生きやすさをみんなで考える①
『生きやすさをみんなで考える』
というテーマで開催された学びのまとめと
私個人の想いを書き綴っておきたいと思います✏️
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人には長所短所や得手不得手があり、
私たちは互いに足りないものを補いながら
支え合って生きています。
生きていく中で9割は、
自分が持たない知恵や技術を
誰かが持つ力を拝借して
生きやすさや豊かさを手に入れています。
人によっては
知恵が必要で、
人によっては
技術が必要で、
人によっては
物が必要で、
人によっては
可視化できないものが必要だったりします。
必要な支援はみんな違います。
大人も子どもも関係なく必ず必要とするモノやコトがありますが、特に子どもたちには大人の力と支えが絶対に必要です。
問題解決能力を育むことはできても、
身体に抱えているものをすぐに解消することは
大人でも難しいのに子どもなら尚更です。
大人…特に親が無知であることは、
ある種とんでもない傍迷惑な話で、
どんなものを持たないことよりも
辛く悲しく申し訳ないことかもしれません。
無知と言っても少なからず何かを知っているとは思いますが、その「知っている」範囲が狭く乏しいと、わかる範囲から外れてしまうことはわりとすぐで、そこから生まれる不安が個人の自信を喪失させ、また新たな迷いが出てきます。
特に子育てに関しては正解がないため、
一度迷宮入りすると軌道修正が大変です。
昨今、
子どもたちに
いろんな診断名がつくことがあります。
年々その割合は増え、
あらゆる機関が
対策と支援の仕方を模索しています。
子どもたちの生きづらさを解消することは
この国の未来に直結する最重要課題です。
いま子どもたちの身体に起きていることで
わかっていることはほんの一部で、
それでもこれからも未来永劫変わらないのは
『個を見つめる本質と人との関わり方』
かなと思います。
介護でもリハビリでも
手助けが必要な度合いは人それぞれです。
学校の教育も、社会での教育も、
教えが必要な度合いも人それぞれです。
ほんの少し繊細で
ほんの少し多く関わりが必要な人は
ごまんといます。というか、みんなですよね。笑
子どもだけが特別なわけでもなく、
何らかの診断を受けとったとしても
「風邪ですね」と同レベルで普通のことで。
体調が悪い時に周りの支えが必要なように、
一時的か長期的かの違いなだけで
すべてはなんてことない普通のことです。
とは言え、理解者が必要なことは確かです。
そして、
当事者とその周囲の人の心情は
結局は当人にしかわからないことも確かで、
こうやって文字にしている私も
ある人から見たら軽率で
糾弾の対象になるかもしれません。
それでも、
少しは「わかった風」でいることも
誰かの、私の、一歩になるかもしれない🍀
そんなふうに思うわけです。
教育の現場にいるので
「わかった風」ではいけないのですが、
・わかることから始めようと思っていること
・わかったことから先に進もうとしていること
これをもって精一杯を許してもらえたら・・・
と思いながら書いています。
個の完全なる理解は難しいですが、
個を尊重することはできます🍀
一人一人が手を繋ぎ、
網目の細かいネットをつくり、
要らぬもの(先入観・諦め・攻撃的な振る舞いなど)だけ振るい落とし、
互いに笑顔になれるものだけ残せたら・・・
子どもを想う人たちと
『この指と〜まれ』をしたいです。
教育コミュニティのひとつである私の教室に
同じ想いでいてくれるスタッフがいることに、
改めて感謝しています。
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以下はちょっぴり多めの理解と協力が必要な子への望ましい関わり方として学んだこと✏️
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何もしなくても自己肯定感が下がりやすい子には
ほめる機会を増やすことが大切。
脳の凸凹も、
得意不得意の範囲も、
環境によって変わっていく。
行動に対応するのではなく、
環境を整えることが大切。
環境整備は
注意する時間が減り、好循環に向かいやすい。
無意識の行動は止められないけれど、
無意識だった習慣は変えられる。
互いにとっての「イイ」を見つける
その過程が大切で、
全ては互いをもっと知るチャンスになる。
小さなことを拾って
感謝や尊敬の言葉を忘れずに伝える。
・興味のあることを話す
・興味をもっていることを伝える
これだけで自分に関心があることがわかり、
喜びにつながる。
すぐに大きくは変えられない。
小さなことをコツコツと、少しずつが大切。
できないことに注目するのは互いにストレス。
「子どものために」が強すぎると、
何事も過剰なやりすぎ・考えすぎが増える。
「お互いに」という分かち合い精神が大切。
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人と関わる上で当たり前に大切なことですが、
もっと意識的・積極的に心がけたいことです💐
『子どもを凡人にするのは大人』
この言葉が強烈に印象に残っています。
一生懸命って考えると疲れちゃうから、
時々
一所懸命になれればいいんじゃないかな。
そんなふうに思います。
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長くなってしまったので、
環境整備編は次回のブログで✏️
mana