母業を楽しむために自分を大事にする
恵泉こども園さんでママ向けのレッスンをさせていただきました♪
お部屋に入ったら、まだハイハイの子からよちよち歩きの子がいっぱ〜い❤️
動いているのを見ているだけで癒されました❤️
子どもたちも愛らしかったのですが、子どもたちとにこにこ笑顔で遊ぶママたちのキラキラが眩しく愛おしかったです🥰
とつきとおかもの時間をかけてお腹で育て、痛くて叫びたくなるような出産を経て、子どもと一緒に初めてを経験するママたちは、子どもが生まれる前からず〜っと頑張っています。
妊娠中、出産前後、それぞれのステージで身体は否が応でも変わっていきます。
会陰が切れて縫ったり、お腹に傷が残ったり、胸の形が変わったり、妊娠前と全く同じ身体でいたいという願いは叶いません。
出産した後は、授乳や抱っこにおんぶ、目線を合わせるためにしゃがんで立ってを繰り返し、手を繋ぐために体を傾け、寝る時にも完全に自由な体勢で寝ることもできず、体の酷使が続きます。
自分が経験したからわかることもありますが、親子の姿を見ても、見なくても、ママとして生きる時間の全てで身体へどれだけの負担がかかるのかは容易に想像できます。
「身体のあちこちが痛いのは当たり前」「身体の疲れを明日に持ち越すのは当たり前」と、頑張ることが当たり前になる毎日が続くと、「身体が悲鳴をあげるのは仕方ない」「痛さや辛さを我慢することも母業の内」になってしまい、だんだんと受け入れることが得意になりすぎて、爆発しかけている身体の時限爆弾に気づかずに毎日をやり過ごしてしまいます。
愛する我が子のために我が身の全てを注ぐママたちの姿を見る度に思うのは、『報われてほしい』ということです。
教育に携わる者として、『報われる』という言葉は子育てにおいて不適切かもしれませんが、心からそう思うのです。
最近のSNSでは、「母をやめました」という呟きをよく見かけます。
子育ての一部始終を見ているわけではないので、ママが綴る断片的なエピソードと親子間の状況そして結末しか知り得ることができませんが、言葉では言い表せないさまざまな感情と思いや考えがぐるぐると巡ります。
親子間のことをどうこうは言えませんが、何かひとつ違ったら…何かひとつきっかけやタイミングが違ったら…と思わずにはいられません。
KUMONの先生の視点から話すこともできますが、今日は運動指導者としてママたちと触れ合ったので【からだ】という視点で子育てに言及すると、骨や筋肉がなめらかに動く時は体が軽く、心も軽くなり、頭で考える前に五感で感じる幸福につられながら動けるように思います。
頭と体の緊張や締めつけがなければ、思考がクリアになり、余計なことを考えすぎずに、心の赴くままにその時その一瞬を楽しむことができ、心の揺らぎが起きにくくなるように感じます。
母という肩書きを持っていても自分という存在を見失わないためには、自分の身体と向き合うことが必要不可欠だと考えます。
心を落ち着かせたい時や内省する時には深呼吸をするのがいいというのは誰もが知っていることですが、そもそも深呼吸がうまくできる身体の状態でなければ、深呼吸をすることが苦しくなり、ストレスになってしまいます。
あちこち痛い時は息を大きく吸えないし、吐いても体は緩みません。
「しようと思えば深呼吸ができる」よりもいいのは『深呼吸をしようと意識せずとも深呼吸ができている』です。
真面目で頑張り屋さんなママほど、ため息すら吐けていないのではないでしょうか。
よく「息を吐くのが先であり、息を吸うよりも吐くほうが大事」と聞きますが、私は吸うことも大切にしています。
(呼吸に関しての見解は、流派などによってもさまざまです。運動中は動作によって呼吸を使い分けますが、日常生活においては気持ちよく息を吸って気持ちよく息を吐けたらそれでいいじゃん?というのが本音です(笑))
こんな話をネットで読みました。
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子宮内は羊水で満たされているので、赤ちゃんはまず羊水を吐き出し、息を吸ってからオギャーと泣く。
息を吸うときは戦いのときに優勢になる交感神経が働く。
息を吸うのは吐くよりも努力を要する動作である。
赤ちゃんは生まれてすぐにまず空気を吸うという努力によって人生を始める。
死が近づくと、人は懸命に息を吸う。
最期は溜息のような大きな息を吐いて亡くなることが多い。
吸息の努力を懸命に続けた後に呼息して終わる。
「生きる時も死ぬ時も息を吸うことに努力するのだから、生きている間も吸う力は必要不可欠だ」と考えることもできますが、単純に息を吸うことはとても気持ちのよいことです。
いい空気・いい香りを思いきり吸い込むと、元気になりませんか?
私は息を吸って体が内側から膨らみ、息を吐いた時にぷしゅーっと何もかもが身体から抜けていく感覚が大好きです。
吸うことを目一杯楽しんでから息を吐いています。
身体がガチガチだと吸うのも吐くのも難しい。
呼吸ではじまり呼吸で終わる人生において、明朗快活に生きるための究極の健康法が呼吸だとしたら、気持ちよく呼吸ができる身体づくりは必要不可欠です。
息を吸うことを楽しむゆとり、息を吐くことを気持ちいいと感じるゆとりがあれば、【何かひとつ違ったら】につながるのではないかと思っています。
それはけしてママだけに限らず、子どもも同じです。
身体が疲れている時は、要らぬことを言ってしまったり、あれこれ考えすぎて迷走したり、感情に支配されて暴走したり、本来の自分からかけ離れた言動をしてしまうことがありますよね。
心地よい疲れは心身にプラスに働きますが、不快な疲れは蓄積させると害を及ぼします。
耐え忍ぶことも、堪え忍ぶことも、どちらもママの仕事ではありません。
愛する我が子のために一番いいのは、ママが笑顔でいること。
「だっこばかりで腕が痛いな…けれど、どんどん大きく重たくなっていくのを感じられて幸せ❤️」って思っても、
「おんぶで肩と背中がバッキバキ…けれど、今しか感じられないぬくもりと幸せがここにある❤️」って思っても、、
「腰が痛いな…膝が痛いな…けれど、一緒にお出かけできて楽しいし幸せ❤️頑張って今日も子どもが喜ぶことをしてあげよう❤️」って思っても、、、
心で感じている幸福感がどれだけあっても、体が耐えられなくなれば何もできなくなってしまいます。
体のケアは、子育てを円滑かつ愉快に楽しむために必要です。
出会ったママたちが、レッスンでやった内容をふと思い出してちょこちょこっと身体を労る時間を持ってくれたら、私が見た眩しくて愛おしいあの光景がずっと続くように思います🕊💓
そしてもし「報われないな…」「母をやめたい」って思ったら、その時は少しでいいから運動をしてみてほしいです。
運動といっても、「これ運動?」というくらいにやさしくて簡単なものを本当にちょこっとやるだけでいいから。
血流がよくなって、体がほわほわあったかくなると、心もきっと少しは軽くなる🕊💓
一人で運動してもモヤモヤが晴れない時は、いつでもご連絡ください💌
母として、運動指導者として、教育に携わる者として、きっと何かプレゼントできるはず✌️💝
ひとりじゃないよ。
ため息を安心して吐ける場所があって、
息吸えてる?
息吐けてる?
そんなふうに訊いてくれる人がいて、
一緒に笑えるママがいて、、、💓
恵泉こども園はとってもいい子育ての味方です💖
ふらっと立ち寄れる頼もしい居場所を見つけたママも子どもたちもラッキーね❤️
またお邪魔して、お会いできたら嬉しいです🥰
ありがとうございました💕
mana