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あったらいいな

最近、ダンベルを用いてトレーニングをしていて感じること

ダンベルが置いてあるラックって、上の段に1kgから5kgくらいまでの軽めのものが、下の方の段には10㎏を超えるような重いものが並べてあるのが普通ですね

これは当たり前のことであって、安全を考えれば当然です

重たいものを上に並べたら、不安定になってしまい、危険ですから、そうするのが当然です

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でも、使っていると、これがベストではないのです

少なくとも、私はそう感じています

私は、種目によっては20㎏のダンベルを使用することもあります

20㎏の重量物を、床面に近い低い位置から持ち上げるには、細心の注意を払います

出来る限るダンベルラックに近づいて片膝を立ててしゃがみ込み、たいていは利き手の右手でダンベルをつかみ、左手はラックの支柱をつかんで、絶対に腰を丸めないようにお腹に力を入れて、脚の力と支柱をつかんだ左腕の力を少し借りて、直立位まで立ち上がります

実際のトレーニング以上に、このラックから降ろす作業に緊張感を感じます

無造作に行えば、間違いなく腰や膝を痛めますから

トレーニングを終えて戻すときも同じくらいの緊張感を感じながら、注意深くラックに戻します

最近、もし20㎏のダンベルがもう少し高い位置に置いてあったら、どんなに楽にトレーニングできるだろう、と思うようになりました

歳でしょうか(笑)

一番上の段とまではいかなくても、もう少し身体重心に近い高さに置かれていたら、使いやすいのになぁ、と思います

上肢の長さを考慮すると、膝の高さの少し上くらいが一番いいかな?

 

なんていう私のつぶやきを、どこかのトレーニング機器取り扱い業者さんが耳にしてくれたら、と思います

高重量のダンベルを、取り扱いやすい高さに置いても安全なラックが開発されることを願います


代行レッスンに思う

今日は夜、代行でレッスンをしてきました

その枠は、普段はクラブの社員の方が、有酸素系のプレコリオのクラスを担当しています

クラス変更でよければ代行できることを伝えると、エアロビクスでいいとのことで、代行を引き受けました

そこのクラブでは、日曜の午前中に中級のエアロと初級のステップを担当しています

昨日のレッスンの後、参加して下さった会員の皆さんに、翌日の夜代行でレッスンすることを伝えてありました

そして、今日スタジオでレッスンの準備をしていると、昨日レッスンに参加された方々がパラパラと姿を見せてくださいました

 

そして、レッスン開始時刻になり、スタジオのドアを閉めて参加者の方々の前に立ってビックリ

 

全員昨日私のレッスンに参加していた方

普通、代行で普段レッスンしていない曜日や時間帯でレッスンすると、

「はじめまして」の方が必ず何人かいるはずなのですが、こんなことは20年間のインストラクター生活で、初めての体験です

普段は夜に来館されることがない方々が、わざわざ代行と聞いて来て下さった、それはとても嬉しいことです

 

ただ、それを手放しで喜んではいけないと思いました

代行は、本来そのレッスンの枠をレギュラーで担当しているインストラクターに代わって、その時間に来られる方々に楽しんでいただけるよう、勤めるべきものだと、私は思っていました

つまり、今日の私は代行者としての務めを果たしていないことになります

もちろん、それぞれ好みがありますので、特に今回のようにレッスン内容を変更しての代行では、お休みされる方がいても仕方ありません

エアロビクス、というだけで引いてしまった方がいらしたとしたら、残念なことです

 

 

 

 

 


トランスミッション

先月、日本体育学会大会で大阪に行ってきました
地続きの場所ならどこでも車を運転して行ってしまう私、ちょうどこの学会前後がオフだったのもあり、大阪行きも当然車で行くことを考えていました
往復1000㎞を軽く超えるロングドライブ、そして初めて車で行く土地ということで、通勤仕様でナビ付きのウイングロードでいくつもりでした
ところがその数日前、ウイングロードが走行不能に!
家の近所の短い坂道を登り切った一時停止で、左右の安全確認後、発進しようとブレーキから右足を離しアクセルを軽く踏んだにもかかわらず、車が後退し始めました

実は数日前にエンジンルームからいつもと違う変な音がしているのには気づいたのです
ただ、いつもお世話になっている日産の販売店が夏季休業だったので、わざわざ隣県の日産販売店に勤める友人を訪ねて診てもらっていて、その時の見立てはトランスミッションから音が出ている、とのことでした
新車で購入してからもうすぐ9年、18万キロを走って来たことを考えれば、そろそろ寿命を迎えてもおかしくない部品です

近いうちに交換しないと、と考えていた矢先に動けなくなってしまいました
翌日から営業再開した販売店に引き取りに来てもらい、それから2週間の入院で新しいトランスミッションを移植され、今は元気に走っています

そんなわけで、大阪へは2号車のマーチで行ったわけですが、狭くて足回りの硬いゴツゴツした乗り心地、5速マニュアル、ナビ無しということで、決して楽な運転ではありませんでしたが、便利なクルマに慣れてしまっていた近頃にはない、地図を見ながらドライブするというアナログな楽しみ方ができました

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ところで、今回交換することとなったトランスミッションは、CVT(Continuously Variable Transmission)と言われるもので、簡単にいうと、オートマチックトランスミッション(AT)のさらに進化したものです

そもそも、車になぜトランスミッションが必要かというと、車はエンジンの回転で生じる機械的エネルギーを動力にしてタイヤを回転させて走ります
そのエンジンの回転は、エンジンをかけただけでまだ動いていない状態(アイドリング)ですでに一分間に1000回転弱で回っています
そして、スポーツ走行仕様の特別なエンジンでない限り、エンジンの回転数の上限は6500~7000回転に抑えられています
これ以上の回転数で回し続けることはエンジンへの負担が大きいため、リミッターというシステムによって、どんなにアクセルを踏んでも上がらないようになっているのです
つまり、エンジンの回転数はどんなに頑張っても、アイドリング時の6~8倍程度までしか上がらないのです
ちなみに、高速道路などを時速100㎞程度で走っているときのウイングロードのエンジンの回転数は、2000回転くらい、マーチの場合は3000回転くらいです
アイドリング時にすでに1000回転弱まで回っているエンジンが、これだけの高速走行なのに2,3倍までしか上がらないというのは不思議ですね

そこで大事な役割を果たすのがトランスミッション、つまり変速機です
エンジンの回転による出力がタイヤの回転に伝わるまでには、いくつかの部品を経由しているのですが、その中に歯車みたいなものがあると思ってください
その歯車のをかけかけを行うのがトランスミッションです
歯車のサイズを変えれば、エンジンの回転に対するタイヤの回転数の比を変えるとができます
これがいわゆるギア比です
スポーツタイプの自転車に乗る方はよくわかりますね

もともと、この歯車の架け替え、つまり変速は、手動で行われていました
今では極めて少なくなった、マニュアルトランスミッション(MT)です
AT限定免許なんて存在しなかった時代に免許を取得した私は、いまだに乗っていますが(笑)
MT車では、左足でクラッチペダルを踏んでいったんエンジンの動力がタイヤに伝わるのを遮断し、その間にシフトノブを操作して次の段階のギアに入れ替え、再びクラッチペダルを離して動力をつなぎ、アクセルペダルの操作で適切な走行スピードにするのです
ギアを変えるたびに大きく回転数が変化するので、ドライバーはもちろん同乗者にもその際の変速ショックが伝わります
また、変速の判断は全てドライバーが行うので、その良し悪しは燃費や乗り心地に影響します

これを全て自動で行うように開発されたのがオートマチックトランスミッション(AT)です
クラッチをつなぐという、コツをつかむのに少し時間のかかる操作が必要なくなった分、運転は簡単になりました
しかし、変速が自動で行われる以外はMTとあまり変わらないので、多少の変速ショックは生じます
特に初期のAT車は3段階しかギアがないものあったので、ギアが変わるたびに大きな回転数の変化が生じていました

このATをさらに進化させたCVTは、無段階変速機と呼ばれます
歯車の架け替えのような作業を介さず、様々な速度域に応じて動力を遮断することなく最適なギア比で走行することができるのです
このCVTのおかげで、燃費や乗り心地は格段に良くなりました
最近の国産車の多くは、このCVTを採用しています
ちなみに、運転操作はAT車と全く変わりませんので、AT限定免許で運転できます
私のウイングロードのトランスミッションも、このCVTです

今回の故障を機に、CVTについてちょっと調べてみました

http://car-moby.jp/39911

マニアックな内容ですので、ご興味ありましたらご覧ください

さて、本題はこれからで、この車の変速システムを、人間のエネルギー供給系に当てはめてみました(笑)

私たちの身体が動くのは、筋肉が収縮して関節運動を引き起こすからですが、この筋肉の収縮にはエネルギーが必要です
直接筋収縮に関わるエネルギーは、ATP(アデノシン3リン酸)と言われる物質が、リンを一個放出してADP(アデノシン2リン酸)に分解されるときに生じるエネルギーのみです
ATPは筋肉中に存在しますが、その量に限りがあるので、運動開始数秒後にはなくなってしまいます
ADPは同じく筋肉中に存在するクレアチンリン酸(CP)からリンをもらって、再びATPになりますが、CPの量には限りがあり、数秒間でなくなってしまいます
このエネルギー供給システムを、ATP-CP系と言いますね

もう少し長く運動を続けようと思った場合、新たにATPを作り出さなければなりません
ここで、ブドウ糖の出番です
ブドウ糖を筋肉中にある酵素の働きで分解し、ATPを作り出します
分解されたブドウ糖は、ピルビン酸という物質に変化し、さらに酸素の供給がないと乳酸となります
これは、解糖系と言われるエネルギー供給システムです

ところが、解糖系に頼って運動を続けていると、乳酸が蓄積してきて、筋疲労が生じやがて動けなくなってしまいます
普通の人なら、せいぜい1分~1分半程度でしょう

そこで、さらに運動を続けるためには、呼吸で取り入れた酸素を使ってピルビン酸からたくさんのATPを作り出します
これを酸化系といいます
酸化系では、ブドウ糖の分解で生じたピルビン酸だけでなく、脂肪からATPを作ることもできます

ATP-CP系、解糖系、酸化系
この3つのエネルギー供給システムが、私には1速、2速、3速に思えてしまうのです(笑)
もちろん、マニュアルトランスミッションではなく、全て自動で行われます
どんなに運動強度が急激に変化しても、それに応じて最適なギア比でATPを供給してくれる、優れたトランスミッションです

ちなみに、私の本職であるエアロビクスやステップは、常に3速キープですね
しかも、そんなにエンジンの回転数をぶん回さないで走れる、時速50~60㎞くらいかな?(笑)

 

長々と、車と人の身体のしくみついて、思いのままに綴りましたが、最後までお読みくださってありがとうございました


第67回日本体育学会大会

大阪夏の陣

↑から、あっという間に学会が始まりました

この発表のために、多くのインストラクターの方々、プログラム提供企業の方々、そしてクラブのスタジオ担当の方々にご協力をいただき、ありがとうございました

発表内容の詳細は、この後、日本フィットネス協会の会誌『HEALTH NETWORK』や、学術雑誌などに投稿しようと思います

ここでその詳細を語ることはありませんが、ひとつだけお伝えしたいことがあります

 

どんな振付で動くとか、それをどうブレークダウンして教えるかとか、どんなエクササイズ内容で構成するかというのは、指導の中のほんの一部にすぎません

観察力、判断力、安全への配慮、コミュニケーションスキルなどの指導技術なしに動きだけを伝えても、運動指導とは言えないでしょう

教える内容が、プレコリオだろうとインストラクターオリジナルのレッスンであろうと、それは変わりません

プレコリオのレッスンであっても、優れた指導技術を持つインストラクターであれば、唯一無二の素晴らしいレッスンをするでしょう

一方、オリジナルの斬新なコンビネーションを、緻密に計算された展開方法で教えることのできるインストラクターであっても、上記の指導技術に欠けていてはよい指導者とは言えないでしょう

私たちインストラクターは、『ただ動きを伝えるだけの人』であってはならないと思います

 

発表を終え、学会会場を後にすると、共同研究者の田中雅子先生と岸和田温泉に♨

温泉で汗を流したあとのランチは、ノンアルコールビールで乾杯

この後は、東京まで500㎞超のロングドライブが待ち構えていましたので(笑)

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父の日に思う

昨日は父の日でしたね

日曜は朝から晩までレッスンなので、私の場合は母の日も父の日も、1日遅れになります

今日、用意しておいたプレゼントを、私とダンナのそれぞれの実家に寄って、2人の父に渡してきました

母の日も父の日も、必ず両親と義父母に、なにかしらおそろいの物を渡しています

今年の父の日のプレゼントは、水で濡らして絞ると冷たくなる、いわゆる冷感タオル

それぞれに柄違いの物を用意しました

2人とも後期高齢者の仲間入りをとっくに果たしている年齢で、それなりに持病もありますが、介護のお世話になることもなく、自宅で生活しています

歩いて散歩にも出かけるし、庭の草むしりもします

これから本格的な夏を迎える前に、高齢者の熱中症対策になればと思い、選びました

 

実家に寄った時に、父が近況をいろいろ話してくれました

そんな中でいつも話題になるのは体のこと

この15年くらいの間に、前立腺の手術をしたり、肺ガンの手術をしたり、冠動脈にステントを入れたりと、歳相応にいろいろな経験をしてきました

そのため、現在は特に症状はないものの、定期的な通院は欠かせません

泌尿器科、呼吸器科、循環器科と、それぞれが違う病院への通院となり、たまたま最近これらの通院が重なったため、それぞれで採血やCT検査などを受け、疲れたとこぼしていました

 

そんな父の愚痴を聞いて思ったこと

高齢者に限らず、複数の医療機関に通院している人は少なくないと思います

最近は、薬の飲み合わせや過剰な処方を防ぐために、お薬手帳を携帯して、他の医療機関で処方された薬の情報を共有できるようになりました

これと同じように、いつどこの医療機関で何の検査を受け、その結果がどうであったか、すべての医療機関で共有できるようなシステムがあったら、患者の負担は今よりずっと軽くなりますね

もちろん、医療費の大幅な削減につながります

臨床検査技師さんは仕事が減ってしまいますが

そんな政策を掲げる候補者が、今度の参院選に出馬したら、投票しちゃうかも(笑)