自律神経
自律神経のバランスと骨格(姿勢)のバランスはとても深い関係があります。
姿勢が悪いということは骨格のバランスが悪いことを示しますが、崩れた骨格(体)を支えるために筋肉は常に緊張状態になります。
筋肉の緊張が血管や神経を圧迫し続けて、それが慢性化すると、休息時でも筋肉のスイッチはオンになりっぱなしになります。
休息と活動のスイッチの切り替わりがうまくいかないことは、自律神経のスイッチの入れ替わりがうまくいかないということです。
☑️気がつくと体が緊張している
☑️眠れない、眠りが浅い
☑️疲れがとれない
☑️体内リズムが乱れている
などを感じる場合は、
自律神経のバランスが崩れている証です。
自律神経は2種類。
交感神経=アクセル
副交感神経=ブレーキ
活発に活動したい日中は交感神経を、身体を回復させる夜間は副交感神経を優位にしたいです。
不良姿勢は自律神経を圧迫します。
すると自律神経の切り替えがスムーズにできなくなり、呼吸・体温・内臓機能・ホルモン調節などに影響し、不調を感じるようになります。
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背骨はゆるやかなS字のカーブを描いていますが、なんらかの理由で骨格のバランスが崩れると以下のような症状が出てきます。
❌頚椎からの不調
●発熱
●倦怠感 ●疲労感
●力が入らない
●血圧が不安定
●パニック障害
●頭痛
●睡眠障害
●耳鳴り ●耳の閉塞感
●めまい
●疲れ目 ●ドライアイ
●まぶたの痙攣
●口内異常 ●味覚障害
●手足のしびれや痛み、冷え、ほてり
❌胸椎からの不調
●動悸
●胸部圧迫感
●立ちくらみ、めまい
●のぼせ ●冷え
●血圧が不安定
●多汗 ●発汗しない ●冷や汗
●皮膚の乾燥、かゆみ
●呼吸困難、呼吸障害
●肩こり
●背中の痛み
●関節まわりのだるさ
●力が入りにくい
●胃の不快症状
●吐き気
●腹部の膨満感
❌腰椎からの不調
●お腹の不快症状
●足のしびれ、冷え、ほてり、痛み
●足のふらつき
❌仙骨からの不調
●泌尿器系症状
●男性器の不良症状
●生理痛 ●生理不順
●不妊症
●更年期障害
更年期障害の症状の出方は人によって違います。
仙骨というのは、お尻の割れ目のところにある手のひらサイズの骨で、腸骨と仙腸関節で繋がっています。
骨盤の要です。
仙骨を含む骨盤の歪みは
ホルモンの分泌を乱します。
仙骨は子宮を保護する役割を担い、
副交感神経が多数存在する部位になります。
骨盤を整えることは、
副交感神経を正常に働かせ、
更年期症状を緩和させます。
心や体が緊張し、ストレス状態にあると、
骨盤は過剰に引き締まります。
すると、副交感神経の働きは鈍くなります。
骨盤の歪みは、血液やリンパの巡りが悪くなり、筋肉・神経・脳にも影響します。
健康的な毎日を過ごすためには、骨格のバランスが大切で、その中でも心身のリラックスには骨盤を整えることが大切なことを覚えておきましょう♪