浮き指
『浮き指』は
足の指が浮き、
床に指がついていない状態のことです。
研究によると、男性より女性の発症率が高いといわれています。
日本人女性の8割に1本以上の浮き指があるとも報告されています。
子どもたちの足の健康状態は、
年々悪化傾向にあります。
小学校卒業時には8割の児童に浮き指があるとの調査報告もあります。
人は足の指を使うことで
転ぶことなく軽快に歩いたり、
バランスのよい姿勢を保つことができます。
浮き指になると踏ん張ることができません。
浮き指は動作・姿勢に影響し、
全身の歪みや痛みの原因になります。
❌首こり
❌肩こり
❌頭痛
❌腰痛
❌膝痛
❌倦怠感
❌血流悪化
❌慢性的な疲労
❌代謝低下
など、さまざまな症状を引き起こします。
上記の症状がある人は、浮き指かどうかを確認して、浮き指であれば改善しましょう。
浮き指のチェック方法
①親指を反らしてみる
親指が90度以上反っていたら浮き指の可能性があります。
②足の下に紙を入れてみる
ペアで行うとより正確です。
一人が立ち、ペアの人が相手の足の指にコピー用紙などの薄い紙を入れます。
浮き指でなければ、足の指の下に紙は入りません。
浮き指の人の姿勢は、
浮き指が重度になると
イラストの一番右側のようになります。
体重がかかと側に移動する
↓
体がのけ反るように後ろに倒れやすくなる
↓
バランスをとるために膝を曲げる
↓
上体は前傾姿勢になる
↓
猫背の姿勢により首・肩・腰・膝に負担がかかる
↓
腹筋がゆるみお腹に脂肪がつきやすくなる
↓
お腹の重みで歩行時のバランスが崩れる
↓
躓いて怪我をしたり、疲れやすくなるため、行動範囲が狭くなり行動時間が減る
↓
筋力が低下し、さらに浮き指や各症状が悪化する
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浮き指になるのには原因があります。
①足に合わない靴・靴下を履いている
大きすぎる靴は脱げないように足の指を浮かせなければいけません。
小さすぎる靴は指や足の形を歪ませます。
足指の動きを抑制する靴下を常用しても、
浮き指になりやすくなります。
ストッキングや、つま先が窮屈なハイヒールを履く女性に浮き指が多いのは、足指が縮まった時間が長くなるからです。
足指が動かしづらくなれば踏ん張る力は弱まり、足の筋力は衰えていきます。
👞👠👟👡🥾👢
②足指の筋力が低下している
歩く時間の減少に加え、階段の昇降、和式のトイレを利用して足で踏ん張るなどの機会が減っている現代人は、足指の筋力が低下しています。
運動不足はもちろん、
運動時の靴選びによっても筋肉の使い方が変わってしまい足指が鍛えられないことも多いです。
足裏や足指を動かす筋肉は、
日常の過ごし方とも深い関わりがあります。
成長過程にある3~6歳頃に積極的に足指を使うことで足指の筋力が向上し、筋出力が高い理想的な足を育むことができます。
子どもたちには、ぜひ裸足で遊んだり、外遊びの時間を増やしてもらいたいです。
🦶🦵
③足の変形がある
足トラブルには、
☑️扁平足
☑️開張足(5本の指のつけ根を横に結ぶアーチの形が崩れて、足の指が横に広がってしまう状態)
☑️外反母趾
☑️内反小趾
☑️ハンマートゥ(Z字型に足の指が固まってしまった足指の状態)
☑️マレットトゥ(足指が伸びない状態)
などがあります。
足のアーチが崩れてしまうと圧力が分散されず、
地面からの衝撃が吸収できません。
足の変形は足指が使いにくくなり、
浮き指をさらに悪化させます。
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浮き指予防もしくは改善のためには、
①裸足で歩く
②靴下の着用時間を減らす
③靴を慎重に選ぶ
④足指のほぐし・ストレッチを習慣化
⑤足指で物を掴むトレーニングをする
⑥足指でグーチョキパー体操
⑦足指すり足
などが有効です🌟
⑦のやり方はレッスンにて♥️
浮き指は、様々な症状を誘発します。
浮いている指を見つけたら
すぐに改善に努めましょう!!!