からだバー®︎ビューティー 更年期から始める一歩
【更年期 放送】と検索すると、私のiPhoneには2022年4月のNHKのスペシャル特番が出てきます。
特番後にいくつかのニュース番組がNHKで更年期についての放送があったことを取り上げていましたが、その後は私のアンテナ不足か、あまり更年期についての特集を目にすることはありません。
実は、新潟のテレビ局3社に、過去に更年期についての放送がどのくらいあったかを問い合わせてみました。
1社は返答なし。
1社は「その質問にはお答えできません」
1社は「過去一年間では、更年期について取り上げた放送はしていません」と返答いただきました。
NHKさんにも同様の問い合わせをしていました。
一視聴者の、一運動指導者の、不躾な問い合わせに真摯に向き合っていただき感謝しかありません。
また、こういう検索機能があり、情報公開ができる記録をきちんと残しているNHKさんには感服いたします。
早速調べてみました。
①【更年期】で検索
検索結果、全879件
一番古い記録は、
1964年8月26日(水)放送
『茶の間の科学「男性と更年期」』
男性にも更年期があることは、
最近話題になって初めて知った方も多いはず。
けれど、1964年にはもう取り上げられていたわけです。
いかに情報が埋もれ、
社会の意識が停滞していたかがわかります。
②【更年期障害】で検索
検索結果、全287件
一番古い記録は、
1964年8月29日(土)放送
『婦人学級「くらしの生理学」(9)』
「更年期障害」というワードで検索エンジンにかからないだけかもしれませんが、数は少ないです。
ですが、1964年には【障害】という言葉が使われるくらい更年期を迎えた女性の身体に深刻な変化が訪れることはわかっていて、その情報もゼロではなかったことがわかります。
③【女性ホルモン】で検索
検索結果、全223件
一番古い記録は、
1977年9月19日(月)放送
『きょうの健康「女性ホルモン剤」』
女性ホルモンについての研究が遅かったのか、記録が残っていないだけなのかは不明ですが、更年期とは切り離せない女性ホルモンで検索すると、更年期と更年期障害の放送から13年も経っています。
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これ以外にもきっと相当数取り上げられ、一般人が情報を得られる機会も多かったと思いますが、社会制度や人々がもつ情報量・理解の進歩や成果はそれほどみられないのが現実のように感じています。
更年期障害は一過性のものではありません。
更年期で負った心の傷も、
身体に表れた症状や痛みも、
消失することなく残る場合もあります。
更年期を機に自ら変えた環境も、変えざるを得なかった環境も、どちらも『積み上げてきた未来』を手放す勇気が必要で、急に進む道の矢印を変えられて受ける困惑は手放した未来図を塗り替えることができるまで続くかもしれません。
更年期から始まったものは、更年期の10年が過ぎたらピタッと終わるわけではありません。
ずっと続いてゆくものだと社会全体で重く受け止めることができたら、個人が抱えるものはいくらか軽く済むかもしれません。
こんなにもたくさんの人が悩み、苦しみ、社会課題になるまで見過ごされ続けてきた『更年期』の問題を、次世代を生きる娘たちが当事者になる前に緩和できるような提案策を見つけたい!
そんな想いでいます。
更年期症状に効く飲むお薬を開発することはできませんが、運動という方法でお身体を癒し、痛みや辛さを軽くするためのご提案をさせていただくことはできます。
心と体に抱えている重たいものを手放すために
試してほしいのが運動です。
その運動も
なんでもいいわけではありません。
更年期に起こりうる身体の変化と
その日の体調に合わせて
最適な内容と
それを行う理想の順番があります。
その運動の積み重ねが健康寿命を長くします。
更年期の運動は、
更年期を過ぎた後の
未来のためのものでもあります。
いまを大事に
未来を大切に
今日の一歩
明日の一歩
未来への一歩を
一緒に歩ませてください
日本からだワーク®︎協会
マスタートレーナー
鍬間愛美