ゆきこ
祖母の名が【幸子(ゆきこ)】
《雪子さんの足音》は、雪子のルビがなかったこともあって、最初【ゆきこ】と読んでいたのを途中から【せつこ】に読み直しました。
結局《ゆきこさんのあしおと》だったわけだけど。
何となく、せつこのほうがしっくりきたので、今はそれでよかったと思っています^^;
本を読む時は勝手にキャストを想像するのですが、今回の雪子さんは亡き素敵な女優の市原悦子さんかなと思いながら読んでいました。
雪子さんの体型は小柄で痩せ型なので少し違うけど…
好んで選ぶ服装やセリフの雰囲気が、佇まい優しく日本語を美しく話す市原悦子さんぽかった✨
吉行和子さんで実写化されるようですね。
声の感じが私が抱くイメージとは違ったけれど、観るのがとても楽しみです(*^^*)
穏やかで平和な優しさに包まれながら読み進めていく中で、祖母を思い出し複雑な気持ちになりました。
"呑み込まれそうな善意"は時に自分の心を乱します。
祖母の何の見返りも求めない与えてもらうだけの愛情を、私も受けとらずにいた時期がありました。
素直になれたのは、私が子をもつ母になってからでしょうか。
悔やまれる過去の自分の振る舞いと同時に思い出す祖母の優しさに、【いま】支えられています。
遺品整理をしていて、祖母や曾祖母が着ていたお着物がたくさん出てきました。
ありがたく受けとり、そのまま着れるものは着物として、着れないものはリメイクでワンピースに仕立ててもらうつもりです。
形は変われど大切なものであることに変わりはなく、自分たちが大事にしていたものが後世に受け継がれていくことを喜んでくれているのではないかと思います。
大事にするね。
今夜は祖母との思い出を胸に眠ります。
おやすみなさい(´˘`*)
mana