大腿筋膜張筋〜ももの外の張り〜

「歩行」を陰で支える立役者
【大腿筋膜張筋】
(だいたいきんまくちょうきん)

骨盤の安定性を補助するために重要な筋肉で、
機能が低下すると、まっすぐ前に足が出る良い歩行ができなくなります。

いつも靴の踵の外側ばかりがすり減る人は、
大腿筋膜張筋がうまく働いていない証。

大腿筋膜張筋はガニ股を防ぐ役割をもちます。

大腿筋膜張筋は股関節の動きをスムーズにさせるために、お尻やももの筋肉と連動して働きます。

『補助』という立ち位置ですが、
大腿筋膜張筋が上手に働いてくれないと
お尻やももの筋肉もうまく機能しません。

長時間座ったままの姿勢が続くと
縮んで硬くなります。

お尻やももの筋肉を過剰に動かせば
連動する大腿筋膜張筋も疲労します。

立っている時や歩行時は
太ももの外側を支えていますが、
使いすぎて硬くなると
股関節や膝・腰の痛みの原因になります。

よくあるのが、
片足に体重をかけて立つ【楽な姿勢】
もしくは【休めの姿勢】において
外側から支えるために頑張りすぎて硬くなる…
というものです。

大腿筋膜張筋は比較的強い筋肉ですが、
この筋肉に頼りもたれかかりすぎてしまうと
筋肉が悲鳴をあげます。

硬くなった大腿筋膜張筋により
股関節の動きに制限がかかると、
股関節痛はもちろん
膝が捻れ圧力がかかり膝痛が・・・
骨盤が前傾し腰痛が・・・

ゆるめすぎてもダメですが
硬くなりすぎても良くないので、
座りっぱなしが長く続いた後、
股関節・ももやお尻の筋肉をたくさん動かした後は必ずストレッチするようにしましょう。

関連記事一覧