口呼吸のデメリット

多くの人は鼻で呼吸をしていることと思います。

口呼吸になってしまうのはどんな時でしょうか?

口で呼吸をするデメリットは、
❌唇の乾燥
❌喉の不調を起こしやすい
❌感染症リスクが高まる
❌虫歯・歯周病・口臭など口腔内に影響する
❌歯並びが悪くなる
❌口まわりのたるみやほうれい線が濃くなる
❌睡眠時無呼吸症候群になりやすい

また、口呼吸は鼻呼吸に比べて酸素の摂取量が少なくなり、脳に十分な酸素が供給されないため集中力が低下しやすくなります。

酸素が供給されない『前頭葉』は活動を休めることができず、慢性的な疲労状態に陥りやすくなります。

認知症における脳の機能低下は
『前頭葉』から始まります。

ゆえに、日常において無意識に続く口呼吸はデメリットが大きいと考えられます。

鼻水は、健康な人でも1日に1リットル以上も分泌されています。(諸説あり、1〜最大6リットルとも言われています)

そのうちの約7割は、鼻を通る空気を加湿するのに利用されます。

鼻水が取り込んだ空気に湿り気が加わることで、体内に入る空気の湿度は90%以上に高められます。

その働きは『加湿器』のようです。

鼻は、
『空気清浄機』のような役割も担っています。

空気には異物が多く含まれていますが、
鼻毛などがその異物を取り除いてくれます。

また、鼻の粘液には抗体があるため、細菌やウイルスが粘膜の細胞に付着したり侵入するのを防ぎます。

風邪やインフルエンザなどは、病原体が細胞内や粘膜で増殖することで発症します。

空気感染を防ぐためには、口呼吸ではリスクが高く、鼻呼吸をすることで感染リスクを低くすることができます。

鼻呼吸により体内に入る空気は
35度以上に温められます。

口呼吸では空気温度を高くすることができず、
冷たい空気が肺に届きます。

それは肺の免疫力を低下させ、
肺にかかる負担を大きくさせます。

空気を温かくするなんて、
まるで『エアコン』のようですね♪

鼻呼吸が苦手な人は、
以下のことを試してみてほしいです。
👇
①ホットタオルで鼻をあたためる
②脇の下を刺激する

鼻がつまる原因のひとつに、
鼻の中の粘膜の炎症があります。
炎症による鬱血は鼻の通りを悪くさせます。

鬱血の解消には、脇の下をほぐすのが有効です。
つまっている鼻と逆側の脇の下をほぐすといいです⭐︎

もしくは、つまっている鼻と逆側の脇の下が下になるように横になって寝ると、鼻詰まりが解消されやすくなります。

口呼吸は、歯並びや歯の噛み合わせ、
顎周辺の筋力低下にも影響を及ぼします。

それらは咀嚼機能を低下させ、
嚥下障害や消化障害も引き起こします。

暑い時期、高齢者は口呼吸になりがちです。

ご家族をよく見てあげてください。

いいことがほとんどない口呼吸。

吐くときは口からでもOKですが、
空気を吸い込むときは鼻から!

山頂で深呼吸をする時、口で空気を食べるように吸い込む人はいないはず。

そう!
汚染された空気を口から食べては体に毒です☠️

マスクを着用していても、
暑くても、
鼻呼吸を心がけましょう♪

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