブで感染者が見つかり、クラスター発生とまで騒がれました

その直後の2月後半から、ほとんどのフィットネスクラブが休業、もしくは縮小営業せざるをえなくなりました

そして、さらにそれに追い打ちをかけた4月の緊急事態宣言

ほぼ3ヶ月間、ほとんどのフィットネス施設が休業を強いられ、運動習慣を持つ会員の方々は、健康維持のための運動の場を失いました

ようやく6月に施設の営業が再開されてからは、各施設ともに万全の感染予防対策をとっており、あの2月の感染者発覚以降、私の記憶にある限り、フィットネスクラブでのクラスター発生は一件もありません

まだコロナの正体が何もわからない初期の段階で、たまたま感染者がみつかっただけで、ジム=感染リスク大というレッテルを貼られてしまったばかりに、大きな苦境に陥ったフィットネスクラブですが、今はむしろ非常に衛生環境の整った、安心できる場所になりました

各施設スタッフの並々ならぬ努力のおかげです

そこを利用する会員の方々の意識の高さ、自分たちの施設を大切にしようとする心配りのおかげです

だから、未だにジムに行くのは怖い、と思っている方がいらしたら、一度見に来てください

コロナ感染の収束はいつになるのか、見当がつきません

それまでずっと運動せずにいるリスクと、感染のリスクを天秤にかけた時、どちらに重きを置くかは人ぞれぞれだとは思います

ただ、運動をしなかったことによって起こり得る悪影響にも想像力を働かせてみましょう

 

生活習慣病

ロコモティブシンドローム

要介護

認知症・・・

 

 

復会、お待ちしています

 


ムダの美学

フィットネスインストラクターの穂積典子です

つい先日、篠原涼子主演のドラマ『ハケンの品格』が最終回の放送を終えました
ドラマの詳細は、こちらをどうぞ

https://www.ntv.co.jp/haken2020/

最初に放送されたのが2007年で、それから13年の時を経て、また同じ会社に派遣社員として戻ってきた、篠原涼子演じる”スーパー派遣”大前春子の働きっぷりはさておき、さすがドラマは今の社会をリアルに反映したストーリーになっていました
AIに仕事が取って代わられるような社会で、なんとAIが会社のリストラ候補を選出するという、笑えないブラックな出来事も

その最終回で大前春子が言った言葉が、ものすごく胸に刺さります

AIにはなく、人間だけが出来ること、それは『ムダ』

その言葉の裏にあるのは、無駄があるから人間で、究極的に無駄を省いて行ったら、人間のすることはほとんどAIに取って代わられるのではないか?と、勝手に考えてしまいました

折しも今、新型コロナウィルス感染予防のための『新しい生活様式』が推奨されています

移動を控えて仕事は出来る限りテレワークで
ヨガや筋トレはオンラインで
ネットショッピングを活用

等々、なるべく自宅で出来ることは自宅で、人と直接接触しなくてもできることはオンラインでと、これは要するに、移動という無駄を省いた生活ですね

感染予防という観点では、確かに大切なことです
人を宿主とするウィルスは、人と一緒に動き、人から人へと感染します
人の動きを止めれば感染拡大を抑えられるのは明らかです
事実、4月に出された緊急事態宣言後は、全国的に新規感染者が減り、そして宣言解除後人が動き出したとたん、再び感染拡大が起こっています

だから、このコロナ禍を切り抜けるまでは、ある程度移動を制限した生活を送る必要はあるでしょう

ただ、この生活が長く続くと、それが当たり前になるのを私は危惧しています
今、一時的にテレワークで働いている企業の人たちの中には、

なんだ、わざわざ会社に行かなくても仕事できるじゃん

と感じている人が少なくないでしょう

オンラインレッスンでヨガやダンスを楽しんでいる人の中には、

わざわざ大きな荷物を持ってクラブまで足を運ばなくても、好きなレッスンが受けられるなんて楽

と思っている人もいるでしょう

感染予防という大義名分によって、移動という無駄を省いた生活がどんどん浸透していくと、ムダの対象は移動だけでなくなっていきそうです

その先に見えてくるのは、AIに支配された社会
人間だけが持っている『ムダ』なのに、それを放棄した人間は、やがてAIにその役割を全て奪われ存在価値を無くす

そこまで想像力を働かせたら、なんだか背筋が寒くなります

ちなみに私は、テレワークともオンラインエクササイズとも無縁
移動という『ムダ』を、愛車とともに楽しみながら生活しています
もちろん、手洗い消毒マスク着用、感染対策をしっかりしながら、このコロナ禍の真っただ中でも、AIにはできない『ムダ』にあふれた生活をエンジョイしています


アルコール商法

フィットネスインストラクターの穂積典子です

 

緊急事態宣言は解かれたものの、コロナウィルスの勢いはなかなか衰えませんね

今日も都内の新たな感染者は58名

もうかれこれ4カ月以上感染のリスクにさらされながらの生活で、さすがに医薬品をはじめとする各メーカーや、これまで医薬品の製造には携わっていなかったメーカーまでが、除菌ビジネスが商機とばかりにマスクや消毒ジェルなどを製造し始めたので、一時は全く手に入らなかったマスクや消毒液などの除菌グッズが、最近は手に入りやすくなりました

そんな中、これって本当に除菌効果があるの?

と思われるような製品が紛れているのも事実です

これは、ダンナがどこかで買ってきたらしいハンドスプレーなのですが、よく見るとアルコールという文字は目立つものの、どこにも除菌とか消毒という言葉がないのです

 

 

 

 

 

 

 

そして、この写真でも文字が小さすぎてはっきり読めないのですが、『アルコール配合』と書かれた脇に、本当に小さな文字で、老眼鏡をかけてようやく見えるような文字で、

※溶剤

と記されています

これはどういうことかというと、ヒアルロン酸やグリセリンなどの、ハンドクリームなどの保湿成分を溶解させるためにアルコールが用いられたということで、アルコールを有効成分としているわけではないということです

つまり、除菌効果を謳っているわけではないのです

 

 

 

 

 

 

 

案の定、よく見たら『ハンド用化粧水』と記されていました

でも、このご時世にアルコール配合を強調されたら、つい除菌スプレーだと思って購入してしまいますよね

危ない、危ない

この商品に限らず、アルコールばかりを強調した、除菌効果の定かでない商品が他にも多数出回っているようなので、購入するときは注意したほうがいいですね

ちなみに、これはコロナ以前から家に買い置きしてあった除菌ジェルです

 

 

 

 

 

 

 

この商品の主な有効成分は塩化ベンザルコニウムで、アルコールは速乾性を出すための揮発成分として配合されているようですが、ちゃんと除菌効果のあるものは、表示の中に〔効能・効果〕が示してあり、『医薬部外品』の表示があります

除菌用のジェルやスプレーを購入するときは、この表示があるものを選ぶのが安心ですね

 

とはいえ、実際に外に出てみると、各所に置かれている手指用の除菌剤は様々

先ほどのようなハンドクリームに毛が生えた程度のものも少なくないでしょう

なので、確実なのは小まめに、しっかりと手を洗うこと

 

除菌ジェルで消毒したから大丈夫

 

と過信しないことですね

 


大事なことを見落としていませんか?

フィットネスインストラクターの穂積典子です

 

多くのフィットネスクラブが3月の初旬から、休業やスタジオレッスンの休止などの措置をとっていましたが、先週あたりから通常営業を再開したところも少なくありません

これまで以上に施設の衛生管理を徹底し、ジム内に消毒スプレーを常備したり、こまめにマシンを消毒したり、定期的に窓を開けて換気を行ったりと、スタッフの方々の努力に頭が下がります
また、施設内での人の密集、密接を防ぐために、マシンを一台おきに使用不可にしたり、スタジオレッスンの定員を参加者同士の間隔が2m以上とれるように設定するなど、いずれのクラブでも、通常時よりも運動施設のキャパシティーに制限を設けています

ただ、ここで一つ疑問が

マシンにしろスタジオにしろ、通常営業時に比べてそのキャパシティーは確実に少なくなっています
なのに、来館人数に制限を設けないのはなぜ?

もし、今のように施設の利用に制限を設けた状態で、平常時と変わらない人数の会員さんが来館されたら、スタジオには入れなかった方々は行き場を失います
また、レッスンに参加したい方々が、スタジオ前に並んで待つため、そこで人が密集します
ジムでも、マシンが空いていないため、ストレッチコーナーなどに人が密集してしまいます
お風呂や更衣室などでも、同様の混雑が生じるでしょう

運動エリアでいくら工夫をしていても、館内全体で受け入れ可能な人数を考えないと、密集状態は避けられないかもしれません

例えば、チェックインした人数が一定数に達したら、それ以降のチェックインを一時的に停止し、一人チェックアウトしたらお待ちの方にチェックインしていただくようにするのはどうでしょう

館内全体にいる人数を一定数以下に出来れば、特定の場所に会員さんが密集するのはある程度防げるでしょう
なお、その場合、一人の方が長時間滞在すると、その分利用できなくなる方が出てしまいますから、滞在時間に制限を設ける必要があると思います

また、せっかく来たのに、いっぱいでチェックインできないという状況を避けるため、来館人数をリアルタイムでウェブサイト等に反映させる必要があります

入退館システムの変更などを伴い、簡単なことではないかもしれないけど、フィットネスクラブでクラスターを発生させないためにも、必要なのではないかと思います

当然、この様な対処をすれば、会費を払っているのに好きに使えないのか!というクレームもたくさん出るでしょう

今、そんなこと言っている場合ですか?

日本どころか、世界が大きな危機に直面しているのです
世界中の人々が、いろいろなことを我慢して、この危機を乗り切ろうとしているときなのです

それでも、フィットネスがカラオケやテーマパークなどの遊興施設とは異なり、営業することが出来ているのは、私たちの健康維持に運動が大切ということが認知されているからなのです
その運動を提供する施設からクラスターを発生させないためにも、ある程度の我慢はしなければならないと思います

と言う、一人のフリーインストラクターのつぶやきが、どうかクラブの経営陣の方々の耳に届くよう、どうぞシェアしてください