涙が笑顔に変わるとき
ピアノ発表会【温習会】
2019年
ゆめと先生と3人で泣いたあの日から一年
2020.8.8
発表会当日に何を思ったか、、、
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コロナのこともあり、密を避けるということを表向きの理由にしながら、今年は私一人で演奏を聴きに行きました。
もしも、万が一失敗した時のことを考え、昨年の何とも言えない気持ちに耐える自信がなくて…
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正直なところ、コロナ禍で休校が続く日々の中で
「あの時の悔しかった気持ちも悲しかった気持ちも忘れたの?」と話すことが多かった。
我慢できずに叱ることもあったけれど、
楽譜も読めない私が伝えられることには限界があり、春、先生にHELPのLINEを送りました。
家での様子と練習量の少なさに驚いていた先生は、すぐに練習方法を変えてくださり、ゆめが計画的に練習に取り組むように促してくださりました。
先生は先生で、
「昨年の発表会がトラウマになったらいけない」と、ゆめに気を遣い、
レッスン中の言葉の選び方も慎重に
そういうふうに接してきたと話していました。
今からすると、もしかしたら昨年の発表会前にHELPの相談をしていたらよかったかもしれない…
サポートしかできない私には、先生とゆめ自身が気づいていないところを繋げていくことしかできないのに、家とレッスンを切り離してそのままにしてしまっていました。
一番の理由は本人にあれど、
母としても後悔と葛藤の一年でした。
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先生に連絡してからというもの
目に見えて練習への取り組みが変わり、
表現に深みを増していく自分の演奏に楽しくなったのか、気づいた時にピアノに向かう姿が増えました。
【弾きたい時に弾く】というそのやり方は、本気でピアノを弾く人にとっては甘いとは思いますが、ピアノに触れることもしてこなかった私は口を出す資格もなく…
「後悔のないように。ひとつ言えることは、練習でできなかったことを本番でできるなんて思わないこと。奇跡に頼るより、自分の力を信じられるように取り組みなさい」
それだけ伝えてきました。
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金曜日のレッスンで先生に修正点を聞き、
帰宅してからも練習しては休むを繰り返し
「もう大丈夫かな♪」と言いながら何度もまたピアノに向かう姿がありました。
当日の朝も同じ。
呑気さを見せていたけれど、内心緊張の渦に飲み込まれそうだったと思います。
私はというと、前日から緊張で手が震え、動機が止まらず…笑
どうやらトラウマになっていたのは私のほうだったようです(笑)
開演前にゲームをするなんて余裕だな…とは思いましたが😅
開演後は一つ演奏が終わる度に、神妙な面持ちに変わっていくのを感じました。
「ママが緊張すると、ゆめにまで伝染するからやめて!」
「プレッシャーかけないで! そういうママ、【圧】だよ。圧かけないで!」
そんなふうに言われていた私は朝から
駐車場は間違え、
建物も間違え…
見事にやらかしていたわけですが(笑)
『グランドピアノに触れるのは年に一回だけだし、いつもと違う会場で舞台も大きい☆ 思いっきり楽しんできてね♪』と送り出し、
徐々に近づいてくる本番…
聴いてくれた見てくれた客席の全ての人に
心からの感謝の気持ちを込めてするお辞儀が
とても美しく✨
それは今年の演奏の完成度を物語っていました✨
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成功したよーーー♡と嬉しそうに席に戻ってきたゆめの笑顔はきっと忘れない❣️
お昼ご飯を食べながら
「途中でうまく弾けていることに嬉しくなって、天にものぼる気持ちだった!うまく表現できていることに嬉しくなって、力も入ったし、体が弾む感じがした!」
と、演奏中の心境を教えてくれました😊
毎年、発表会のためにドレスを購入しますが
今年は全身私のものを身につけさせました。
パワーを与えるためにはこれくらいしかできないから…
「ママの匂いがする♡」と言っていたゆめに
【圧】ではなく、安心を与えられていたらいいのですが…笑
昨年とは違い、とびきりの笑顔です♡
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演奏後の舞台裏で先生に
「感動した!素晴らしかった!涙が出そうだった!」と言われたそうです。
先生もきっと気が気じゃなかったはず😅
今年は感染予防で写真撮影はできませんでしたが
昨年とは違い全員がとびきり笑顔のまま
無事に発表会を終えることができました☆
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「去年のあれは今年のでチャラ!帳消しになったよね?!取り戻した!挽回できた!よかった!」
そんなふうに話すゆめでした😊
涙と笑顔が
ゆめを一層強くしなやかに成長させてくれました✨
母も緊張から解放され、いい気分です♡笑
さぁ!また来年の発表会に向けて始まるぞー♪
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一歩一歩、噛み締めながら
大切なことを紡いでいこう❣️
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それにしても、
お辞儀する時
劇団の舞台の時と同じように
二階席を見てからお辞儀したのには
笑いました🤣
「いつもの癖で…笑」とはにかむゆめが
とっても可愛かったです♡♡♡
mana