便秘と腰痛の関係性

便秘がひどくなると、
便は腹部にどんどん溜まります。

溜まった便・ガスによってお腹が圧迫されると、血行不良となり、腰の筋肉の緊張から腰痛が起きることがあります。

便秘は、腰の筋肉である大腰筋や腸骨筋に近い位置にある『S状結腸』が関係しています。

便秘による腰痛は慢性的な便秘を抱える人に多いですが、腰痛が便秘の原因になることもあります。

ストレスや背骨の歪みで自律神経が乱れている人は慢性腰痛になりやすいです。

腸は自分自身で動かすことができません。

自律神経の働きにより蠕動(ぜんどう)運動が行われるため、自律神経の乱れは便秘に繋がります。

自律神経の働きが悪くなると、
筋肉が緊張を起こすので便秘は改善されません。

そもそもなぜ腸の環境が悪くなるのか。

それは
①大腸の緊張
②大腸の運動低下
③直腸での便の滞留
④病気が原因での便秘
などが挙げられます。

女性の場合は、骨盤やホルモンも関係します。

①大腸の緊張は、心因性(ストレス)が主です。

②大腸の運動低下は
❌運動不足
❌水分不足
❌食事(食物繊維の不足や食べすぎなど)
❌腹筋群の筋力低下
などが原因です。

③滞留便は、排泄を我慢しすぎたり、寝たきりが原因でも起こります。

特に腰痛と関係が深いのは、
大腸の緊張と運動低下によるものです。

改善する方法は、
👇
⭐️腸に繋がる神経圧迫を解放する
これには、背骨を整えることが大切です。

⭐️腸のすぐそばにある筋肉を動かす
特に背骨と骨盤…上半身と下半身を繋ぐ筋肉である大腰筋は腸の近くにあるので、緩めたり動かすことが必要です。

その他、
食事を改善させたり、
ストレスを緩和させることです。

腰痛の原因はひとつではありません。

根本の原因は何なのかを知り、改善しましょう。

日本人が最も多くかかっているがんは
『大腸がん』です。

2017年のデータでは、新たに大腸がんと診断された人は年間15万3千人。

罹患数の男女総数は大腸がんが1位ですが、
死亡率で見ると
男性は肺がんが1位で
女性は大腸がんが1位でした。
(2019年データ)

大腸がんは、
運動と食事で予防ができると言われています。

腰痛、便秘、ストレス…と分けて考えずに、もしかしたらそれらが原因で罹患する可能性がある『がん』にも目を向けて、運動や食事で予防する意識を高めていきましょう⭐️

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