日本人に必要な心がけ

心を表面化することもできますが、
表面化されるのは一時的な感情が主で
重層構造の一番奥にある潜在意識は
ふとした時に現れるか
掘り下げて気づくことがほとんどです。

心のダメージを正しく自分で推し量れる人は少なく、心に溜まったストレスや憂鬱さを我慢して放置した結果、大きな精神疾患へとつながってしまいます。

気持ちが滅入ったり、ネガティブな気持ちや思考が続くことは生活のロスタイムともいわれています。

日本は、先進国の中でも自殺が多い国です。
日本の自殺率は米国の2倍、英国の3倍に及びます。

日本人は幸せの感じ方が下手な生きものであり、
幸せの基準が自分自身になく他者と比較しがちで
他者から受けとる幸せの比重が多いです。

2022年発表の国連関連機関による
世界幸福度ランキングでは
日本は54位でした。

実際に心を病んでいる人を統計すると、
病院に罹っている精神疾患の患者数は
419万人です。

さらにこれから深刻になる問題。
それは認知症です。

厚生労働省の統計では
日本の65歳以上の認知症が
2020年に約600万人に達しました。

2025年には高齢者の約5人に1人が
認知症になると予想されています。

認知症の前段階は
軽度認知障害といいます。

その方たちを含むと
すでに1000万人に迫る人が
認知症の危険域に入っています。

認知症患者の有病率が高い国、日本。
世界的にみても認知症になる割合が高い国です。

寿命は長いのに、
健康寿命が短いとなれば
ご本人も周囲も大変な思いをします。

これらの問題の原因は複雑多岐に渡ります。

例えば、ストレス。

日本人は働き者で、
休息のとり方が下手です。

活動のスイッチのオンオフの境目がなく、
頑張りすぎてしまうところがあります。

活動を止めて、
体・心そして脳を休めることが大切です。

人はストレスを感じると
コルチゾールというホルモンが
脳の視床下部からの司令で分泌されます。

同じ視床下部の直下で自律神経を司っているため
コルチゾールが過剰に働くと
交感神経がずっと優位になってしまいます。

休むことなく活動すれば疲れてしまう・・・
それは筋肉だけではなく、
心も脳も内臓もです。

副交感神経を優位にして
リラックスする時間が大切です。

睡眠時間を含むすべての休息時間できちんと交感神経と副交感神経の切り替えができること、活動時間全体において2つの神経のバランスがちょうどよいことが大切になります。

何も考えない・何もしないことを「もったいない」と思う人や、スケジュールが埋まっていないと落ち着かない人は危険です。

休息をとることで得られる効果があります。

体が元気になるのはもちろん、
心が休まれば感情の乱れも起きにくくなり、
脳が働けば思考も豊かになります。

積極的な休息は、
安心な環境をつくり、日常を穏やかにし、
生きる時間すべてを輝かせます。

運動が認知症の予防や改善に
大きな効果をもたらすこともわかっています。

脳の働きは
体の動きと密接に繋がっています。

脳は体の各部位に対して指令を出すだけではなく
各部位からの信号を受けて判断をし、
また必要な指令を送ります。

体を動かすことによって得られる感覚や感情、
新しい情報を受けとることが
脳にとっては良い刺激となります。

運動は、
スポーツやトレーニングだけではありません。

手や指を使っての作業、
五感への刺激なども広い意味では含まれます。

五感を使い感じとって反応するなど、
体の器官すべてを使うことが
脳にとっての運動になります。

脳と体を切り離すことはできません。
心と体も、
心と脳も、
すべて連携しています。

活動と休息
オンとオフ
交感神経と副交感神経
など、対になる2つのモードを
能動的に切り替え行き来することが
健康への近道です。

休んでいますか?
ホッとする時間はありますか?

感情も意思も、すべて脳の働きによるものです。

自律神経は、
本能的な欲求や感情などに
大きく影響を受けて反応します。

その反応のすべては
脳が感じとり対応しています。

気分・気持ち・感情
これらは脳内の分泌物質やホルモンによって
コントロールされています。

脳が元気な時は体も心もスッキリしていて、
負の感情も湧き出にくくなります。

脳が疲労を起こしていると、
体も心も冴えずに
悲しみにも怒りにも敏感になります。

『脳のあり方』を学ぶ必要があります。

運動してもなかなか体が元気にならない場合、
運動してもなかなか心が晴れない場合、
脳疲労を起こしています。

脳へのストレスは、
精神疾患や認知障害を招きます。

時々は『無』になりましょう。

大切なホルモンがありました。
👇
ホルモンについて

改めて日々の生活・思考・行動を振り返り、
引き算をしてほしいです。

しすぎていることはありませんか?
頑張りすぎていることはありませんか?
それは最重要ですか?最優先ですか?
いますぐしないといけないほど緊急ですか?

もしそうでないのなら、
セーブして
頑張りすぎず少し怠けるくらいにして
最重要でないなら最優先すべきものと入れ替えて
緊急でないのなら時間をかけてやったり
休息してから少しずつ・・・

ざっくばらんに、
適当に♪

休息しているはずだけど…という人は、
特定の栄養素が不足していることが考えられます。

感情の制御がきかないのも、
体や行動の異常も、
脳を休める+栄養の不足が関係しています。

味覚障害の原因が亜鉛不足にあるように、
栄養の偏りは特定の不調を招きます。

脳内で重要な役割を果たしているのは
ビタミンB群です。
特にビタミンB6・葉酸・ナイアシンは重要です。

青魚
アマニ油
ナッツ
緑黄色野菜
ベリー
大豆

貝類
バナナ
アボカド
カカオ
などはブレインフードと呼ばれています。

食事で摂れない日はサプリメントで補うなど、
現代人は長期的な健康思考が必要です。

脳に休息を、脳に必要な栄養を。

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