運動指導者の呟き2025

2024年は
皆さんのからだにとって
どんな一年だったでしょうか。

病気になった
ケガをした
不定愁訴に悩んだ
インフルエンザやコロナなど一時的な病に苦しんだ
など、これらの「た」で締めくくるものは一過性のように思うかもしれませんが、心身の健康に一瞬でも起きたゆらぎはその後のからだに必ず影響し続けます。

慢性疼痛を抱えている
治療をしている
これらの「る」で締めるものは、いつまで続くのでしょうか?終わりはあるのでしょうか?

『去年の冬を元気に過ごせなかったと感じた人は5400万人』
『去年の冬を元気に過ごせなかったと感じた家族が6割も!』
天海祐希さんが出ているCMでこんな台詞があります。
皆さんはどうですか?

今日は運動指導者として呟きます。

運動指導者が働く場所にもさまざまありますが、皆が口を揃えて言うのが「スポーツクラブにいるお客様は元気」です。

これに関しては私も概ね同意見で、私がスポーツクラブの業務から撤退した理由がこれに当たります。

【元気】の評価は運動指導者によって異なると思いますが、私は施設に通う意欲と行動力があることそのものを心身の健康度が高いと評価します。

中でもスポーツクラブに所属する方の施設利用頻度と利用時間はとても多く、運動指導者よりも稼動時間が長い方もたくさんいらっしゃいます。

となると、〈運動をしてほしい〉という私の一歩目の願いは叶うので、楽しく運動を続ける方法と時間を提供できる運動指導者にその役割を担ってほしいと思っています。

運動指導者として懸念することは、【施設に行くことが目的となり、運動をすることがゴールになってしまっている人が多い】と感じることです。

本来、運動とは健康な心身を維持するために行うものです。

健康診断に引っかからない
生活習慣病ではない
美的に気になるところがない
「運動せずとも維持できている現在の健康状態であれば、今後も健康を損なうリスクが極めて低い」と考え、運動不要説を唱える方もいますが、これには断固反対です。

長期的にみた加齢とともに変わりゆく身体構造上、運動をしないを選択し続けた人の末路は健康寿命が縮んで辛い思いをすることが予想されるからです。
細胞や内臓の負担が少なくても、骨や筋肉の衰えから始まるダメージは生活のあらゆる場面で現れます。
だから運動は必須!

ですが、運動をすれば絶対に健康になれると信じて疑わない人にも異議を唱えなければいけません。

施設に行くことも、運動することも、
ただの手段のひとつです。

こころと身体がよくならないのであれば、
それは拷問です。

年末に少しだけ「エアロビクス」というワードに触れましたが、その時に出たのが【廃れた理由】でした。

なくなるものには理由があります。

日本にある運動プログラムの多くは海外から流れてくるので海外フィットネス事情の影響をもろに受けるのは確かですが、私は運動に対する価値観や考え方の変化も大きいと思っています。

【型】が重視されていた時代が終わり、【フリー】が主流となった現代では、型がもつ良さよりも自由に動くことが好まれるようになりました。

ゆえに、効果やその逆の危険性への意識が薄れてしまったように感じています。

2025年もレギュラーで行うレッスンは、やればやるほど心身が元気になり身体が健康になっていくものだけを提供していきます。

運動はからだの学習です。
学び、体得し、
健康づくりの引き出しを増やしてほしい🍀

時間もお金もムダにせず
どうか意味ある、からだが喜ぶ運動を🍀

本年もどうぞよろしくお願いいたします♡

mana

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