野菜と果物の皮を食べよう

野菜や果物の皮には
豊富な栄養がぎっしり詰まっています。

理由は、日光に当たり光合成が行われることによって栄養素がたくさん作られるからです。

増える活性酸素を除外するため、
そして虫や鳥などの外敵から身を守るために、
抗酸化作用のあるβカロテンやビタミンC・ビタミンE、渋みや香りの元となるフィトケミカルなどを皮は豊富に含みます。

野菜や果物は、組織を支えるための食物繊維が実の中心よりも皮のほうに多く含まれています。

皮を剥く一番の理由は、
農薬が怖いからだと思います。

最近では、皮に付着しているものを取り除くためにホタテの貝殻を主成分とする天然の洗浄剤などがありますね。

きちんと処理すれば皮も食べられるのですが、
特に果物を食べる際に安心して食べるには
冷凍フルーツがオススメです。

冷凍フルーツに使われる果物は無農薬や減農薬のものが多く、滅菌されているため、農薬の心配がないと言われています。

ぶどうの皮は凍らせてシャーベット状にすることで食べやすくなります。

夏に美味しくいただける野菜…
トマト・なす・ゴーヤ・きゅうり・ピーマン・ズッキーニ・オクラなどは皮ごと食べることが多いです。

紫外線から身を守るために外側に栄養が集まることを本能的に知っているからでしょうか。
当たり前のように食べていることが不思議です。

スイカはどうでしょうか。
スイカの皮には、
【シトルリン】が含まれています。

ウリ科の植物に多く含まれる
夏バテ予防に効果的なアミノ酸の一種です。

血流改善・抗酸化作用も期待できます。

スイカの皮の白い部分は、千切りにしてサラダや和え物、炒め物、煮物、漬け物、スープの具としてなど、ウリ科の野菜と同様にさまざまな料理に使えます。

枝豆の外皮は食べないと思いますが、
薄皮はどうでしょうか。
私は食べません(笑)

ですが、枝豆農家さん曰く枝豆の薄皮にも食物繊維が豊富に含まれているそうなので、食べたほうがいいと言われています。

薄皮といえば、
ミカンの薄皮には
【ヘスペリジン】が豊富に含まれています。

ヘスペリジンは血圧を下げたり、
血管収縮作用が期待できます。

毛細血管の壁を保護してくれる効果もあり、
血管の老化を予防するとも言われています。

皮を剥く代表的な果物のリンゴの皮には、
100種類以上のポリフェノールが含まれているというから驚きです。

高い抗酸化作用が生活習慣病のリスクを抑え、美肌を保つためにも効果的であることは有名な話。

皮の部分には実の約4倍もの食物繊維が含まれると言われています。

抜群の整腸効果があるにもかかわらず、ヨーグルトなどに入っているリンゴは実ばかりですね。

リンゴに含まれる水溶性食物繊維ペクチンは、
皮と実の間に多く存在します。

ジャムの増粘剤としても使われるペクチンには
🍎コレステロールの排出
🍎デトックス効果
🍎消化吸収の補助
🍎胃粘膜を守る働き
などがあります。

リンゴの皮の食物繊維は食べすぎると消化不良につながる場合があるため、胃の働きが弱くなりやすい入院患者さんのお見舞いのシーンでリンゴの皮を剥くのは納得がいきます。

キウイも皮ごと食べたほうがいいようですが…
私は食べれません。笑
うぶ毛をとってミキサーにかけてジュースにするなら皮ごとでも大丈夫です🙆‍♀️

ジャガイモの皮には、
空腹を満たしてくれる作用もあり、
カルシウムや鉄分も豊富です。

その他、野菜なら、大根・かぶ・人参・かぼちゃ・アスパラガス・長芋も皮を食べたほうが良いと言われています。

人参の皮にはβカロテン
大根の皮にはビタミンC
玉ねぎの皮にはケルセチン
など、加熱すると栄養素が溶け出す性質を生かして、煮出すことで栄養素を効率的に摂取できる皮を使った出汁は優しい味がして美味しいです。

高騰している野菜からもらえる栄養のすべてを身体に吸収できるので良いですね⭐︎

ピックアップ記事

関連記事一覧