水分
人体からは、
尿から1,500ml
呼気や皮膚から約900ml
便から約100ml
と、一日に約2.5Lの水分が出ていきます。
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厚生労働省によると、
成人が一日に必要とする水分量は2.5Lです。
ですが、必要水分量は年齢や体重でも異なるので、あくまでも目安です。
人によって異なる必要水分量は、
体重(kg)×年齢別必要量(ml)で計算できます。
年齢別必要量は、
30歳未満→40ml
30〜55歳→35ml
56歳以上→30ml
です。
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食事からも水分が摂れます。
水分をたくさん含むサラダやスープをよく食べる人は食事から摂取できる水分量も多くなりますが、パンや肉が中心の食事を好む人は食事からの水分摂取量が少なくなります。
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摂取した水分と栄養分の80%が、
小腸で吸収されます。
そのため、水分が吸収されるまでに30分程度の時間がかかります。
加えて、身体が一度に吸収できる水分量は200〜250mlで、吸収しきれなかった分は尿として排出されます。
一度にまとめて飲むのではなく、
こまめに水分を補給することが大切です。
200〜250mlのコップ一杯の水を、
一日に6〜8回に分けて飲みましょう💡
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水は体内で必要な分だけ利用された後、
腎臓で処理され尿として排出されますが、
腎臓の能力以上の水を摂取してしまうと処理が追いつかず、体内の塩分濃度が薄まる『低ナトリウム血症』に陥ります。
低ナトリウム血症は、
頭痛・嘔吐・浮腫
重症になると意識障害を引き起こします。
水分摂取過多の目安は、
1時間以内に1L以上です。
あまりないと思いますが、
水中毒にも気をつけなければなりません。
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身体は水分不足により、血行不良を起こします。
すると、
・頭痛
・胃もたれ
・食欲不振
・集中力低下
・強い眠気
・体に力が入らない
・攣る
などの症状が出てきます。
筋肉痛も、水分不足が原因で強く起こります。
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便秘にも水分は関係します。
腸内環境が悪い場合、水分を補給しても腸壁に吸収されるため、便がかたいままになります。
便秘の解消には
水分摂取も大切ですが、
腸内環境を整える必要があります。
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『水分とは?』
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水のほかにお茶なども含まれますが、コーヒーなどカフェインが入っているものは水分としてカウントしません。
もちろんアルコールも(笑)
かくれ脱水にも気をつけてください。
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美容のためにも水分は必要です。
体内の水分不足による皮膚の乾きが
よりシワを濃くさせます。
内側からの潤いをキープするためにも、
こまめな水分補給は大切です。