運動指導者のひとりごと
令和5年度すべての教室がスタートし
私の毎日もようやく落ち着いてきました。
おかげさまで満員御礼の教室も続出し、
ありがたいことに増設を依頼いただいています。
「抽選になるのを避けるために言わなきゃいいんだけどさ〜、いいと思っているものはやっぱりいいって言っちゃうのよね〜」
そんな奇特な方もいますが🥺💗
抽選を避けるためになかなか口コミいただけないというのが悩みです(笑)
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毎回どの教室も平均年齢を出すのですが、
年々上がっています。
それは継続のお客様が歳を重ねていることと
若年層の参加が少ないことにあります。
70代80代が教室の大半を占めるということは、
免許の返納や体調など様々なことを理由に
教室参加を諦めざるを得ない方たちが抜けた後は
寂しいことになってしまいます。
いま運動をされている皆さんには、
お子さんやお孫さんに
運動の大切さを伝えていただきたいです。
だって健康な身体づくりには
運動が欠かせないと知っているのだから。
年齢とともに変わりゆく体に合わせて最適な運動方法があることも、早く知り早くから意識すべき体の使い方やつくり方があることも知っているのだから。
お孫さんを連れて教室に参加されたり
親子で運動に励まれる姿を見ると
とても嬉しくなります♡
「一緒に」は難しくとも運動を薦めていただき、
教室でお伝えしていることを
大切な方に伝えていただけたら嬉しいです💞
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✅車の自動運転機能
✅自転車の電動化
✅自転車以外の免許なしで乗り移動できる乗り物
こういった機能やモノが増えるほど、
人の身体機能は衰えていきます。
映像がいつどこでも見れるようになり、
目からの情報は
景色よりも画面から得るようになりました。
目からの情報処理により受ける恩恵よりも
代償のほうが増えています。
匂い・香りというものが健康づくりに活用されることも増えましたが、現代人はコロナの影響関係なく嗅覚障害が増えており、弊害のほうが勝っているのが現状です。
前のブログでBPAの影響についても書きましたが、人間の生活が豊かさとラクさの紙一重で最新機能に刺激を受けるほど、人間の身体そのものが良くないほうへと導かれていくことを忘れてはいけません。
家電の機能をフル活用してつくった時間や体力の余裕を、体を動かすことに使う。
数値化をAIに委ね、
現状把握をして必要なものを取り入れる。
情報の取り方が変わった分、
考え方や脳の使い方も変える。
ラクをするために便利なものができているわけではなく、生活を豊かにするためにつくられた最新機能なので、活用はすれどもそこにのみ込まれてしまっては本末転倒です。
認知機能も五感も運動機能も、
人間の体の衰えは
人間の心の貧しさは
モノの機能で治すことはできません。
健康寿命を延ばすために、
機能により生まれた余裕を活かして
体と心の豊かさや健康度・幸福度を
上げたいですね。
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鬱や精神疾患が増えている理由には
さまざまな背景があると思います。
コロナ禍で外に出る機会が減った高齢者は、
体力・筋力の低下によりケガをして寝たきり…
外界との繋がりが途絶え精神が落ち込み…
ということもあるかもしれません。
コロナ禍でそれまで以上に『ネット世界』が広がった結果、人との交流が一見増えたような学生たちはその分異なる人間関係に触れ、幸せも不幸せも同じくらい倍増しました。
ストレスに晒された人が増えた分、
悪意の有無問わず
人が人に与えるストレスもまた増えました。
犯罪・自殺が後を絶たず、
社会問題は闇深くなっていく一方です。
毎日のように放送される悲しいニュースの中でも、女子高生2人がライブ配信をしながら飛び降りた事件は映像が拡散されたため、多くの学生の心に影響を与えました。
リアルな映像が与えた衝撃は
いろんな形で人々の心に残りました。
個人の心が強い弱いの問題ではなく、
社会の在り方やコミュニティの築き方
そして教育の仕方のズレが
子どもたちの心を繊細にしているように思います。
教育している大人の心も壊れているから。
人の死に関心を傾けていると心が疲弊するので
ニュースでもあまり見ないようにしていますが、
飛び降りた一人が新潟の女子高生ということで
心が余計に痛みました。
そんな中、自ら命を絶とうとしていた男性を救ったとして、新潟東高校3年生が警察から感謝状を受け取っていました。
外国人男性だったため、日本語がわからない様子を見てとっさにスマートフォンを取り出し、翻訳機能で「辛くても死んじゃだめだよ!」などメッセージを送り助けたとのこと。
AIが紡ぐ言葉が直接人の心を救えるとは思えませんが、AI機能を使って人を助けることはできます。
これからの時代、
人を助け、人を救うカタチが変わっていきます。
最後はやっぱり『人の力』だと思います。
人が人にストレスや恐怖を与えるのではなく、
抱えなくていい辛さや苦しみをそっと取り除いてあげる優しい繋がりが増えることを心から願っています。
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体と心はリンクします。
表面的には問題なくとも、
実は内側はボロボロ…ということもあります。
人は自分の尺度でしか健康を測ることができないので、実は理想的な健康状態ではない場合があります。
どこで判断するかは難しいですが、
❌自分の身体に無関心
❌身体からのサインに鈍感
❌身体からのサインを無視
がまず良くない。
精神的な疾患は『限界』を示し、
体に先に兆候が現れます。
☑️首、肩、背中の慢性的な凝りや痛み
☑️呼吸がしにくい
☑️酸欠だと感じる
☑️食欲の低下
☑️食に関心をもてなくなる
☑️便秘と下痢を繰り返す過敏性腸症候群
☑️不眠、眠りが浅くなる、途中覚醒
☑️疲れがとれるという感覚がわからない
☑️原因不明の動悸や息切れ
☑️脱毛
など痛みや不快感を伴うものはもちろん、
一時的だと思い込みやり過ごしてしまいがちなものも体からのサインです。
それを無視し続けると、
今度は心が蝕まれていきます。
無関心であったり、
興味をもてなかったり、
今まで関心のあったものへの熱が急に冷めたり、
自分以外の人やモノへの興味関心が薄れることは
精神を壊す手前と言われています。
これを読んでいる皆さんは大丈夫だと思いますが、周りの方で外界との交わりから遠のいている人がいたら、そっと手を差し伸べてほしいです。
眩しすぎる光が闇をつくることもあるので、
共感できる似た者同士が互いを救うこともあります。
二人で手を取り合い命を絶つのではなく、
二人で心を救い合って休みながら生きることを続けてほしかった。
女子高生のご冥福をお祈りするとともに、
同じようなことが起きないように
『健康』とは何かを発信し続けていきたいです🍀
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健康とは一人でつくるものじゃない。
mana