縫工筋
私が体の中で2番目に好きな筋肉【縫工筋】
縫工筋は、股関節と膝関節の2つの関節にまたがり伸びる二関節筋です。
大腿骨の上にある骨盤から膝関節の下にある脛骨上部までをつなぐ筋肉群のひとつです。
ゆえに、
股関節と膝関節の両方の動きに関与します。
主には股関節と膝関節を屈曲するときに活躍する筋肉です。
そして、股関節の外旋・外転に加えて、
膝から下の内旋動作もサポートしてくれます。
これはつまり、
⭕️足を曲げる
⭕️足を横方向に動かす
⭕️ボールを蹴り上げるような動作であり、
✅下半身の細やかな動きを要するサッカー
✅関節を柔軟に多方向へ動かす体操やダンス
✅下半身の強い働きが要となる格闘技
など幅広いスポーツで活躍する筋肉です。
日常生活では、
歩く・走る・自転車を漕ぐなどの
動作時に酷使される筋肉です。
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縫工筋は人体で最も長い筋肉ですが、
その幅は狭くて細長く、
筋肉の総面積は広くありません。
縫工筋は、
太腿の内側、表皮に近い部分にあります。
筋肉の起始部は、骨盤を触った時に左右でボコッと膨らみ飛び出ている部分です。
皮膚の上から自分で触ることができます。
大腿骨の外側から内側に向かって斜め下方向に伸びる筋肉であることをお話しし、レッスンでは特に膝の内側の痛みを感じるお客様に筋膜リリースをお伝えしています。
周辺に大腿骨を覆う筋肉が寄り添うようにあり、これらが連動して作用するため、主には太腿前側のストレッチや内腿のストレッチをすることが必要になります。
縫工筋をストレッチすると骨盤・股関節そして膝関節までの動きがスムーズになり、下半身の動きの安定感が高まります。
この筋肉が筋力低下によって硬くなってしまうと、足を動かしづらくなったり、動作時の安定感がなくなってしまいます。
長時間の歩行や無理に股関節・膝関節を動かす動作を繰り返した代償で、膝の内側に痛みを感じてしまう人は少なくありません。
イラストのように、
膝の内側についている筋肉は3つあります。
下半身のストレッチの重要性は、
ニーインの記事をお読みください。
下半身のストレッチのやり方は、
『バランスコーディネーション®︎』で検索すると
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