カタカナ語は好みません

【言葉】

この世界にはいろんな言語があります。

同じ日本でも
都道府県によって
地域によって【標準語】は異なります。
(みんなそれぞれ自分の言葉が標準だと思っていますからね。笑)

新潟県でも地域ごとに方言の違いがあるため、
話していても意味が伝わらないことがあります。
イントネーションも異なります。

村上市に住む祖母の話は
半分くらい理解できません・・・

左耳の難聴も加わって、
まるで違う国の言葉のよう(笑)

ですが、
昔ながらの家屋に住む
腰の曲がった『ばぁ』は
着飾った貴婦人の「おばあさま」ではないので、
方言をふんだんに織り交ぜた軽快な口調とその中に時々混じる【つなぎの音】が妙にしっくりくるのです。

それが話し手も聞き手も心地よい
『ばぁの言葉』

言語的コミュニケーションとは、
発信者が言葉を使って相手と会話することです。
発信者の声に出した言葉の意味と発信者の心情が相手に伝わります。

私はカタカナ語を好みません。

ビジネス用語でよく用いられますが、
共通認識されている言葉を使うのは別として
相手に伝わらない言葉で話すことは
自分本位だと考えます。

カタカナ語は
①端的にひとつの意味に断定できるもの
②ざっくり大まかな雰囲気で包まれるもの
に分かれます。

ひとつの意味しか持たないものは、
「りんご」など他の言い換えをしない・他の言い換えができないものなので誰にでも伝わります。

対して、
意味が明確でないものは
ふわっとした表現になるため、
☑️相手が理解できるかどうか
☑️相手の受け取り方
によって心象が変わってしまいます。

私は、
日本語の豊かな言葉が響かせる
『音』が好きです。

同じことを伝えるにも、その時その瞬間に、相手に一番ストレスなく心地よく受けとってもらうための言葉を選べるのが日本語です。

雰囲気や状況に合わせて言葉を入れ替え、
音の響き方を変えることで
相手の心に言葉を沁み込ませることができます。

カタカナ語にも
「角が立ちにくい」
というメリットはありますが、
そもそも伝わらなければ意味がなく、
理解に苦しむのは相互に良いことがありません。

カタカナ語を多用する人を見ると、
『伝える気がないんだな』
『コミュニケーションをとる気がないんだな』
『誰と話しているんだろう?』
そんなふうに心の中で呟きます。

そして、話と言葉に耳を傾けることをやめます(笑)

その人が話しているのは
私じゃなくて【自分】だから。

教室の子どもたちには、私が話したことを自分の言葉に変えてもう一度話してもらうようにしています。特に質問にきた時。

まるっとリピートした子には、
✅話をよく聞いていたこと
✅しっかりと記憶できていたこと
これらをまず褒めます。

そして、それは
👩‍🏫私の言葉
👩‍🏫私の考え方
👩‍🏫私のまとめ方
であることを伝え、
「自分が誰かに教えてあげるとしたら、どんな順序でどんな言葉を使って教える?私が話したことと同じ順番じゃなくていい。自分が理解したことを、自分が一番使いやすい言葉の中から相手に一番伝わりそうな言葉を選んで表現してごらん♪」
そう話します。

それが習慣化すると、
私の説明を聴きながら一緒に解く問題で
自分の言葉に変換しながら解くようになり、
次の問題では
自分の頭の中を言語化できるようになります。

2〜3問やりとりを続けると自信がつき、
その後は自学自習できるようになります。

自学自習ができるようになった子には、私の代わりに質問対応をしてもらうこともあります。
大人よりも同年代の子の言葉のほうが
すっと頭に入っていく子もいるので👦👧

「上手じゃなくていいから、自分の言葉で話しなさい」と言いつつ、
きちんと言いたいことが整理できていない子には「まとめてから来なさい」と言う・・・
ひどい先生です👩‍🏫(笑)

「ゆめさぁ、『あーね』って言葉が大嫌いなの」

『あぁなるほどね』という意味合いで用いる若者言葉で、うなずきやあいづちにも使われます。

娘曰く、全く言語として成り立たず略語にもなっていない意味不明な言葉を使うことが気持ち悪いそうです😳

い、遺伝子を受け継いでいる(笑)

いつか『ワンチャン』という言葉を多用していた時には「友達の会話の中で楽しく使うのはいいけれど、私や目上の人と話す時、美しい日本語を使うことを求められる場ではやめなさい」と言いました。

ワンチャン=「ほぼ期待できないが、もしかするとイケるかもしれない」「可能性はゼロではない」
・・・『もしかすると』でよくない?🙄

若者言葉もカタカナ語と同じで、
ふわっとした雰囲気が場を和ませたり楽しませたりすることはあっても、
真意は相手に伝わりにくいです。

だから使い分けようね♡娘さん♡

言葉は人を表します。
人柄を言葉で表すこともできます。

似合わない言葉
似合わない表現

あなたらしさを損なう言葉
あなたらしさが伝わらない表現

カタカナ語を使う人がカッコよく見えるのは、
使っている人が本当にカッコイイから。

カタカナ語を使う人がカッコ悪く見えるのは、
使っている人が人真似をしているから。

自分の言葉の引き出しから
相手に合わせて一番最適な言葉を選んで
気持ちを込めて伝えたい🍀

『私が伝え方で意識していること』わかるかな♪
教室・レッスンで私が意識している伝え方はこれだ!と言える人はどれくらいいるだろう?👩‍🏫

mana

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