部品交換や修理ができない身体だからこそ

人体は、本当に面白いです。
身体を構成するすべてが、同じようで人間みんな違う…骨の数も、関節の数も、人によって異なるので、一般的な療法を試しても、必ずしもスムーズに完治するとは限らないのです。
たとえ診断名が同じでも、痛みや不調として訴えるものが似ていたとしても、治療法や対処法にこれが正解!と断言できるものはなく、結局はあれこれ試しながらしらみつぶしに身体の声に耳を傾けて寄り添っていかなければいけません。
遺伝的なものや生活様式・生活習慣、いろんなものが重なり合って成り立つ身体や健康状態…表面に浮き出ているものだけに目を向けてその場限りに対応しても、結局また元通り。
根本から解決するためには、「なぜその症状が出たのか」を人生のすべてを遡って掘り下げていく必要があります。

例をあげてみると、私は学生の頃、ソフトボールをしていました。ピッチャーです。
ソフトボールのピッチャーがどんなフォームで球を投げるか、すぐに思い浮かびますか?
サウスポーでなければ、右へ体をツイストさせ、右足で蹴り出すように力を前に送りながら左足で地面を力強く踏み込み、溜めた力を一気に放出するために右を向いていた体を正面に向けながら球を放ります。
最後、右足がその流れを追いかけるように後ろからついてきます。
この一連の流れの全てで、四肢が別々の動きをしてバランスを保ちながら大きな力を発揮します。
私の場合は右肩の脱臼経験があるので肩にも左右差がありますが、股関節や足にも長らく直せていない癖があります。
右足の親指内側の皮がいつも分厚くなってしまうのですが、それは学生時代から始まっているので、おそらくこのピッチングフォームが影響しているように思います。
フォーム自体も人それぞれなので、運動歴や競技種目が必ずしも同じように影響するわけではありません。
ですが、【症状と向き合う】というのはこういうことです。

少し前で言えば、川遊びでアブに咬み切られた膝の内側…咬まれた4箇所がすべて近くのため、ひとつひとつの腫れは小さくても炎症範囲は4箇所分なのでそれなりに広くなります。
一週間は痒みも腫れもなかったのですが、なんと咬まれてから8日後に膨れて痒みが出てきました(笑)
いわゆる遅延型アレルギーですが、症状が出たということは中でウズウズと炎症が起きていたということ。
咬まれた直後から少しの違和感があったものの、腫れと痒みが表面化されてからは大きな異常へと変わりました。
膝の曲げ伸ばしがしにくい、熱を持っていて膝周辺が重だるい、膝から異音が鳴るなど、、、
え?虫刺されくらいで?と思うかもしれませんが、擦り傷や切り傷・火傷など皮膚の炎症から周辺組織が影響を受けて別の症状を誘発するのはよくあることです。
そんなこんなで、いや〜な感じがする膝のケアをしていました。
腫れが引くまでの間も適切なケアをしなければ、歩き方や膝の使い方がいつもと異なることで症状が悪化します。
侮れないのですよ、虫刺されも。

下半身に疾患や不調を抱えている方に相談された時は、可能な限り肌が露出している部位を観察して、目でわかる状態を把握します。
傷、まめやたこ、変色など、わかりやすい情報はもちろん、触って熱や肌の質感なども確認します。
医者ではないので治療はしませんが、不快感に何が影響しているのかを推測することはできます。
普段心がける少しの小さなことも丁寧に積み重ねていけば、癖や習慣を正すことができ、好調への道がひらけます。

運動ができるレベルの人の不調は、運動療法で楽にすることができる可能性が高いです。
運動したからといってすぐに健康で不調のない身体になれるわけではなく、やり方が重要であり、身体が喜ぶものを長く継続していくことが大切です。
まずは現状を知ることから。
自分にとっての「普通」や「標準」は医者や治療家が知るものとは少しズレているかもしれませんし、国家資格を持つ人たちが教科書で習うものもまた必ずしも万人に当てはまるよいものであるとは限りません。

🦶からだバー®︎×足・脚🦵にご参加くださった皆様、ありがとうございました🙏💕
身体の構造と仕組みを理解すると、なぜその事象が起きるのかを推察することができ、普段から気をつけなければいけないことやいま何をすべきかがわかるようになります。
お話しした通り、骨の数も関節の数もみんな違いますし、痛みや不調の原因で考えられるものはいくつもあります。
ケアの方法を知ることも大切ですが、そもそも痛みが出ないように丁寧に身体を扱い続けることも大切です。
あなたの一歩が、あなたの姿勢が、あなたの癖が、今日の足や脚をつくり、その足と脚が今日や明日からの身体に影響することを忘れずに🌟
全体をよく観察できる足と脚だからこそ、見えるところからケアしていくことが求められます。
足も脚も、「お〜い!体重支えて、行きたいところに行かせて、踏ん張って、動いて、すっごくすっごく頑張っているんだから、大切にしてくれ〜い🙏」と言っていますよ😘

🌟からだバー®︎×腹トレ🌟にご参加くださった皆様、ありがとうございました🙏💕
何をやってもくびれができない人がいるのは事実🥲
まず優先すべきは、そのお腹が日常の健康度や体調に悪い影響を及ぼしている場合です。
特に不調がなく、見た目だけが気になるようなら、ゆっくりじっくりそのお腹を愛おしみながら好みのお腹に仕上げていけばよいのではないかと思います。
力士のお腹のタイプと姿勢や筋肉のつき方をじっくり観察すると、なぜそのお腹になったのかがよくわかると思います😚
この洞察がめちゃくちゃ面白くて、巡業で撮り溜めた写真や動画を見てはニヤニヤしています(笑)
足・脚も腹も、体の一部。
繋がっていますから、どこかを変えればどこかが変わります。
👩🏫まずは足から!👩🏫っていつも口酸っぱくお伝えしています。
👩🏫長期的に健康を考えるなら、何よりもまず足!👩🏫そう思います💡
だってそうでしょう?
立つ時の土台は足なのに、その足が思うように働いてくれなくなったら?
歩けなくなったら日常はどうなりますか?
健やかに動けるかどうかは、心身の健康度に直結します。
どうか大切に🙏💝
またやりましょう♪
からだバー®︎×足・脚と腹❤️

あぁ💗やっぱり一番好き💗
mana