鎖骨

鎖骨の高さを気にしたことはありますか?

レッスンでも時々触れますが、鎖骨は真横に一直線に伸びている状態が理想と言われています。

左右の差がなく、両鎖骨が真横に綺麗に伸びているのが望ましいです。

鎖骨が歪む理由には、
●ストレートネック
●指・手首・肘などの腕のねじれや歪み
などが挙げられます。

バッグを持つ手がいつも同じ
斜め掛けショルダーを同じ肩にかけている
など日常での無意識動作の繰り返しはもちろん、
片腕ばかりをよく使うスポーツを好んでする人も鎖骨が歪みやすいです。

鏡を見て確認しましょう。

❌左右比べて、鎖骨の高さが違う
❌片側だけ前方に飛び出ている
❌鎖骨の見え方(周辺の筋肉・脂肪のつき方)が左右で違う

その他、
❌腕をだらんと脱力させた時に手の甲が前を向く
❌鎖骨の上下を触ると痛みや張りを感じる
などの症状がある場合も
鎖骨がいい状態にないことを表します。

鎖骨には、5つの筋肉がくっついています。
①胸鎖乳突筋
②僧帽筋上部線維
③鎖骨下筋
④大胸筋鎖骨部
⑤三角筋前部線維

鎖骨は腕・肩・胸・背中をつなぎ合わせ、
動きを連結し、助ける役割があります。

バンザイをして腕がどこまで挙上するか
確認してみましょう。

次に鎖骨の上を押しながら
片腕だけ挙上させてみます。

腕が上がりにくくなるはずです。

鎖骨が圧迫されると
肩関節が動きにくくなります。

鎖骨には首周辺にある神経や血管・リンパなど循環器系を守る役割もあります。

鎖骨圧迫により血流が悪くなると
老廃物が溜まりやすくなります。

これは首こりや肩こりにもつながります。

腕が上がりづらい原因は、
もしかしたら鎖骨にあるかもしれません。

鎖骨ほぐしをしましょう。

鎖骨の上下を撫でたり、
指で押したりします。

鎖骨周辺の皮膚をつまむも有効です。

筋肉や関節が柔らかくても、外側の皮膚がタイトでかたいと動かしにくくなります。

鎖骨も同様です。

私は気づいたらピースサインをつくり、
人差し指と中指で鎖骨を挟み
(右手なら左鎖骨を、左手なら右鎖骨)
内側から外側へ流すようにしています。

鎖骨の痛みは重大な疾患が潜んでいる場合があるので、長く続くようなら早めに受診しましょう。

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