切り干し大根
大根を乾燥させた切り干し大根は、
私の最近のお気に入り食材です♡
野菜や果物を乾燥させると水分が抜け、
栄養素が格段に増えます。
乾燥時に日光に当てることで、
うまみ成分のグルタミン酸と
GABAの含有量が増えます。
グルタミン酸は、
料理に深みを出すので淡白な味でも美味しく感じられるようになります。
GABAは、
血圧の上昇を抑える働きや
ストレス緩和効果を期待されている栄養素です。
チョコレートでも『GABA』の文字を見かけませんか?
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切り干し大根に含まれる主な栄養素は、
①カリウム
②食物繊維
③カルシウム
④鉄分
です。
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カリウムは体内の水分と塩分のバランスを調整してくれます。
塩分を摂り過ぎた時は、尿中に排出するカリウムによってむくみや高血圧が予防できます。
切り干し大根は、
カリウムの含有量が食品の中でもトップクラスで
100gあたり3500mgのカリウムを含みます。
しかし、切り干し大根の一日の摂取目安量は、
乾燥したもので1日10~15g程度になります。
水で戻すと約4倍に増え、煮物1人分の量になります。
一回(一日)でたくさんは摂れませんが、
毎日食べても問題ありません。
上手に食事に取り入れることで、
むくみや高血圧の予防につながります。
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食物繊維には
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。
切り干し大根は特に不溶性食物繊維が豊富です。
不溶性食物繊維は、
便のカサを増やして腸を刺激し、排便を促す働きがあるので便秘解消に効果的です。
ですが、体内の水分が不足している状態で摂り過ぎると便秘症状を悪化させる可能性もあります。
水溶性食物繊維は、
栄養素の吸収速度を緩やかにし、
血糖値の急上昇を抑えます。
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カルシウムは骨や歯を形成する栄養素です。
筋肉の収縮や神経を安定させる作用もあります。
切り干し大根は噛みごたえがあるので、
顎(噛む力)を強くしたり、
しっかりと咀嚼することで幸せホルモンであるセロトニンがたくさん分泌されます。
栄養を摂ることと噛むことの両方で、
加齢とともに衰えていくものをカバーすることができます。
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切り干し大根に含まれる鉄分は、
乾燥状態で100gあたり3.1gと非常に多いです。
ですが、水で戻して切り干し大根の煮物にすると、一食当たりの鉄分は0.3gとなります。
厚生労働省の国民健康・栄養調査(令和元年)によると、月経のある女性(20~40歳代)の鉄分の摂取量は推奨量に対して平均4.1gも足りていませんでした。
鉄分を補うためには、
肉や魚介類や海藻を食べることに加え、切り干し大根など少しでも鉄分を含む食材を日々の食事に取り入れていくことが大切です。
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切り干し大根を使う料理には
調味料をたくさん使いがちです。
調味料の使いすぎは生活習慣病になりやすくなるため、切り干し大根を食べる際は量と味付けに気をつけましょう。
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切り干し大根の栄養を余すことなく摂るには、
戻し汁を料理に使うのが効果的です。
戻し汁には、
●ビタミンB群
●ビタミンC
●カリウム
といった水溶性の栄養素が
たくさん含まれています。
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水で戻して茹でた切り干し大根は
100gあたり13kcal、糖質は0.7gと
低カロリー低糖質です。
同じ野菜でも、
生きゅうりのカロリーは100gあたり13kcal
糖質は2gです。
少し意外ではありませんか?
糖質が低い切り干し大根は、
糖尿病の方でも食べられます。
調理時に使う調味料だけ気をつければ、
ダイエットにも最適です♪
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私のお気に入りレシピは、
👇
パスタの代わりに切り干し大根を使った
たらこパスタもどき💓
春雨の代わりに切り干し大根を使った
チャプチェ💓
細かく刻んだ切り干し大根とチーズと味噌マヨで作ったソースをのせたパン💓
切り干し大根は
噛めば噛むほど大根の甘みも感じられますし、
味付け次第でレシピは無限♪
麺料理の代わりにも使えますし、
食感を楽しむ料理にも♪
サラダ、煮物、汁物、主食など
いろいろ使える万能食材です♡
上手に活用して、
また一歩、健康な身体へ❣️