良い汗をかく

良い汗をかく

血行がよくなる

老廃物の回収がうまくいく

老廃物を体外に排泄

体内が浄化

細胞が元気に活発に働く

良い汗をかく・・・
このサイクルがくるくると循環することが理想的⭐︎

では、良い汗とは❓

汗は二段階工程でつくられています。

1)最初につくられる前駆汗は塩分濃度が高く、そのまま体外に排出されると体内の多量の塩分を失うことになります。

2)そこで、脱水などを防ぐために体は塩分(ナトリウムイオン)を再吸収し汗を希釈しています。

この工程を「汗のろ過機能」ともいいます。

前駆汗の量が多くなるとナトリウムイオンの再吸収機能が十分に働かず、塩分濃度の高い汗になってしまいます。
いわゆるドロドロベトベトの悪い汗です。

反対に、少しずつかく汗は希釈されて、さらっとした塩分濃度の低い汗つまり良い汗になります。

悪い汗をかいている時は
熱をうまく放散できません。

熱の放散がうまくいかないと体内に熱がこもり、
さらに大量に汗をかくことになります。

発汗するたびに血液中のミネラル分が失われるとどうなるでしょうか?

疲労感が増して、
夏バテや熱中症を招いてしまうこともあります。

汗をかかない・汗をかけない状態が長く続くと、汗腺のろ過機能は退化してしまいます。

「昔は汗をかけていたのに・・・」という人も、積極的に汗をかく時間をつくり汗腺を刺激し続けると、何歳でも汗腺のろ過機能がよく働くようになります。

良い汗は、
汗の出始めるタイミングが早く、
体温の急上昇もありません。
心拍数の増加も軽減できるため、
体への負担も少ないです。

悪い汗が出ることもあるのが、サウナ。
サウナに入ってものすごく疲労感を感じる場合は、体温の急上昇や心拍数の増加などにより体が悲鳴をあげていたのかもしれません。

じんわりと少しずつの発汗が良いのです。

岩盤浴なんかでかく汗がサラサラな理由も
ここにあります♪

汗は、放熱により体温の過剰な上昇を防ぐ役割をもちます。
体に備わるこの大切な機能は
人間以外の動物にはありません。

高度な知性を司る大脳。
脳細胞は温度の変化にとても敏感です。
特に高温に弱いという特徴をもつため、熱から守るために熱を放散する体温調節器官が発達し、汗腺ができました。

汗をかくことは
脳を守ることにもつながります。

全く汗をかかなかった人も、繰り返し運動を行うことで汗をかくようになっていくはずです。

普段から運動習慣のある人は
熱中症になりにくいと言われています。

屋内での運動ももちろん有効ですが、冷暖房が完備された室内と屋外とでは汗のかき方が異なります。
自然に触れながら、外気から受ける刺激をもって汗をかくことも必要です。

汗腺は2つあります。
👇
①エクリン腺
ほぼ全身にあり、毛のない部分の皮膚に開口。

②アポクリン腺
毛包の上部にあり、毛の周囲から皮膚へと汗が滲み出てくる構造。
脇や陰部などの限られた部位に存在します。

汗には
❶温熱性発汗
❷精神性発汗
❸味覚性発汗
があります。

❶温熱性発汗
気温や運動などの影響を受けて体温が上昇したとき、体温調節のために出るものです。

❷精神的発汗
さまざまな感情ストレスを受けたとき、手のひらや足の裏に滲み出てくるものです。

❸味覚性発汗
刺激物を食べた時に顔や頭などから噴き出る汗は、口腔内の粘膜にある温度センサーが刺激を受け、熱覚と痛覚が発汗神経を刺激して反射的に流れ出てきます。

『精神的発汗』と『味覚性発汗』は
瞬間的に一気にドバッと出てくるため
ドロドロベトベトの悪い汗になりやすいです。

できるだけ温熱性発汗を促していきたいです。

発熱などによる一時的なもの
甲状腺機能亢進症など病気によるもの
発汗の原因もさまざまです。

「汗をかく」ということは素晴らしいことですが、【質】も気にしてみましょう。

ヨガ・ピラティス・ストレッチなどで
じんわりと気持ちよく汗がかける人は
ぜひ自分の体に花丸を♡

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