言霊。生き抜く。今日の教え。

【久】という字は
木が死体を支えている、病気の人を支えるという成り立ちで、柩(ひつぎ)疚(やむ=やまい)などにも使われ、病気や障害を意味します。
けれど、名前に【久】がつく人は
日々の経験を自らに蓄える力を持ち、
長く持続させることができる継続力を備える
このような資質を持っているそうです☆
日々の経験はただの出来事。
その経験に色をつけて
必要なものを自らに蓄えるためにも
日々の出来事を自分だけの強みに変換する。
素敵ですね(*ˊ˘ˋ*)♪

最後にレッスンに出てくれたのはいつだろう。
そう言えば最近見かけないな~私のレッスンは難しいししんどいって言ってたし、プールのほうに行ってるのかな~と思っていました。
たまにふらっとスタジオに来てはたくさん汗をかいて、
『ひゃ~先生っ今日も頑張ったて!すごい汗だよ~思うように動けないけど楽しかった!痩せたいね~!』
と、笑っていました。
『ほ~れ、見てみ♪この肉~♪』
なんて言いながら、お腹つまんでさ。
いつも元気で、しかめっ面とかしないで、ニコニコにこにこ笑っていたね。
にこにこ笑顔も、
つまんだお肉も、
もう見れないし触れない。
スタジオのみんなも、悲しんでたよ。
どんより暗くて、
話し声は聞こえるけどやっぱり暗くて。
「とにかく3月までは何があってもどうか元気で!」
と思わず出た言葉。
定期的に会えるのは3月までだから、やっぱりそれまでは元気な姿を見ていたいし、一緒に笑って楽しいことがしたい。
ケガも風邪も全部気をつけて、いつもの姿を私に見せてほしい。
心配だったのは仲良しでいつも一緒にいた方。
お休みかなと思ったら、いつも通りジムにいた。
【いつも通り】はすごく大事。
いつも通りの人には、私もいつも通りで返す。
特に何か言葉をかけることもせず、
いつも通りに「お願いしまーす♡」と笑顔で迎えました。
レッスン中も心配で何度も見てしまったけれど、そこにも【いつも通り】がありました。
私にできることはレッスンを通して笑顔にすること。
おどけて、チクリと愛を込めた毒を吐いて、冗談言って、変な顔して(笑)
いつも通り笑ってくれて、安心しました。
【久】という字の成り立ちはあまりいい意味ではないけれど、
たとえば病気の人や、
たとえば病人を身近なところで抱えていたり、誰かとの死を経験して辛く悲しい思いをしている人を支えることができたなら…
インストラクターっていい仕事だと思います。
その空間、その時間だけでも、せめて心にある痛みをほどくことができたなら…
最近見た再放送のドラマ『コード・ブルー』で、
「医者が(患者の命を)延ばせるのはほんのわずかかもしれない。だがそのわずかな時間が時に人の運命を変える。」
とありました。
人間の命の境の最後の砦が病院でありお医者様だったとしたら、
運動指導者はその前にいます。
できることはないか。
何ができるか。
常に自問自答しながら、少しでも、平和で穏やかに何に侵されることもなく自分のペースで自分の人生を生き抜く人を増やしたい。
そう、改めて思い誓った今日。
すべては明日に繋がっています。
今日も全力で生き抜きます。
mana