枕の必要性
枕の使用については様々な見解があります。
・
・
・
『枕を使わなくてもいい人』の特徴
①うつ伏せ寝
②寝返りが少ない
③後頭部が平ら
④やわらかいマットレスを使用している
頚椎(首)の湾曲は一般的には30〜40度ですが、ストレートネックの人は頚椎の湾曲が30度以下です。
ストレートネックの人が枕を使うと首が上がり気道が塞がるので、息苦しさを感じ安眠しにくくなります。
後頭部が平ら…いわゆる絶壁の人は、頭の重さを広く分散することができるので枕なしで寝ることが逆に安定を生むこともあります。
やわらかいマットレスでは体重で体が沈み込むことでフィットし、首とマットレスの隙間も埋まるため、枕がなくても理想的な寝姿勢をつくることができます。
・
・
・
そもそもなぜ枕が必要か?
人間の背骨はS字のようなカーブを描き、5〜6キロほどある重い頭や体重を支えています。
寝ている間の体の負担を減らし、首を含む背骨を休めるためには、横になり寝ている間に適切な条件をもって休ませることが大切です。
その時に枕が活躍します。
・
・
・
赤ちゃんや子どもの背骨は、Cカーブを描いています。胎児が母親のお腹にいる時の形です。
ですが直立歩行の時間が増え、成長とともに骨・関節・筋肉の柔軟性が低下して、背骨も大人と同じようにS字カーブへと変わっていきます。
枕がなくても寝ている間の寝返りや体動が頻発な子どもに枕は必要なく、8〜10歳を目安に枕が必要になります。
子ども枕は、頭の形を形成したり、向き癖を予防したり、吐き戻しの防止効果がありますが、高さのある枕は使用しないですよね。
・
・
・
本来の枕の目的は、
✅寝返りのサポート
✅寝姿勢を整える
✅背骨への負担を軽減させる
✅皮脂や汗の吸収
などです。
・
・
・
睡眠の質を高めるためには、上記の枕を必要としない例外を除けば、ほとんどの人に枕は必要です。
ポイントは、
首と寝具の隙間を埋めること💡
できたら肩の付け根までしっかりと隙間を埋め
安定させましょう⭐︎
寝返りをしても頭が安定する幅が必要です。
・
・
・
枕が合っていない場合、
●肩こり
●首こり
●不眠症
●頭痛
●吐き気
●腰痛
●しびれ
●倦怠感、疲労感
●精神的不安定
などが起こり、
生活習慣病や高血圧・心臓病などのリスクも高まります。
症状が出ている人は
枕を見直すことが必要です💡
・
・
・
首のカーブの有無と、首のカーブ角度によって枕の高さや弾力性を変える必要がありますが、そもそも首周辺がかたいのは良くありません。
就寝前には、
⭕️首を前後左右ななめに倒す
⭕️首を左右に捻る
⭕️首全体を撫でてやわらかくする
など、首のこりを解消してから寝ることも大切です。
・
・
・
首のアーチづくりのためのツールもあります。
興味がある方はお問い合わせください⭐︎
体を休め回復させるための睡眠は、
できるだけ良質にしたいですね🌸