希望の唄

2024年2月に、7作品目の舞台に上がったゆめ。

オーディションを経て、
今年12月7日(土)・8日(日)に公演となる
『ポンコツ港の水滸伝』という作品の
稽古に励んでいます。

約50名の大所帯となる座組で
2018年に上演した作品を再演するということで、
ゆめも稽古を楽しみにしていました。

6月5日に稽古が始まり、
新体制を楽しみながら
少しずつ役づくりに入っているようです。

2018年ポンコツ港の水滸伝

(以下、差し込み写真のすべて
スチール撮影:宮原昭夫)

さて、今年の公演についての振り返りを(笑)

写真の前列真ん中で子どもたちに囲まれているのが、【作・演出】を担当した池田真一さんです。
2月の公演で演出を退任されました。

池田さんにお世話になった数年間で、
ゆめは演者としてたくさんの経験をさせてもらい
育てていただきました。

まだ未熟で、勉強不足なこともあり、
台本に書いてある言葉の意味すらわからず
物語を咀嚼するのに時間がかかることもあり…

そんなところから始まった稽古の日々で、
何度も池田さんに質問や相談に行っていたと
劇団員の方たちに教えていただきました。

舞台との向き合い方や役づくりの仕方など、
それらしい振る舞いができるようになったのかと感動しました。

考え方や価値観にも変化が見えてきて、
ちょうどよい時期にゆめの成長にお力添えいただいたと感謝しております。

公演後の反省会の際に
「あなたは絶対に続けなさい」と
池田さんに力強い激励の言葉をいただいて
いまに至ります。

池田さんの演出期間で学び育んできた力を存分に活かせる役を、次回の作品でいただいています。

「どんな役に決まっても受験生であることを言い訳にはしない」と固く誓ったゆめは、8月に控えた最後のピアノの発表会準備はからっきしですが…稽古には前のめりです。

いただいた言葉を胸に、
一回り成長した姿を見せてほしいです。

大変お世話になり、
本当にありがとうございました!

2月公演の作品は、じゅんさい池に生息する生き物たちを擬人化したもので、ゆめはチョウトンボと風の2役を演じました。

主には風の役だったのですが、
ストーリーテラーのような位置付けで
新潟市の出来事を解説するのが役目でした。

大人にとっては馴染みのある言葉も、
中学生にとっては知らないものだらけで、
歴史を時系列で整理するにも一苦労(笑)

ですが、掛け合いをする高校生に助けられ、
一緒に役を楽しんでいたようでした。

光も希望もなく悲しみで終わる作品もありますが、座・未来が描く物語には必ずやさしい光と明るい希望が感じられます。

クスッと笑ったり、
ほろりと泣いたり、
心の奥へ奥へと染み込んでくる言葉の数々で
自分の現在地を知ります。

こころが否が応でも動いてしまうのは
こころが正常に機能している証

笑ったり、涙を流したりできるのは
こころとからだが共鳴している証

感情に合わせて身体が反応しているのを確認することで、生きている実感が得られます。

そういう時間をもてる
心身の調和を感じられる
感情にスイッチを入れられる
など、観劇を好む理由は様々ですが、
非現実空間で
固唾を呑む臨場感を楽しみながら
その時間その瞬間は現実を忘れ観劇に没頭する…
夢中になれる空間を人は求めています。

現実世界に生きる人間が
非現実空間へと人を誘う難しさを味わいながら、
次の役でも空間づくりの一端を担う者として
しっかりお役目を果たしてほしいです🍀

真剣な表情も

穏やかな表情も

キラキラした表情も

ぜんぶぜんぶ輝いています⭐︎

次の公演も楽しみだと話し、
毎回の稽古から帰ると
「楽しかった〜!」と笑う姿を見て、
劇団のことが本当に好きなのだと感じます。

次の作品は大好きなお姉さんたちも一緒なので
楽しさ増し増し💓

劇団員の皆さんにはお世話になりっぱなしです。
いつも本当にありがとうございます!

次回公演も楽しみです♡

mana

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