サラサラ血液とドロドロ血液
人間の血液量は、
体重の約13分の1といわれています。
60キロの人であれば、
血液量は約4.6リットルになります。
献血後の血液量は、
水分摂取により短時間で回復します。
血液の成分が回復する速さは成分によって異なり、個人差もあります。
目安では、
「血漿」成分が約2日
「血小板」成分が約4~5日
「赤血球」は約2~3週間で回復します。
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血液は、体内を50〜60秒で循環します。
質の良いサラサラ血液は、
全身に酸素や栄養をスムーズに運び
二酸化炭素や老廃物の回収も順調です。
質の悪いドロドロ血液は、
流れが停滞し、
体の不要物の回収ができません。
全身の細胞の新陳代謝は
血液がカギになります。
血液は、
☑️全身に熱を運ぶ
☑️あらゆるホルモンを必要なところに届ける
☑️免疫細胞を運ぶ
☑️血管の傷を修復する
その他にも、良質なサラサラ血液であれば
☑️脳の健康を支える
☑️肌艶・髪艶など美や健やかさを保つ
☑️血管の老化予防
などの重要な役割をもちます。
血液の質が悪くなれば本来の働きができなくなり、体は内側から汚れ、それは見た目にも表れます。
冷え性の人は大方ドロドロ血液かも⁈
シワやくすみが目立つ人は
ドロドロ血液の可能性が大です。
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ドロドロ血液は生活習慣病が進行し、
最終的には脳卒中や心筋梗塞を招きます。
順序としては、
①血糖が増え
②中性脂肪が増え
③中性脂肪がコレステロールに変わり
④人間の体内にある脂質のひとつである悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールが酸化
⑤これが血管壁に侵入すると、血管壁が厚く硬くなり血管が狭くなる
⑥動脈硬化が進行すると生活習慣病も進み
⑦最悪の事態を招くことになります。
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血液に最も影響を与えるのは食生活です。
食事の内容次第では、
約2週間で血液の質は良くも悪くもなります。
食事でコレステロールを多く摂ることが血中コレステロール値を高くするわけではなく、一番の原因は糖質の摂り過ぎによるものです。
血液中に余った糖が中性脂肪に変わり、中性脂肪が分解されてコレステロールが生み出されるからです。
ドロドロ血液とは、糖や中性脂肪・LDLコレステロールが多い血液のことです。
だからといってなんでもかんでも悪者にして全く摂らないと、栄養不足で血液が薄くなり過ぎて、酸素や栄養が十分に運べず、各機能を低下させてしまいます。
偏りなく全ての栄養素をバランスよく摂れるように心がけましょう。
✅ビタミンA・C・E
✅ミネラル
✅食物繊維
✅DHA・EPA
✅セサミン
これらを十分に摂り、
糖が中性脂肪に変わるのを防いだり
抗酸化を心がけるのが大切です。
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顕微鏡で見ると、
血液の状態が一発でわかります。
時々公共施設なんかで簡易検査が行われますし、献血をすると7項目の生化学検査成績と8項目の血球計数検査成績について教えてもらうことができるのでオススメです⭐︎