からだバー®︎ビューティー なぜからだバーを使うのか
更年期以降の女性へ贈るプログラム
【からだバー®︎ビューティー】
についての過去記事はこちら👇
私が運動指導をさせていただく際に
一番大切にしていることは、
【体と心の準備】です。
一日の活動量は、
年齢・職業によりもともとの違いがあります。
筋肉量や体力などは活動量で変わり、
柔軟性はストレッチなどの習慣の有無によって変わります。
人の体の個性は毎日の何気ない動作の繰り返しにより出来上がりますが、数日の動作の無理が影響し筋肉痛や筋疲労を起こすこともあり、姿勢や運動パフォーマンスには日々違いがあります。
体の状態は動きに影響しますが、
緊張やリラックスなどの心の状態は
体の状態の良し悪しを変えてしまいます。
体と心の両方をバランスよく整えてスイッチをオンにすることで、ストレッチやトレーニングの効果は最大限に引き出され、求めている効果は得やすくなります。
疾患や既往歴を含め
異なる精神・肉体・健康状態を前にし
グループでの運動指導をさせていただく場合、
できるだけメインの動作が安全かつ効果的に行えるようにまず第一にコンディションを整えることを大切にしています。
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痛みや倦怠感などの感覚的なものは、
何もしなくてもわかります。
関節や筋肉の動きにくさは、
動けばわかります。
「動けばわかる」と簡単に書きましたが、
日常動作でわかることはほんの一部です。
ストレッチやトレーニングなどの日常動作以外の運動によって自分の身体の状態を知ることが大切です。
そして、
動いただけでは気づけないことがあります。
筋肉が緊張し収縮した状態が長く続くと、
毛細血管が圧迫されて血行が悪くなります。
血行が悪くなると、
神経や筋肉へ運ばれる栄養素や酸素が減少し、
さらに老廃物の蓄積や筋肉の酷使・損傷が重なると、神経が異常に興奮した状態となり炎症物質が放出されます。
炎症物質が放出されたところは押すと痛みが広がる硬いしこりのようなものになり、これは「トリガーポイント」と呼ばれます。
動いているだけでは気づけない体の状態は
【押す】ことで知ることができます。
からだバー®︎には、
ピンと呼ばれるパーツがあります。
ピンで押すことで、痛みの引き金となるトリガーポイントを見つけることができます。
からだバー®︎は背中など手の届きにくいところもピンで押圧することができ、体のあらゆるところを押圧することでコリなどの解消が期待できます。
また、人の体には第二の骨格と呼ばれる【筋膜】というものが存在します。
筋膜には、筋肉・骨・内臓器官・血管・神経など身体のあらゆる構成要素を包みこみ、それぞれの場所に適正に位置するよう支える役割があります。
非常に薄く柔らかい組織なので、
萎縮したり癒着したりすると
筋肉のコリやハリを招き、
柔軟性を損なわせて痛みの原因となります。
筋膜リリースとは、
筋膜の委縮・癒着を引き剥がしたり
引き離したり
こすったりすることで、
筋膜を正常な状態に戻すことを言います。
この筋膜リリースも
からだバー®︎を使えば
誰でも簡単に行うことができます。
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女性ホルモンの変調により、一日・一週間・一ヵ月単位で心身の状態が変わりやすい女性の身体にとって必要なのは、まず一度リセットすることではないでしょうか。
その日その時間の自分の身体の声に耳を傾け、
緊張があるなら緊張をとるところから、
痛みがあるのなら和らげるために今必要なことは何かを探すところから・・・
ひとつずつ体と心が喜ぶことを重ねて
心身を解放する時間をより多くもてたら、
女性ホルモンの変調ともうまく付き合っていけるようになると考えます。
からだバー®︎のクラスは
音楽に合わせて動いたり、
決まったルーティンがあるわけではありません。
動きの速度も、回数も、
すべてを自分のコンディションに合わせて
セッティングすることができます。
与えられるメニューをこなすのではなく、
いろんな角度や指標から自分の身体を評価して調整しながらマイペースに行えます。
私が大切にしている【体と心の準備】と、
習慣化し反復して続けやすい能動的な身体ケアが叶うのがからだバー®︎です。
女性の身体は繊細です。
女性ホルモンの影響により受ける不調の感覚は
他人には理解できないことのほうが多く、
一番の理解者であり
不調を乗り越えなければならないのも自分です。
人の手や力に頼ることは時に必要ですが、不調に合わせて最適化したケアを選ぶこと、そして未来の自分の健康を想像して運動の習慣化を継続させていくことは、寿命長く生きていく女性にとって重要課題となります。
✅ほぐし(木圧)
✅筋膜リリース
✅ストレッチ
✅トレーニングの補助
と、万能に働くからだバー®︎を
多くの女性に届けたいです。
日本からだワーク®︎協会
マスタートレーナー
鍬間愛美