外反母趾
外反母趾とは、足の親指が小指側に曲がって変形してしまうものです。
親指のつけ根が出っ張るその形は、指のつけ根からくの字に折れ曲がったように見えます。
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外反母趾にも種類があります。
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症状の進行度合いは人それぞれです。
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①親指が小指のほうに曲がる
②親指のつけ根が出っ張る
③出っ張ったところが腫れて赤くなり痛い
④親指が人差し指と重なる
⑤親指以外の指も小指側に曲がる
⑥指のつけ根の関節下が痛い
このように進行していきます。
☑️足の甲が異様に横に広がっている
☑️扁平足
☑️踵が内側に傾く
(アキレス腱が床と垂直ではない)
などが起き始めたら、
外反母趾予備軍もしくは外反母趾になります。
このように足には関節がいくつもあります。
外反母趾で変形するのはMP関節。
歩行時、
つま先を地面につけて踵を上げると
曲がる部位になります。
間違った歩き方や、姿勢の崩れによりMP関節がくの字に曲がるようなストレスが加わることの繰り返しで変形していきます。
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「若い頃にヒールの高い靴を履いてたから…」
確かにこれもひとつの要因かもしれませんが、
一番の理由とは言えません。
姿勢そして歩き方が原因の多くを占めますが、靴はさらに足の変形を助長させるにすぎません。
外反母趾の人の特徴として挙げられるのは、
●猫背
●骨盤が後傾している
●股関節の柔軟性が乏しい
●膝が捻れている
🔴扁平足
などです。
原因の始まりが猫背による偏平足が生む外反母趾、股関節の柔軟性が低下することによる偏平足からの外反母趾など、ケースはさまざまですが、最終的に扁平足から外反母趾に移行します。
扁平足は、距骨が親指側に傾き、親指側の骨がべちゃっと潰れて、足のアーチが崩れた足のことです。
アーチが崩れると、親指のつけ根には捻れるように圧がかかります。
外反母趾の人の特徴のひとつである膝の捻れはこうして強まります。
外反母趾の人の多くは膝の痛みを抱えています。
扁平足になると、かかとまわりの関節が過剰に動きすぎてしまいます。
オーバープロネーション(過剰回内)といいます。
歩行時などにおいて足への衝撃を緩衝させるためでもありますが、足は接地した地面や床の形状や状態を瞬時に把握すると、それに合わせてかかとまわりの関節から指先までが連動して動き、足の中足骨は関節の動きに合わせて左右に広がります。
過剰回内が起きると中足骨が過剰に開き、結果、MP関節が変形するような圧がかかります。
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避けたい扁平足!
扁平足の改善・外反母趾予防には
●猫背
●骨盤の後傾
●股関節の柔軟性低下
●膝の捻れ
👆これらが起きないように、
骨の位置・筋肉の伸縮バランスを整えることも大切です。
私がレッスンでよくやる足・足指・脚ケアは、外反母趾予防には絶対必須のメニューになります。
足指・足の甲・足首と
分けてケアすることが大事!
だって足の骨の数は片足で28個もあるんだから!
外反母趾は治すのが難しいので
予防することが大切です。
重度の外反母趾になる前に、
骨・筋肉・姿勢・歩き方を整えて
痛みなく快活に歩き続けられるようにしましょう!