褒められて伸びる先生
昨年5月から子どもたちの成長を一緒に見守ってくださっているスタッフさんにこんな嬉しい言葉をいただきました🎁💐
「先生、本当に子どもたち一人一人のことをよ〜く見てますよね」
「お世辞じゃなくて、本当に指示が的確で、わかりやすくて」
「その子に必要なことを、一人一人にちゃ〜んと伝えていらっしゃって」
「先生はご存知ないかと思いますが、求人募集の言葉、あんなふうに書いてらしたの先生だけなんですよ。他の方は採点が〜とか丸つけが〜とかそれだけを書いていて、先生はやっぱり違うんだな〜と思って」
教室では私が責任者なので、褒めてくれるのは今まで事務局のスタッフさんだけでした。
自分が求人募集に何を書いたか覚えていなかったので、久しぶりにページにログインしてみました。
仕事内容なのに、
私の願いを書いていました(笑)
けれど、これを読み、
想いに共感いただいて今に至ります。
私よりも長く【教育】に携わってきた経験を活かして、私にはない視点で子どもたちを見守り、成長を応援してくださっています。
小言の多い私に対して、
たっぷりの褒め褒めシャワーを浴びせるスタッフさんたち👏♪♪
褒めてほしい子はスタッフさんのもとへ行き、
アドバイスが欲しい子は私のところへ来ます。
父と母のような役割をそれぞれ担いながら、
子どもたちの成長を見守っています。
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子どもたちの教育の格差はなくならないと思っています。
経済の影響ももちろんありますが、
環境や親の思考と習慣、他にも子どもたち自身の考え方・価値観また性格などでも学力の差は広がります。
結局のところ、
「環境をお膳立てしてもらっても、そこに身を置く本人の意志がなければ進まない」
そう思います。
日本の教育格差を検索すると、
次のようなことが書かれています。
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日本で生じている教育格差には、
「学校間格差」
「家庭環境による格差」
「学歴格差」
などがあります。
学校間格差とは、入学する学校によって受けることのできる教育の質に差が原因で生まれる格差のことです。
例えば、公立校と私立校では、利用できる施設や設備、サービスに差がある場合があります。
特に、近年推進されているICT教育に関しては、私立校に比べて公立校の環境整備は進んでいないのが現状です。
家庭環境の格差には、自宅の学習環境やPCなどの設備だけでなく、学習塾などに通っているかどうかでも格差が生まれています。
これらは、大学進学率などその後の学歴格差にも影響を与え、その格差が経済格差をも生んでいると考えられています。
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これを読んで、どう思いますか?
そうだよなぁ…と共感する反面、
他力のようにも感じますし、
選択の責任の所在は…?とも思います。
日本は世界の教育格差と比べると、
恵まれていることがわかります。
そんな中でももちろん、
生まれ持って背負うハンデや
そこから生じる格差は必ずあります。
けれど、
制度を知れば、子どもたちの教育・学びを守るための仕組みは意外と充実しています。
片親家庭の子どもは、
無料で大学生による学習支援が受けられます。
ボランティアで学習指導をしている団体もありますし、塾に通うための助成金が出る地域もあります。
無料のアプリで学習することも、
YouTubeなどの動画コンテンツで0円で学習することもできます。
図書館で本を借りれば、
タダで知識が手に入ります。
今やランチを2回我慢するくらいの月額で学習できるコンテンツも増えています。
そういうものを精一杯駆使したとしたら、
環境だけを理由に自分の成長を止めることはできなくなるのではないでしょうか。
それは、大人も子どもも同じです。
「格差は必ずしも受動的なものではなく、実は能動的に広げてしまっている要因があり、つまりは個人によってその範囲が変わるものである」
そう思います。
変われないこと・成長できないことを
自分以外のせいにしていないか?
よく子どもたちに問うています。
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とはいえ、
親の思考や習慣は子の成長に影響します。
情報に疎い親に育てられれば、
自ら情報を得て精査する手段や力をもたない子どもにとっては不利になることがあります。
成長意欲のない親に育てられれば、
成長速度は遅くなる可能性が高い。
生きることに対しての価値観が毎日を形成するとしたら、学び方も、知識や情報の収集の仕方も、一日の生活そのものですら変わります。
【土台】という点で、
実は問題なのは経済ではなく、
思考と習慣の罪のほうが大きいと思います。
罪と書いたのは、
親としての自分への戒めです。
何をもって、
何を育むために、
親(大人)として何ができるのか。
それを考えた時に、
責任をもって自分が残せるもの・渡せるものはこれだ!というモノやコトがどれだけあるか。
生きることを精一杯努力すること
自分という人間を悔いなく成長させること
そういうものが【土台】となるのではないでしょうか。
きっと未熟のまま幕を閉じることになりますが、
まだ未熟であることを疑わない姿勢で研鑽し続けながら、これからも子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。
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4月には【教室の通知表】が届きます。
これからも褒めてもらえるように頑張らなきゃ♪
親だけでなく、
子どもたちを囲む大人の影響は大きいです。
子どもたちの成長を見守る責任ある大人の一人として、スタッフさんたちと力を合わせて、子どもたちをズンズン育てていくことを誓います。
mana