からだバー®︎ビューティー 更年期
更年期にまつわる書籍を
30冊以上読んで気づいたことがあります。
それは、
①筆者が伝えたい情報は同じであること
②更年期への準備期間は長いということ
③症状の数だけ対策の方法があるということ
病気と同じで、
いつ
どのタイミングで
どんな症状が
どのくらいの強さや重みで
どれくらいの期間続くのか・・・
人の数だけ抱えるものが異なるため
更年期は複雑に捉えることもできます。
ですが、初経から始まる女性ホルモンとのお付き合いはずっと続いていて、更年期で初めて女性ホルモンの影響を受けるわけではありません。
『更年期は、快適な生理の延長線上にある』
ということは、更年期障害の対策のための準備期間は10代から始まることになります。
学べば学ぶほど
更年期を知ることで準備できることが増え、
女性ホルモンの変調によって受ける影響に対して対策できることがゼロではないことがわかります。
そこで生まれる矛盾・・・
「生理のことは教わるのに、閉経のことは教わらない」
私たちは、生理のことを学校の保健体育の授業や母を含む女性から学びます。
ですが、いつか閉経が訪れることが自然とわかる機会はあっても、閉経前後で身体がどのように変化し、身体に何が起こるかは教わりません。
私のように母や祖母が更年期障害と全く無縁である場合、必要な情報や知識を日常で得ることは難しくなります。
今や『更年期障害』というのは社会的に問題視されるべきことで、向き合わなければいけない身近な社会課題です。
知識や情報を得られる場をつくり、
更年期を当事者が一人で抱える闇にせず
周囲全体で寄り添える明るい社会を!
その想いの一歩として、
運動指導者にできることを探していました。
いまも探し続けています。
更年期にも運動が必要です。
でも、更年期だからといって特別なことをするわけではありません。
当たり前に人間に必要である運動というものを、更年期に必要なものに照準を合わせて行う環境を整えていくのが当面の仕事と感じています。
あれこれ流行の運動を試している時間も
あれこれ流行の運動を試す心の余裕も体力も
更年期障害で悩む人にはありません。
✅更年期とは何か
✅何が作用し、身体に何が起こるのか
✅予想できる身体の変化とその対策準備
✅起きた症状に合わせたケアや運動
これらを知る機会が当たり前にあれば、
悩む時間を減らすことができるのではないでしょうか。
生理も更年期障害も閉経も、すべてを
女性から女性へ
母から娘へ
きちんと伝承できる体制を整えたいです。
日本からだワーク®︎協会
マスタートレーナー
鍬間愛美